続・共感脳の話


 
2011年6月26日 (日曜日)
 
 
続・共感脳の話
 
 

中村哲医師とブッシュ大統領は

どちらもバプテスト派のクリスチャン

中村: これは私の、アフガニスタンだけの体験かもしれませんけれども、イスラム主義者だとか、過激なイスラム論者だとかいう人ほど、私の言うことをよくわかってくれるんですね。 妙に世俗化するよりも、かえってその教えを忠実に守ろうとしている人のほうが……。

澤地: 原理をきちんと知っている人のほうが、わかりあえるんですね。

中村: だからよく、キリスト教会のほうから、イスラム教徒と接して、最近はモスクまでつくっているので、「矛盾はないのか」と言われるけど、矛盾はありません。 それよりも、ブッシュ大統領–私と同じ宗派ですけれども–のしていることは、とんでもない話です。 聖書には、「報復するな」ということは書いてあっても、「報復爆撃をして何万人も殺せ」なんてことは書いてない。 「十字軍」というぶっそうな言葉を言っていました。

 (中略)

澤地: やっぱり、9.11以後のブッシュ大統領の選択は、ひどい間違いですね。 その前に、ソ連の敗退というお手本があった。 アフガン人の抵抗の前に、約十年後、撤退せざるを得なかったのですから。 9.11以後のアメリカはひどすぎます。

中村: ブッシュ大統領の間違いというよりは、犯罪的ですね。 人道的に見て、非常に犯罪的ですよ。 とりあえずアメリカ国民の怒りを鎮めるためにやったとしか、思いようがないです。 資源が目的で入っていくというなら、悪いにしてもわかりやすいじゃないですか。 単に復讐心を満足させるために、正義ドラマとしてやったのなら、ブッシュは死刑に値します。

澤地: それに付随して、ただちに「お味方する」といった国の総理大臣や、その国はどうなるんですかね。

中村: さらに、さらに、最低です。

澤地: まったく悪いです。

中村: 日本人が戦慄すべきは、そういった戦争状態に、たいした議論もなく日本が関与することで、昔の戦争のイメージを美化したり、カッコいいと言ったりね。 それが、奴隷根性と結びついてやられるというのは、見ていて非常に情けない気がします。

(注: 赤字はデンマンが強調)


63ページ、127 – 128ページ
『アフガンとの約束』
著者: 澤地久枝・中村哲
2010年4月15日 第7刷発行
発行所: 株式会社 岩波書店

澤地久枝: 私の提言・命の水路

http://www.dailymotion.com/embed/video/xcs1im
澤地久枝:私の提言・命の水路 by LunaticEclipseAfghanistan

中村哲 (医師)

1946年9月15日生まれ。
福岡県福岡市出身の日本の医師。
ペシャワール会医療サービス(PMS)総院長。西南学院中学校、福岡県立福岡高等学校、九州大学医学部卒業。

国内病院勤務ののち、1984年、パキスタン北西辺境州の州都ペシャワールに赴任。
以来、20年以上にわたってハンセン病を中心とする医療活動に従事。登山と昆虫採集が趣味。
パキスタン・アフガニスタン地域で長く活動してきたが、パキスタン国内では政府の圧力で活動の継続が困難になったとして、今後はアフガニスタンに現地拠点を移して活動を続ける意思を示している。

作家の火野葦平は母方の叔父(妹が中村の母)。
外祖父で若松において港湾荷役業を営んでいた玉井金五郎が映画『花と竜』のモデルとなったことで周囲から玉井家が別の社会の人と誤解され中村も迷惑を被ったとしている。
また、福岡高校の同期に原尞がいる。
自身はキリスト教プロテスタント系バプテスト派のクリスチャンであるが、現地の人々の信仰や価値観に最大限の敬意を表しながら活動を続けている。

2003年マグサイサイ賞受賞。
2004年には、皇居に招かれ今上天皇・皇后と紀宮清子内親王へアフガニスタンの現況報告を行った。
2008年には参議院外交防衛委員会で、参考人としてアフガニスタン情勢を語っている。

(注: 赤字はデンマンが強調
写真とイラストはデンマン・ライブラリーより)


出典:
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

デンマンさん。。。あんさんは冒頭の文章を引用して日本国の総理大臣と日本の国民を馬鹿にしやはるのォ~?

いや。。。わては日本国の総理大臣と日本の国民を馬鹿にしてへんでぇ~。。。

そやけど、上の文章を読めば、それ以外に考えられしまへんがな。

つまり、めれちゃんも馬鹿にされたような気がするのか?

いいや。。。わたしは善良な日本国民の一人やさかいに、あんさんに馬鹿にされているという気はせんかった。 そやけど、上の文章を読まされた日本国民は、まず間違いなく自分が馬鹿にされたと感じますやん。

わては、そうは思わんでぇ~。。。

どうして。。。?

