ジャンボのエンジン全部停止!


  
  
2012年5月16日 (水曜日)
  

ジャンボのエンジン全部停止!
 
 

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起こるべくして起こった事故


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1985年8月12日、ジャンボ機の御巣鷹山墜落事故—。
恩地は、社の救援隊の一員として現地入りし、遺族のお世話係、次いで大阪のご遺族相談室で補償交渉の任に当たることになる。

『沈まぬ太陽』の中でも、「御巣鷹山編」執筆にあたっての取材は特に厳しいものでした。
 …
取材に応じてくださったご遺族から、離断された無残な遺体、遺体確認の地獄の苦しみ、癒すことのできない喪失感、さらには電卓で生命の代償を算出される補償交渉の実際をうかがうにつけ、御巣鷹山事故をこのまま風化させてはならない、事故の真相を書き留めて、亡くなられた520名の声なき声に報いるべきだという思いを深くしました。
 …
苦しい取材、そしてその後の執筆の過程で、もうこれ以上はと、幾度か挫折しそうになりました。
そのたびに私を踏みとどまらせて下さったのは、亡き河口博次氏の遺書でした。
当時、新聞などで大きく取り上げられ、覚えている方も多いでしょう。
墜落していく飛行機の中、手帳に走り書きされた「マリコ 津慶(つよし) 知代子 どうか仲良く がんばって ママをたすけて下さい……本当に残念だ きっと助かるまい……まわりながら 急速に降下中だ」という、家族へ当てたメッセージです。

私はどうしても河口氏その人の筆跡をじかに見せて戴き、氏の魂に触れされて戴きたかった。

開かれた頁を眼にして息が止まりました。
飛行機の激しい揺れにともない、文字がギギギ、ギギギと右上がりになったり、左下がりに振れながら、懸命な筆力で綴られている。
そして最後の、

本当に今迄は幸せな 人生だった と感謝している

という文章を読み終えたとき、耐えていた涙が止まりませんでした。
死に臨んだ最後という瞬間に、何という家族に対する限りない愛情と人間の尊厳に満ちた言葉でしょうか。
 …
思えば御巣鷹山事故は起こるべくして起こった事故でした。
過去に何度も人命を失う事故を起こしながら、真摯な原因追及を行わないばかりか、歴代トップの誰一人も責任を取ることなく来たこと自体が、モラルの低下に繋がっていったのです。

恩地をして「遺族のお世話・補償交渉に当たる人間は、定年前の窓際族の社員より、会社の役員や将来を担う人材が事故の凄惨さ、遺族の無間地獄を直視してこそ、補償係の立場を理解してこそ、誠意ある補償と安全に対する心構えが出来る—」と独白させていますが、これは私自身の気持ちでもあります。
しかしこの国民航空はトップが不承不承、辞任したのみで、大切な機会を逃してしまうのです。
組織の堕落ここに極まれりという他はありません。

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)


174-177ページ
『作家の使命 私の戦後』
著者:山崎豊子
2009年10月30日 第1刷発行
発行所: 株式会社 新潮社

ケイトー。。。、タイトルの「ジャンボのエンジン全部停止!」というのは御巣鷹山事故の時のことなのォ~?

いや。。。御巣鷹山事故でもジャンボの4つのエンジンが止まったかもしれないけれど、僕は御巣鷹山事故のことで、そのように書いたわけではないのですよ。 

じゃあ、他の事故のことなの?

そうです。 他の飛行機事故ですよ。 シルヴィーが死にそうになったという飛行機事故ですよ。

あらっ。。。今日はその事故のことを私に話させるの?

いけませんか?

私は命が助かったから別にかまわないけれど、御巣鷹山事故の遺族の方が読んだら、嫌な思いを味わうのじゃないかしら?

