かぎろい夫人
2015年7月30日 (木曜日)
かぎろい夫人
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デンマンさん。。。 今度は私に“かぎろい夫人”というニックネームをつけるのですか?
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いけませんかァ~?
ウザい、と言ってもデンマンさんのことですから、このままタイトルを変えないのでしょう?
かっこいいニックネームだと思いませんかァ~。。。
別に、かっこいいとは思いませんわ。
格調高い響きがこもっているのですよ。 (微笑)
そもそも、どういうわけで“かぎろい夫人”というニックネームが思い浮かんだのですか?
簡単なことですよ。。。 次のリストを見てください。
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これはDenman Blog の7月28日の「人気キーワードリスト」ですよ。。。 赤枠で囲んだキーワードに注目してください。
「柿本人麻呂 エピソード」というフレーズを入れて検索したネットサーファーがいたのですわね。
そうですよ。。。 7月28日には延べ 168のキーワードを入れて検索したネット市民がいたのだけれど、その中でも格調高いキーワードなのですよ。。。 他のキーワードを見てください。
相変わらず「床上手」関連のキーワードが多いですわねぇ~。。。
そうなのです。。。 その他のキーワードを見ると「ヌード」、「下着姿」、「エッチ。。。」、「エロい。。。」とか。。。 格調高いとは言えないキーワードが多いのですよ。
それで、「柿本人麻呂 エピソード」というフレーズを入れて検索すると、どのページがヒットするのですか?
実際に、「柿本人麻呂 エピソード」を入れてGOOGLEで検索してみましたよ。。。 その結果を見てください。
(gog50730a.png)
9,560件ヒットするのですよ。。。 その内の5番目に Denman Blog のページが出てきます。。。 その名もズバリ!『柿本人麻呂のエピソード』というのですよ。。。 クリックすると次のページが出てきます。
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このページは、『柿本人麻呂のエピソード』というTAGなのですよ。。。 つまり、“柿本人麻呂のエピソード”というタグのついた記事をすべて表示するページです。
柿本人麻呂についての たくさんのエピソードを書いた記事がズラズラと出てくるのですか?
いや。。。 現在、“柿本人麻呂のエピソード”というタグが付いた記事は一つだけです。。。 2011年6月23日に投稿した『怒りの柿本人麻呂』という記事だけです。
上のページを見ると人麿が見た「かぎろい」とは何かという語句が見えますけれど。。。、それで“かぎろい夫人”というタイトルを思いついたのですねぇ~?
さすがは、軽井沢タリアセン夫人の小百合さんですねえ~。。。 読みが鋭いですよう。。。
この程度のことならば、誰だって推測できますわァ~。。。で、“かぎろい夫人”というのは、どういう夫人のことなのですか?
だから、小百合さんのような夫人ですよ。
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こおして“かぎろい”を背景にして小百合さんが写っているのですよ。。。 格調高いでしょう!?
それだけでは説明になってませんわ。。。“かぎろい”を背景にして写真を撮ったら、女性は誰でも“かぎろい夫人”になってしまうではありませんか!
小百合さんは鋭い“ツッコミ”を入れてきますねぇ~。。。 (微笑)。。。 実は、その説明は『怒りの柿本人麻呂』の中に出てくるのですよ。。。 小百合さんも知っているように柿本人麻呂が詠んだ次の和歌は、たいてい次のように解釈されているのです。
野に炎(かぎろひ)の
立つ見えて
かへり見すれば
月傾(かたぶ)きぬ
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曙(あけぼの)の光が
さしそめるのが見えて
西を振りかえると
月が傾いて
淡い光をたたえている
もしこれが、柿本人麻呂が詠んだ和歌の本当の意味だとしたら、『万葉集』に入れるだけの価値がないですよ。。。 これだけの意味なら、誰だって詠める和歌です。。。 だから、僕が初めてこの和歌の解釈を読んだとき、「この和歌のどこがそれほどいいの?」と“ツッコミ”を入れたくなりましたよ。
デンマンさんは、上の和歌の隠された意味を理解していると言うのですねぇ~?