めれちゃんと同じように、たいていの人は自分が善良な日本国民の一人やと信じてるねん。

でも、実際には愚かな事を考えてブッシュ前大統領のように戦争に賛成していると、あんさんは言わはるのォ~?

いや。。。わては断定しておらへんでぇ~。。。でもなァ、わてのこれまでの経験から、そないに思えるのやがなァ。

あんさんは、自分がまるで日本国民の一人やないように言うてるやん。

わては日本国民の一人である前に、世界市民の一人やねん。 つまり、国際人の一人やと思うておるねん。

ちゃいますやろう。。。?

何がちゃうねん。

あんさんやったら、国際人である前に、まず宇宙人か? それとも火星人でおますのやろう? (爆笑)

めれちゃんはユーモアのセンスがあるなァ~。。。うしししし。。。

。。。で、あんさんは何が言いたいねん。

あのなァ~、以前、ジョージ・W・ブッシュ前大統領は「尊敬する政治哲学者は誰ですか」と問われて、「イエス・キリストです」と答えた有名なエピソードがあるねん。

そやから、どうやと言うの?

中村先生もジョージ・W・ブッシュ前大統領もクリスチャンやがなァ。 それなのに、中村先生は人の命を助け、ジョージ・W・ブッシュ前大統領はイラク戦争やアフガニスタン戦争を始めて報復爆撃をしおった。

要するに、ジョージ・W・ブッシュ前大統領は大好きな哲学者の教えを守っておらへんと、あんさんは言わはるの?

いや。。。キリストさんの教えを守っていない人はジョージ・W・ブッシュ前大統領だけではあらへん。

それで、あんさんはジョージ・W・ブッシュ前大統領にどうして欲しいと思うてるん?

ああしろ、こうしろ、と言うつもりはあらへん。 ただ、もっと人間らしく振るもうて欲しいねん。

人間らしくってぇ、具体的にはどういうことやの?

そやから、アフガニスタンで爆撃を受ける人の悲惨な気持ちに共感することやがなァ。 難しい哲学者の本など別に読まなくてもええねん。 めれちゃんにも、わてにも、そしてジョージ・W・ブッシュ前大統領にも共感する心があるねん。

心の場所

相手の悲しみや苦しみに共感できたとき、人は「それほど悲しいのなら」「そんなにも苦しいのなら」と自分の感情を抑えて相手に譲るのです。
「共感」とは、共に感じると書きますが、もっとかみ砕いて言えば、「読みとった相手の感情を自分も感じる」ということです。
感情を抑えるのは理性ですが、実はその理性を働かせるのは、共感という感情の一致なのです。
動物は感情を持っていますが、相手に共感することはめったにありません。

共感は人間だけに見られるものです。 ということは、共感の働きは人間脳(大脳皮質)にあるということです。
では、その働きは、人間脳の中のどの部分でしょう。
実はそれは、この章の最初の部分でお話した「心の場所」である前頭前野の中の、さらにその真ん中の部分「内側前頭前野」というところにあるのです。 このことから内側前頭前野は、別名「共感脳」ともいわれています。

「内側前頭前野」というのは、わかりやすく言うと、額のちょうど真ん中部分にあたります。 仏像を見ると額に小さな丸いものがついています。 あれは「白毫びょくごう」というのですが、ちょうど脳のあのあたりに位置する脳が「内側前頭前野」です。

人間が社会生活をする上で必要な、「がまんの心」や「共感」といった能力は、「内側前頭前野=共感脳」の働きによってつくり出されていたのです。

(注: 赤字はデンマンが強調
写真とイラストはデンマン・ライブラリーより)


72 – 73ページ
『脳からストレスを消す技術』
著者: 有田秀穂
2010年5月20日 第11刷発行
発行所: 株式会社 サンマーク出版

『共感脳の話(2011年6月3日)』に掲載

要するに共感は人間だけに見られるものやと、あんさんは言いたいん?

そうやァ。 そやから、人間らしくアフガニスタンで爆撃される人の気持ちになれば、戦争などやる気にならへん。

そのようなことを言うても、戦争はなくならへんと思うわ。

どうして。。。?

歴史を見れば人間は戦争ばかりやってるではおまへんか!

そやから、人間がもっと人間らしくなればええねん。

つまり、もっと共感するオツムを大きくすればええと、あんさんは言わはるの?

その通りや。

どのようにして。。。?

だから、めれちゃんも、わても、そしてこの記事を読んでくれる日本語が分かる世界のネット市民の一人一人が、もっと共感する毎日を送ればええねん。

そやから、どのようにすると共感する脳を大きくすることができるん?