あのねぇ~、御巣鷹山事故のような飛行機事故が2度と起こらないようにするためにも、シルヴィーの経験談をもう一度話して欲しいのですよ。

私は怪我(けが)もなく助かったから話す気になれるけれど、ああいう経験は2度としたくないわね。 御巣鷹山事故は1985年の8月だけれど、私が遭遇した事故は、その3年前の1982年の6月よ。 当時、私の妹のマリアがマレーシアのクアラルンプールに住んでいる叔母と一緒に暮らしていたの。

シルヴィーは確かラトビアのリガ市に住んでいたんだよね。 小学校の先生をしていたと聞いた覚えがあるよ。

そうなのよ。 ラトビアのリガ市に住んでいた姉夫婦の家に同居しながら小学校の先生をしていたのよ。 でも、その姉夫婦がオーストラリアに移住することになったの?

シドニー? それともメルボルン?

いいえ。。。西海岸の方のパース(Perth)よ。

シルヴィーもオーストラリアに移住することになったの?

違うのよ。。。、私は1986年に古巣のカナダに戻ることになるのだけれど、それまでリガ市の友達とアパートをシェアしていたの。

じゃあ、1982年当時、まだリガ市で小学校の先生をしていたんだ?

そうなのよ。 5月下旬に休暇をとってクアラルンプールの妹と一緒に姉夫婦の住んでいたパースに行こうということになったの。

それでクアラルンプールへ行ったわけ?

そうよ。。。叔母の家で再会を果たしてから6月になってパースに向かったの。 ブリティッシュ・エアウェイ(British Airway)のジャンボジェエトに乗ったのよ。 機内はそれほど混んでなくて快適な空の旅になるはずだったわ。 ところが、クアラルンプールを立ってから1時間もしないうちに恐怖のどん底にたたき下ろされたの。

御巣鷹山事故のようにジャンボが回りながら落ちていったわけ?

いいえ。。。機体が不安定に回転して、ノートに文字が書けなくなるほどではなかった。 意外に乗客は静かだったのを覚えているわ。 もう夜だったし、機内は薄暗かったからかもしれないわ。 でも、内心では死に逝く我が身を考えながら気持ちが動転していることだけは確かだったわ。

ジャンボのエンジン4基がすべて止まったという機長のアナウンスがあった時は機内はどうだったの?

どう理解していいのか戸惑っているというのが本音よね。 一人だけ泣き出した女性が居たけれど、その人が乗客240人を代表して泣いているようなところがあって、他の乗客は意外に静かだったのよ。 と言うよりも、ほとんどの人が死に直面して、どう考えていいのか呆然として、もう内心では気持ちが動転していたのだと思うわ。 涙も声も出なかったと言うのが本音よね。

でも、恐怖のどん底に落とされたような気分だったんでしょう?

そうよ。 私と妹はしっかりと手を握り合っていたわ。 1基でもエンジンが動いていれば助かると聞いていたけれど、4期すべてのエンジンが止まったら、もう駄目よね。 後で知ったことだけど、その時ジャンボは 11、500メートルの高度を飛んでいたらしいのよ。 4期のエンジンが止まってから16分の間に 7、500メートルも落ちたのよ。 飛んでいた高度の半分以上も落ちたわけよね。

そのときの気分は。。。?

高速のエレベーターに乗って落ちてゆくような感じよ。 私は気持ちが動転したと同時に貧血を起こしていたと思うわ。 顔が冷たくなって、体全体がスーと水の底に引き込まれるような恐怖を感じて。。。、

機長は4基すべてのエンジンが止まった原因は何だと言ったの?

そんな説明はなかったわ。 「緊急事態が発生して目下懸命に1基でもエンジンが始動するように全力を尽くしています。 シートベルトを着用して以後はフライトアテンダントの指示に従って欲しい」と言うようなアナウンスが流れたわ。

キャーとかギャーとか言う声は起こらなかったの?

一人の女性の泣き声が聞こえていたけれど、他の乗客は意外に静かだったのよ。 飛行機が高度を下げていたので気圧の関係から耳がおかしくなっていたのかもね。 とにかく、奇妙に静かだったわ。 でも、私の気持ちは動転していたのねぇ。 なぜなら不安や恐怖を体はしっかり感じ取っていたのよ。

どういうこと。。。?

