萌えて悩んで


 
 
2007年7月12日 (木曜日)
 
 
萌えて悩んで
  
 

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菊ちゃんの愛の世界


(theron573.jpg)

僕は自分の部屋でこっそりと輸入品の“Playboy”を眺めていたんですよ。

デンマンさんがいくつの頃のお話なんですの?

中学1年か2年生の頃ですよ。僕の知り合いが引っ越すので欲しければやるけど持って行くか?と言ったので、もうワクワクしながら、10冊ほど持ち帰ってきたんですよ。当時は検閲があって“毛”は見せてはならなかった。だから、黒いインクであの部分が丸く塗りつぶされていたんですよ。僕はどうにかして、あのインクを取り除くことができないものかと、いろいろなもので試してみましたよ。

デンマンさんは研究熱心なんですのねェ~。

レンゲさん、半分呆れていますねェ~~?へへへ。。。とにかく、性に目覚めた頃で、好奇心が旺盛でしたからね。いろいろなもので試したけれど、どうにもインクを取り除くことが出来ないんですよ。僕は、どうしたらいいものか?。。。そう思いながら気に入ったページの(黒いインク以外に)一糸もまとわぬ女性の写真を眺めていたんですよ。

それで。。。

無我夢中だったんでしょうね。菊ちゃんが僕の部屋に入って来たことも僕は分からなかった。お袋だと思って、一瞬、びっくりして僕は肝をつぶしましたよ。お袋は買い物に出かけた、と言うんですよ。菊ちゃんは余りハッキリと言葉が話せないんですよね。僕の名前もハッキリとは言えない。アキラではなく“アキィ~ヤ”と言うんですよ。

その菊ちゃんの表情はどうなんですの?知能が遅れていることが分かりますの?

いや、普通の人と変わらないですよ。だから、いやなセールスマンが来たりすると、お袋は菊ちゃんだけを残して隠れてしまう事がありましたよ。初めての人は菊ちゃんを見ても知能が遅れているとは思わないから、まともな大人に向かうような話し方をしますよ。菊ちゃんもそのような話し方をされると、うれしいんですよね。それで、天気の事から始まって、世間話をし始めるのだけれど、とにかく、僕の名前がまともに言えないほどだから、10分もすると、この人は知能が遅れているというのが分かるんですよね。そう言う時のセールスマンの表情の変わり方を見る事はいつ見ても飽きないものでしたよ。へへへ。。。。

デンマンさんは、いやな趣味をお持ちですのね?

セールスマンの知能が分かって面白いですよ。中には、菊ちゃんの知能が遅れているのが分からない奴が居て、早々に品物の説明をする愚か者が居るんですよ。菊ちゃんは何を言われているのか分からないけれど、一生懸命相槌を打つ。セールスマンも売りたくって仕方ないから、一生懸命に説明する。。。この様子を眺めているのは、どんな漫才を聞くよりも面白かったですよ。。。へへへ。。。

分かりましたわ。それで、菊ちゃんとどのようなことが。。。?

そうですよね。へへへ。。。その話をしようとしたんですよね。僕は、ハッと思って菊ちゃんをじっくりと見ましたよ。インクを取り除かなくても、そこに実物の健康で成人した見ごたえのある女性の体を持った菊ちゃんが居るではないか!。。。“灯台下(もと)暗し!” そう思ったわけなんですよ。

それはデンマンさん、いけない事ですわ。

僕だって、いけない事だとは分かっていましたよ。でも、好奇心がムラムラと湧き上がってきてしまった。それで、“Playboy”のページを菊ちゃんに示して、いろいろと説明したんですよ。“どう、菊ちゃん、きれいな女の人が写っているでしょう。菊ちゃんだって、このようにきれいなんだよ。だから、菊ちゃんも裸になって見せてくれない?” 菊ちゃんは僕になついていて、僕の言う事なら、たいていの事は、“あい、。。。あい、。。。”と言って、聞いてくれるんですよ。むしろ、喜んで僕の言う事に従うんですよ。

それで、菊ちゃんは裸になったんですの?

ところが、この時ばかりは、僕が何と説得しても首を縦には振りませんでしたよ。あとで考えてみれば、お母さんからしっかりとした“家庭教育”を受けていたんでしょうね。菊ちゃんのお母さんはしっかりした人でしたから。。。菊ちゃんを特殊学校にはやらなかったけれど、必要最低限の教育はしていたようです。つまり、自分の体の中で見せてはならないモノは見せてはダメ。触れさせてはいけない所は触れさせてはいけない。そういう女として守らなければならない事はしっかりと教えていたんですよね。あとで僕は反省したんだけれど、しみじみとそう思いましたよ。

それで、デンマンさんはどうなさったんですの?