そうですよ。。 だから、『怒りの柿本人麻呂』という記事を書いたわけですよ。。。 実は次のような意味があるのです。

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実にきれいな日の出です。
この太陽が天照大神(あまてらすおおみかみ)のシンボルです。
そしてまた女帝・持統天皇のシンボルでもある。
どうして。。。?
あなたは、きっとそう思うでしょうね。
天孫降臨(てんそんこうりん)は、天照大神(あまてらすおおみかみ)の孫である瓊瓊杵尊(邇邇藝命・ににぎ)が、葦原中国平定を受けて、葦原中国の統治のために降臨したという日本神話の説話です。
なぜ、この説話を持ち出してきたのか?と言えば、持統天皇がちょうど同じようにして孫に皇位を継がせている。
その事を正当化するために「天孫降臨」を『古事記』や『日本書紀』に書かせたことも十分に考えられます。
政治家としての持統天皇は、天武天皇から我が子の草壁皇子、そして孫の珂瑠(軽)皇子(かるのみこ)に皇位を伝えることに拘(こだわ)った。
持統天皇は草壁皇子が天武天皇の後を嗣(つ)ぐことを望み、夫に働きかけて草壁皇子を皇太子に就け、夫の死後に草壁皇子のライバルであった大津皇子を陰謀によって排除した。
天武天皇の葬礼が終わったあとに草壁皇子を即位させるつもりだった。
しかし、その実現前に皇子が死んだために、やむなく自分が即位して孫の珂瑠皇子が文武(もんむ)天皇として皇位につくまでの時間稼ぎをした。
系図で見ると次のようになります。
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つまり、珂瑠(軽)皇子が文武(もんむ)天皇として輝く。
それが上の日の出の光景です。
でも、「壬申の乱」を見れば、誰でも高市皇子の活躍を無視するわけにはゆかない。
だから、天武天皇の長男であり、実力もナンバーワンの高市皇子が次期天皇になるのが当然だと思った人が居たとしても不思議じゃない!
その一人が柿本人麻呂だった。
高市皇子が次期天皇になるように支援し協力したのです。
だから持統天皇に睨(にら)まれて左遷されてしまった。
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「かぎろい」とは太陽が昇る前の上のような光景です。
その上に橙色や黄色の帯がつづく。 光の帯はみるみる発達して、その幅も明るさも増し、さらに空気が澄んでいるときには、東の空高く、のし上がるように高度にして50°ぐらいにもおよぶ明るい大きな円形の発光が見えることがある。 その色は透明な赤橙色ないしはサーモン・ピンクで、まさに「炎」ないしは「炎が立つ」というのはこういう光景を指すのではないかと思われる。
「かぎろい」の歌には、火のようにゆれた燃え輝くものに直面したときに湧きいでる歓喜の心情が率直に歌われていると思う。 日の出前40分ころの東の空で一瞬一瞬にあらわれる劇的な変化こそ、それにこたえうるものと思う。
(注: 赤字はデンマンが強調)
19ページ 『空の色と光の図鑑』
著者: 斉藤文一・武田康男
2002年8月1日 第8刷発行
発行所: 株式会社 草思社
火のように揺れ、
燃え輝いている「かぎろい」こそ、
人麻呂の眼には、
持統天皇の野心と陰謀に映る。
当然、人麻呂はムカついているのです。
そして、西を振りかえると月が傾いて淡い光をたたえている。
つまり、高市皇子が次期天皇になるという望みは完全に絶たれてしまった。
やがて沈んでしまう月のように。。。
要するに歌の意味は次のようになるのですよ。
野に炎(かぎろひ)の
立つ見えて
かへり見すれば
月傾(かたぶ)きぬ
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持統天皇の野心と陰謀は
ついに、ここまで剥(む)き出しにされ
大津皇子は自殺に追いやられてしまった。
この分では高市皇子が皇位につくこともあるまい。
命を永らえることさえ危(あや)ういのだ。
高市皇子の運命は、今、まさに沈もうとする
月のようではないか…。
『怒りの柿本人麻呂』より
(2011年6月23日)
でも、この説明では、“かぎろい夫人”というのは、持統天皇のように“野心に燃え 陰謀をめぐらすヤ~らしい夫人”ということになってしまうではありませんかア!