ジャンボが高度をグングン下げている時、私は気づかなかったのだけれど、失禁していたのよ。

失禁ってぇ。。。おもらし。。。お漏らし?

そうなのよ。。。ケイトーがときたま谷岡ヤスジさんのマンガを貼りつけるでしょう!?

このマンガを見ると私は、いつもあの事故の時の失禁した時の事がオツムに思い浮かんでくるのよ。 男の人は、めちゃセクシーな女性に出会うと無意識に鼻血が出てくるのかもしれないわね。 ちょうど、受け入れることができないような恐怖に出遭うと、人間ってぇ、おしっこを漏らしてしまうように。。。上のマンガを初めて見た時、ばかばかしいと思いながらも、そういうことなのねと、自分のお漏らしの経験から、悟ったのよ。 うふふふふ。。。

。。。で、4基のエンジンが止まってから16分後にエンジンが始動したわけ?

もちろん、どういうことになったのか? 乗客は全く解らなかったと思うわ。 16分と言えば、それほど長い時間じゃないけれど、私はもっと長かったような気がするのよ。 30分。。。いえ。。。1時間ぐらいかな? 時間的な感覚と言うよりも、恐怖の中にすっぽり包み込まれて、時間は流れていなかったような感じよね。 死ぬと言うことは冷たい水の底に引き込まれていって、自分の体が小さく小さくなって。。。やがては消滅してゆくのかな?。。。朧(おぼろ)な意識の中で、そのようなことを感じていたわ。。。気を失おうとしていたようなのよ。。。それから、ふと気づいたら機内が明るくなって、エンジンの音が聞こえてきたの。 

それで。。。?

「ねえ~。。。シルヴィー。。。どうやら助かったようよ。。。」 妹のマリアが涙を眼にいっぱい溜めながら私の顔を覗き込んだのよ。 それからだわ。 急に泣き出す人が、あちこちに現れたのよ。 嬉し涙よね。 死に逝く恐怖から開放されて嬉し涙がこみ上げて自然に泣き出してしまったのでしょうね。 とにかく、誰も怪我(けが)がなく無事だったのよ。 まるで、悪夢よね。 悪夢から平常に戻ったのよ。

。。。んで、原因が判ったのは。。。?

それから1ヶ月ぐらいしてからだわ。 インドネシアのジャワ島にある標高2,168メートルのガルングン山(Mount Galunggung)が大爆発を起こしたと知ったのよ。 


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ガルングン山(Mount Galunggung)の噴火

もちろん、当時、乗客も機長もその事を知らないのよ。 運が悪く、ジャンボ機が大爆発の上空を飛んでいたのよ。 風下を飛んでいる時にエンジンが火山の大爆発の噴煙・粉塵・火山灰を吸い込んだために一時的に4基が止まってしまったの。 判ってしまえば原因は簡単なことなんだけれど、当時の機長やクルーは原因不明のエンジンストップに、重大な責任を感じたでしょうね。 乗客の私たちよりも精神的なストレスを20年分ぐらい感じたと思うわ。

それで無事にパースに着いたの?

いいえ、インドネシアのジャカルタ空港に緊急着陸したのよ。 パースに向かったのはそれからだわ。

全員無事でよかったね。

ホントよね。 今でも、時々その時の夢を見るわよ。 あの事故は全くの悪夢だったわ。 でも、御巣鷹山の悲惨な事故を知ると、あの事故に遭った乗客はマジでラッキーだったと思うわ。

あのねぇ~。。。人為的なものが全く加わっていなかったからですよ。 つまり、大爆発も自然界の出来事ならば、ジャンボ機のエンジンが止まって16分間降下している間に、風圧の関係でエンジンに吸い込まれていた火山灰や粉塵が吹き飛ばされて、エンジンがまた動き出した。 それも自然界のなした業(わざ)ですよ。 つまり、自然界に身を置いた場合には、すべてを自然界に任せておけばうまくゆくのですよ。 人間が下手に手を加えると悲劇を生む。

例えば。。。?