僕だって、そう思い立ったらぜひとも菊ちゃんの“桜の花”を見てみたい。もう何が何でも見てみたくなったわけですよ。

それで、。。。?

僕は精一杯説得したんですよ。僕が余りにも一生懸命になっているので、菊ちゃんも本当に困ってしまったようでしたよ。“ね、。。ねっ。。。菊ちゃん、いいよね?だから、脱ごうねェ。” 僕は本当に一生懸命になって説得している。お願いしているわけですよ。菊ちゃんにだって、僕の熱意が通じている。それで、菊ちゃんは、すっかり困ってしまっている。しかし、埒(らち)があかないんですよ。

それで、どうなさったんですか?

菊ちゃんは一向に脱ごうとしない。僕は、イライラしてきて菊ちゃんのスカートのすそをたくし上げたんです。そして見たのがこの写真のような“おばさんパンティー”だったんですよ。でも、まさにこのようにフィットした見ごたえのあるもので、思わず僕は生唾をごくりと飲み込みました。心臓が口元まで飛び上がってきたような息苦しさを感じて、目がくらくらしてきましたよ。でも、菊ちゃんだって、大変な思いをしていたんですよね。“もう、それ以上は止めてくれ、。。。あたしは死んでしまう。。。。” そういう感じで、オロオロしているんですよ。泣き顔になって、しゃくりあげているんですよね。体を震わせて、声を殺して泣いているんですよ。僕はバケツの水を頭から浴びせられたようにハッとなりました。やはり、良心があったんですよね。してはいけないことを無理やり菊ちゃんにやっていた。“悪かったよな。。。” 僕は謝りましたよ。

それでどうなったんですの?

僕だって、菊ちゃんと一線を越えようなんて思っても居なかった。ただ、菊ちゃんの“桜の花”を見たくなった。しかし、菊ちゃんが“家庭教育”を受けていた事までは僕は知らない。7歳の「女性」だから、僕になついている菊ちゃんに頼めば見せてくれると思った。中学生の浅はかな頭だったんですよね。“女の操”を初めて感じさせられましたよ。

菊ちゃんは、その後どうしたんですの?

僕は、菊ちゃんという人を改めて見直しましたよ。しかも、そのあとで、僕の部屋にお盆の上にお茶とおやつの“八橋(やつはし)”を載せて入って来たんですよ。時々、お袋に言われて、僕の部屋にそうやっておやつを持ってきてくれたんです。でも、その日は買い物に行ってお袋は居ませんでしたからね。菊ちゃんが自発的におやつを用意してくれたんですよ。僕は本当に菊ちゃんにすまない事をしてしまったと思ったのだけれど、菊ちゃんが根に持たないで、そうやっておやつを用意してくれたことに感激しましたね。“菊ちゃん、一緒に食べようね” “あい” そう言って、菊ちゃんとお茶を飲みながら八橋を食べた思い出がありますよ。

 。。。(中略)。。。

菊ちゃんは字がほとんど読めないんですよ。読めるのはせいぜい平仮名ぐらいでしょうか。だから、買い物も一人では出来ないんですよ。計算が出来ませんからね。本当にオツムは7つぐらいなんですよ。

それで。。。?

菊ちゃんのお母さんだって、何とか菊ちゃんを自立させたいと思う気持ちがあるんでしょうね。だから、買い物にも慣れさせようとして肉屋さんや八百屋さんへ買い物に出すんですよ。でもね、メモ書きを持たせるんですよ。なるべくつり銭の面倒がないようにきっちりと商品代だけのお金が買い物籠に入れてあるんです。

デンマンさんは何がおっしゃりたいのですか?

つまり、菊ちゃんは自発的に物事を考えるような事が極めて苦手なんですよ。お母さんが言った事を守って生活する習慣が出来ている。だからね、僕と気まずい事があったあとで誰からも言われなくても、お盆の上にお茶とおやつの“八橋(やつはし)”を載せて僕の部屋に持ってきてくれた。。。分かりますか?。。。僕は本当に感動しましたよ。

菊ちゃんがデンマンさんに感じていた愛だと。。。?

そう言いたい所ですが、これだけでは不十分ですよね?

まだ他にあたしに話す事があるのですか?