常日頃から、共感するように努力すればええねん。

だから、具体的にどのようにすればええねねん?

あのなァ~、心がけ次第やねん。 ちょっと次の小文を読んで欲しいねん。

志集

2008年12月のある晩、東京にある別のターミナル駅前で中年女性を見かけたのだが、慌しい人ごみの中、女性は歩道橋下の柱の前に静かに立ち、「私の志集を買ってください」と書いた、汚れた広告板を手にして、詩集を1冊300円で売っていた。

彼女を見てびっくりしたのは、東京でも路上で詩集を売る人が珍しいからではない。 四半世紀前に、私がその駅を使って日本語学校に通っていた時に、同じ女性が同じ広告板を持って同じ落ち着いた顔つきで詩集を売っていたからである。 当時、彼女の詩集を何回も買おうと思ったが、勇気は出なかった。

しかし、年をとるメリットの一つは、知らない人に話しかけようとすると怖じ気づく気持ちが減っていくことである。 今回は躊躇なく彼女の「志集」を買った。 謄写版のような簡易印刷で刷られ、手作業によりホッチキスで止めたようなその小冊子は、もう第40号に達していた。

その晩は帰りの電車で、また次の日以降は大学の研究室で何回も詩集を読み返して、その詩人のことを思い返した。 この25年間、その駅の周辺は再開発と再々開発ですっかり様子が変わったのに、彼女がそこで自分の言葉を都会人に提供し続けていることは感慨無量である。

(注: 写真はデンマン・ライブラリーより
赤字はデンマンが強調)


150ページ 『英語のあや』
著者: トム・ガリー(Tom Gally)
2010年10月25日 初版発行
発行所: 株式会社 研究社

『共感脳の話(2011年6月3日)』に掲載

う~ん。。。ええ話やなァ~。。。

めれちゃんも、そう思うか?

そやけど、共感脳を大きくするだけで戦争がなくなれば、政治家は必要ないやん。

いや。。。その政治家のオツムの共感脳が一番小さいねん。 特に日本の政治家の共感脳は小さいねん。

ホンマかいな?

今の日本の政治を見れば分かるやろう? 弱者のための政治になっておらん。

マジで。。。?

そやから、1年で3万人以上の人が自殺してるねん。 これが何よりの証拠やんか。

【レンゲの独り言】

ですってぇ~。。。
そうですよね。
確かに日本の自殺者の多いのを見ると、日本の政治家の共感脳がとりわけ小さいとしか言えませんよね。
共感脳が大きければ、もっと共感して自殺者の身になって政治が行われると思うのですわ。

バイブルを読まなくても共感脳を大きくすることはできます。
だから、ブッシュ大統領が大好きな哲学者の本を読まなくてもよいのです。
あなたにも、そしてあたしにも共感する心があるのです。
その心に素直であればよいのですわ。
そうすれば戦争など起こらないのです。

でも、世の中って、そう簡単にはゆかないのでよね。
ええっ。。。どうしてかって。。。?

アメリカの大統領の影響が強すぎるのですわよ。
たとえば、第41代および第43代米国大統領を生み出したブッシュ家です。
この家系は、軍産複合体を生業としてきました。

第43代米大統領の曽祖父のサミュエル・ブッシュはオハイオ州で兵器を製造していたバッキー・スティール・キャスティング社を経営していました。
祖父のプレスコット・ブッシュは東京大空襲で大量に使用された焼夷弾である集束焼夷弾E46の製造を行なっていたドレッサー・インダストリーズ社に関与していたのです。

第41代ブッシュ大統領はこの会社の石油部門で働いていたのです。
その後、第41代ブッシュ大統領はCIA長官、副大統領、大統領時代に、海外との兵器貿易を押し進めていました。
副大統領時代にはイラン・コントラ事件が起こりました。

この事実だけを見ても、「軍産複合体」の動きが見えてきますよね。

では、ここで面白いジョークをひとつ。

その大統領は誰?

アメリカのある高官が、イラク戦争についてのラジオ番組に出演した際に、こう語った。

「大量破壊兵器を使用した歴史を持つ恐怖の独裁国家は、国際社会から排除しなければならない。 あの強欲で無能な大統領を拘束することに成功した今、全世界はより安全で幸せになった」

番組終了後、ラジオ局には次のような問い合わせが殺到した。

「いつブッシュが捕まったんだ!?」


『バカの固定観念』より
(2011年5月26日)

とにかく、次回も面白くなりそうですわ。
あなたもどうか、またあさって読みに戻ってきてくださいね。
では、また。。。

ィ~ハァ~♪~!

メチャ面白い、

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あなたは、どう思いますか?

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時間があったら覗いてみてくださいね。

■ 『あなたのための愉快で面白い英語』

では、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょう。

じゃあね。

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