あのねぇ~、小百合さん。。。 そのように感情的にならずに落ち着いて聞いてください。。。 実は、一昨日(7月28日)、バンクーバー市立図書館で DVD を借りて GOOGLE の映画を見たのですよ。
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ネットで調べたらYouTube にビデオクリップがアップロードされていました。。。 だから、すぐ上に貼り付けました。。。 小百合さんもぜひ観てください。
でも、日本語の字幕が付いてないではありませんか!
あのねぇ~。。。 人が出てきたり、絵が出てきたり、スクリーンの画面が出てくるから、英語が解らなくても、だいたい理解できますよ。
。。。で、どうして GOOGLE を持ち出してきたのですか?
次の検索結果を見てください。
どちらも「軽井沢タリアセン夫人」を入れて検索した結果です。 上の検索は2014年4月29日に検索したものです。 下の検索は2015年7月29日に検索したものです。 2つの検索結果を比べてみてください。
2014年4月29日の検索結果では 5,050件ヒットしてますね。。。 それに対して今年の7月29日では 16,300件ヒットしているのですわねぇ~。。。
そうですよ。。。 3倍以上にヒット数が上昇しているのですよ。
だから、どうだと言うのですか?
あのねぇ~、上のYouTube のビデオクリップを見ても解る通り、“日の出の勢い”でGOOGLEにアクセスするネット市民の皆さんが増えているのですよ。。。 それと同じように「軽井沢タリアセン夫人」の存在感も 1年で3倍以上に大きくなっているのですよ。。。 つまり、“日の出の勢い”の“かぎろい夫人”になっていると言うわけですよ!
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ですってぇ~。。。
実は、あたくしの人気も“日の出の勢い”で上昇中なのでござ~♪~ますわ。
あなたは、信じられないでしょう?!
じゃあ、次の検索結果を見てくださいましなァ~。。。
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あたくしの熱烈なファンが上のようにして検索したのですう。
ご覧のようにトップに、あたくしの「卑弥子さんの下着姿」が出てくるのですわよう。
うふふふふふ。。。
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この写真いかがでしょうか?
けっこうイケテルと思いませんかァ~♪~?
ええっ。。。? やっぱり、小百合さんの「おばさんパンツ姿」の方がいいのでござ~ますか?
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んもおおおォ~。。。
そのような事を言わないでくださいましなァ~。
ところで、どうして小百合さんが「軽井沢タリアセン夫人」と呼ばれるのか?
あなたは ご存知でござ~♪~ますかァ?
実は簡単な事なのですわよう。
小百合さんは軽井沢に別荘を持ったのですわ。
小さな頃から軽井沢に住むことが夢だったのですってぇ~。。。
分からない事ではござ~ませんわァ。
そもそも小百合さんが軽井沢に興味を持ったのは、朝吹登水子のエッセーなどを読んだことがきっかけだったとか。。。
現在、朝吹登水子の山荘、睡鳩荘(すいきゅうそう)は軽井沢タリアセンに移築されて公開されています。
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それで、小百合さんは軽井沢タリアセンを訪れては睡鳩荘に足を運んで少女の頃の事を思い出すのが楽しみなんですってよ。
そういう訳で、デンマンさんが小百合さんのことを「軽井沢タリアセン夫人」と呼ぶようになったのですわ。
軽井沢・雲場池の紅葉
軽井沢のイルミネーション
秋の旧軽井沢銀座ぶらり散歩
とにかく、明日もデンマンさんが興味深い記事を書くと思いますわ。
だから、あなたも、お暇なら、また読みに戻ってきてくださいまし。
じゃあねぇ~~。
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メチャ面白い、
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