例えば、車や工場から吐き出す二酸化炭素が温室効果を生み出す。 人間がやらかしたことですよ。 それが地球温暖化の原因になった。 そのために、大きなハリケーン・カトリーナを生み出して人間に大きな被害をもたらす。 つまり、「天に唾する者は、その唾を自ら受けねばならない」と言う宿命ですよ。

御巣鷹山の悲惨な事故は人為的なものだったとケイトーは言うの?

その通りですよ。 山崎豊子さんも次のように書いている。

思えば御巣鷹山事故は起こるべくして起こった事故でした。
過去に何度も人命を失う事故を起こしながら、真摯な原因追及を行わないばかりか、歴代トップの誰一人も責任を取ることなく来たこと自体が、モラルの低下に繋がっていったのです。
 …
しかしこの国民航空はトップが不承不承、辞任したのみで、大切な機会を逃してしまうのです。
組織の堕落ここに極まれりという他はありません。

つまり、日本航空は過去に何度も人命を失う事故を起こしながら、真摯な原因追及を行わなかったと。。。?

その通りですよ。 『腐った翼』には次のように書いてある。

日本航空社内の犯行


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あまりに衝撃的だった1985年8月の御巣鷹山事故以来、JALに対する世間の目は常に安全性に注がれてきた。
その信頼が再び揺らぐのが、1998年4月に兼子体制が発足してからだ。
顧みれば、すでに2年目からその安全性に疑問符がついてきたのである。

はじめは2000年8月、羽田整備工場で発覚した航空機配電線切断事件だ。
B747型ジャンボ機の整備を終え、機内の構造部にある電気系統の最終チェックをしていた最中、途切れた電気配線が発見される。
しかも、それは古くなって切れたものではなく、何者かによって故意に切断されていたのである。

事態を深刻に見たJALでは、社内に調査チームを設けた。
専門知識と能力を備えた社内の犯行である可能性が高い
結果はそう結論される。
前代未聞の航空機配電線切断事件といえた。
そのせいで、JALは、飛行機の格納庫に監視カメラを設置し、24時間の監視体制を敷くようになる。
しかし犯人は見つからない。
おまけに、その後も整備に関する事件は続いた。

次は2003年3月、B747型機体についた意図的なヘコミが判明する。
さらに2004年2月には、B767型機の貨物室ドアの電気ケーブルが切られていた。
これも人為的な切断だと認定されたが、結果的には犯人を特定するにいたらない。
折りしもこの間、兼子率いるJALは、JASとの統合と言う大事業に追われた。
そこに不祥事が紛れ込んだ。
そのため世間ではさほどクローズアップされなかった。

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリより)


104ページ 『腐った翼』
著者: 森 功
2010年7月10日 第2刷発行
発行所: 株式会社 幻冬舎

でも、上の不祥事は、どれも御巣鷹山事故のあとに起きたのだわ。

あのねぇ~、日本航空の体質は御巣鷹山事故の前も後もほとんど変わっていないのですよ。 その事については山崎豊子さんも次のように書いている。

良心を失いつつある日本

関連会社の放漫経営によって、国民航空本体をも揺るがしかねない事態が発生し、恩地は会長の特命でニューヨークへ調査に出張する。
そこで関連会社のホテル買収に当たって、買値がアメリカ側の公の会計報告書より9億円もの水増しがあることを発見する。

愕然として帰国の途に着く前の僅かな時間、恩地はブロンクス動物園に立ち寄り、類人猿舎の中の「鏡の間」の前にたつ。
折の向こうに鏡が嵌(は)められ、自身の姿が映る。
その鏡の上には「この地球上でもっとも危険で、獰猛な動物は鏡に映っている人間である」と記されている。
この警句は、520名の犠牲者を出して、なお反省のない内国民航空社内の魑魅魍魎(ちみもうりょう)そのものを指しています。

本社でもドルの10年先物予約によって、膨大な損失が国会で野党議員に糾弾されるや、与党政治家に働きかけ、遂に“閣議決定”によって、「その経営責任」を問わずとして幕引きされ、闇に葬り去られると同時に、国見は突如、更迭される。
いやしくも一国の最高意思決定機関である閣議で、半官半民企業とはいえ、深刻な経営問題を政治決着してしまうとは、なんと言う企業倫理の欠如であり、事故に対する贖罪の意識の希薄さでしょうか。
でもこれは、小説の中だけのことではないのです。

かつて小説『不毛地帯』で経済の繁栄と共に、良心を失いつつある日本の精神的不毛をテーマにしましたが、それから20年経った現在も、何ら変わっていないことに不気味な恐ろしさを覚えます。

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)


178-179ページ
『作家の使命 私の戦後』
著者:山崎豊子
2009年10月30日 第1刷発行
発行所: 株式会社 新潮社

つまり、御巣鷹山事故はまた起こるかもしれないとケイトーは言うの?

その可能性は大いにありますよ。 政府が日本航空の尻拭いをしてやっている。 つまり、日本航空のトップは反省していないし、政府のお偉方も日本航空のトップとグルになっている構図が見えてくる。 たまたま昨日、バンクーバー図書館から借りてきた本を読んでいたら次のようなことも書いてあった。

賞賛される日本人、批判される日本政府

3万人近い死者・行方不明者—これだけの惨事のなか唯一の光明は、われわれ日本人が世界中から賞賛される素晴らしい民であると言う事実に改めて気づくことができたことであろう。
身を犠牲にして人々を津波から守ろうとした勇者たち、そして忍耐強く秩序を守り、自力で立ち上がろうとする人々、苦しい中でも思いやりと助け合いの心を行動で示す被災者たち……。
世界のメディアが賞賛し、世界中に共感と支援の輪が広がった。
涙が出るほど嬉しいことだった。

他方、地震後の日本政府の対応には世界中から非難の声が集中した。
日本政府を賞賛する論評は、残念ながら、私は見たことがない。
原発事故対応を含め、日本のメディアが政府批判を抑えるなか、海外の論調は総じて厳しかった。

 (中略)

福島原発の事故処理を見て、優秀なはずの官僚がいかにそうではないか明白になった。
いや、無能にさえ見えた。
専門性のない官僚が、最も専門性が要求される分野で規制を実施している恐ろしさ。
安全神話に安住し、自らの無謬性を信じて疑わない官僚の愚かさ。
想定外を連呼していたが、すべて過去に指摘を受けていた。
それに耳を貸さなかっただけ。


原子力村と言う閉鎖空間にどっぷりとつかってガラパゴス化した産官学連合体も恐ろしい。
しかし、これらの問題は、決して今日に始まったことではない。
何十年間と言う歳月をかけて築かれた日本の構造問題そのものである。
未曾有の危機だから、それが極めて分かりやすいかたちで、国民の目の前に晒されたに過ぎない。
「日本中枢の崩壊」の一つの縮図が、この危機に際して現れた、そういって良いだろう。


22-23ページ、37ページ
『日本中枢の崩壊』
著者:古賀茂明
2011年6月30日 第5刷発行
発行所: 株式会社 講談社

つまり、ここまで考えてくるとね、あの御巣鷹山事故がきわめて人為的ななものであったことが実によく判る。

つまり、誰かが事故の種をまいたと。。。?

そうですよ。


(jumbo02.jpg)

B747型ジャンボ機の整備を終え、機内の構造部にある電気系統の最終チェックをしていた最中、途切れた電気配線が発見される。
しかも、それは古くなって切れたものではなく、何者かによって故意に切断されていたのである。

一度あることは2度あると昔の人は言いましたからね。 それを日本航空のトップと日本政府のお偉方が尻拭いした構図が見えてきますよ。

大企業のトップの体質と、日本政府のお偉方の体質は昔も今も変わっていないということなのォ~?

その通りですよ。 東日本大震災の日本政府の対応と福島原発の事故処理をバンクーバーから眺めていて僕もつくづく、そう思いましたよ。

一人一人の日本人は賞賛されるのに、日本の政治家たちはどうして批判されるのでしょうね?

政府に入った人間は政治屋になり切ってしまうからですよ。 右を向いても左を向いても、自分の事しか考えない政治屋ばかり。。。そのような中にいれば、神様でない限り、悪い考え方に染まってゆくものですよ。 日本には次のような諺があるのですよ。

朱に交われば赤くなる

英語にも似たような諺があるわよ。

One rotten apple spoils the barrel.

なるほどォ~。。。樽に入ったリンゴが一つ腐ると、やがて樽に入っているすべてのリンゴが駄目になるってしまうと。。。なるほどォ~。。。つうことわああァ~。。。日本の国会議事堂に入ると、良い日本人も腐った政治家になってしまうと言うことだねぇ。。。 うへへへへへ。。。

【卑弥子の独り言】

ですってぇ~。。。
御巣鷹山のあの事故は電気配線が故意に切断されて起きたのでしょうか?
確かに1度あることは2度あると申しますわ。
それを日本航空のトップと日本政府がもみ消したと言うことでしょうか?

あたくしたち素直な日本人は、事故の原因をあいまいにされた形で「つんぼ桟敷」に追いやられたと言うことなのでござ~♪~ましょうか?
もちろん、日本航空の整備士さんたちは真面目で仕事熱心な方が多いと信じます。
でも、「あとでもみ消してやる」と言うトップの人間の差し金で働く悪い奴がやれば、電気配線を切断することなど簡単なことです。
だから、犯人が見つからないのですわ。
あたくしは、そう思います。
あなたは、どう思いますか?

ところで、シルヴィーさんのことをもっと知りたかったら次の記事を読んでくださいね。

『シルヴィー物語(2011年4月27日)』

『波乱の半生(2011年4月29日)』

『シルヴィーとネット革命(2011年5月6日)』

『シルヴィーとデヴィ夫人(2011年5月30日)』

『シルヴィーとケネディ夫人(2011年6月15日)』

『バンクーバー暴動と平和(2011年6月25日)』

『ビルマからの手紙(2011年7月3日)』

『ブッシュの戦争(2011年7月7日)』

『国際的愚か者(2011年7月11日)』

『あばたもえくぼ(2011年7月14日)』

『あなたも国際市民(2011年7月18日)』

『リビエラ夫人のハンバーグ(2011年7月22日)』

『芸術とブルックリン(2011年7月26日)』

『思い出のパリ(2011年7月30日)』

『海外志向とおばさんパンツ(2011年8月5日)』

『地球の平和(2011年8月9日)』

『愚かな写真狩り(2011年8月13日)』

『死の写真狩り(2011年8月17日)』

『キモい写真狩り(2011年8月21日)』

『生パンツと床上手(2011年8月25日)』

『ヌードと写真狩り(2011年8月29日)』

『あなたの平和と幸福(2011年9月2日)』

『あなたの平和な日々(2011年9月7日)』

『奈良の鹿と憲法9条(2011年9月11日)』

『文は人なり(2011年9月15日)』

『キモい戦争(2011年9月19日)』

『バカの歴史(2011年9月23日)』

『ムカつく検査(2011年11月1日)』

『アッシジからの平和(2011年11月5日)』

『中国からの怪電話(2011年11月9日)』

『気になる英単語(2011年11月18日)』

『戦争を知らないの?(2011年11月23日)』

『熟女ヌードとデンマン(2011年11月29日)』

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『ねえ、ねえ、ねえ見て(2011年12月10日)』

『URL スパマー(2011年12月20日)』

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『チョコレートと世界銀行(2012年2月10日)』

『チョコレートと甘い権力(2012年2月22日)』

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『CIAの黒い手(2012年3月12日)』

『平和が一番(2012年3月29日)』

『オツムの中の英語(2012年4月17日)』

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とにかく次回も面白くなりそうですわ。
あなたも読みに戻ってきてくださいまし。
じゃあ、また。。。

ィ~ハァ~♪~!

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