このあとで、僕は『風とともに去りぬ』と言うあの名画をビデオで見たんですよ。

菊ちゃんと一緒にですか?

そうですよ。僕は英語の勉強のつもりでこのビデオを借りてきたんですよ。もちろん吹き替えなしで字幕ですよ。だから、字の読めない菊ちゃんには全く面白くはないはずなんですよ。もちろん英語が分かるはずもないですからね。

それで。。。?

この写真の名場面ですよ。僕はこの場面を何度も何度も繰り返してリプレーしたわけです。どのような事を言っているのか?このラブシーンもすばらしいけれど、この時のせりふに僕は妙に心惹かれるモノを感じたわけですよ。だから、英語の勉強もかねて何度も見たわけです。僕は菊ちゃんがそばに居るのも忘れるくらいに一生懸命に聴き取ろうとして見ているわけですよ。菊ちゃんはそのうちつまらなくなって部屋から出てゆくだろうと思っていたわけです。

それで、出て行ったのですか?

ところが僕と一緒になって一生懸命になって見ているんですよ。言っている事は何も分からないはずなんですよ。でも、僕と一緒になって一生懸命に、。。。僕と同じぐらい熱中して見ているんですよ。“菊ちゃん分かるの?” 僕がそう聞いたら、ニヤニヤってして、うなづくんですよ。しかも分かっているような表情を浮かべているんですよ。分かりっこないだろうに。。。僕はそう思っている。でも、どうなんだろうか?僕は、またムラムラっと。。。好奇心が頭をもたげてきたんですよ。

少年の頃のデンマンさんって、本当に好奇心が旺盛だったんですのね?

今だって旺盛ですよ。だから、僕はレンゲさんと。。。

なんですの。。。?

イヤ、この話をするとまた長くなるから、菊ちゃんの話だけにしておきましょうね。

言い出しておいて止めにしてしまうんですの?

だから、横道にそれると、またこの記事が長くなるでしょう?あとでゆっくりとレンゲさんに話しますよ。

分かりましたわ。それで菊ちゃんにどうしようとしたわけなんですの?

僕は、別にエッチな事をしようとした訳ではありませんよ。

だから、どうなさったのですか?

僕は菊ちゃんに尋ねたんですよ。“菊ちゃんは僕のお嫁さんになりたいんだよね?”

そしたら?

7つの女の子が大好きなお人形さんでも買ってもらえると思うように、にっこりして“あい”って返事をするんですよ。僕は言いました。“菊ちゃん、この映画の中の女の人もね、この男の人のお嫁さんになりたいんだよ。分かる?” そしたら、菊ちゃん、うなづくんですよ。

それで。。。?

僕は半信半疑ですよね。だから言ったんですよ。“じゃあ、この映画のようにキスしようか? ねっ?”

マジで。。。?

冗談で言ったわけではないんですよ。僕は菊ちゃんが本当に分かっているのかどうか?。。。マジで知りたいと思ったんですよ。

それで。。。?

そしたらね、上の写真のように眼をそっと瞑(つむ)って僕を見上げるようにしてキスを受けようとするしぐさをするんですよ。

それで。。。デンマンさんは、どうなさったんですの?

僕は、なんだか言葉にはならないような感動を覚えましたよ。7才の“女性の愛”なのだろうか?。。。菊ちゃんのキスを受け入れようとする表情を見ていたら僕はもう、誘い込まれるように唇を合わせましたよ。菊ちゃんのオツムは7才だとはいえ、菊ちゃんの体は立派な大人のものですよ。僕は菊ちゃんを抱きしめながらおっぱいの感触を胸に感じて無意識に右手でおっぱいを愛撫しようとしたんですよ。

で。。。?

そしたら、菊ちゃんは眼をガバっと見開いて、“それは絶対ダメ!”と言うような表情をして、僕から離れてしまいましたよ。まるでバネ仕掛けでしたね。キスを受け入れようとした時の期待に満ちた表情と、僕の手をおっぱいに感じて拒絶した時の表情の違いが、あまりにも対照的だったので僕には2度目の驚きでしたよ。

デンマンさんは、エッチな事をしようとしたではありませんか?

僕は、その先に進もうとは全く思っていませんでしたよ。

『愛は希薄になっていませんわ。セックスで埋め合わせてもいませんわ』より

デンマンさん。。。今日は菊ちゃんのお話ですかぁ~

レンゲさんは浮かない顔をしてますねぇ。。。菊ちゃんの話ではつまらないのですか?

おとといはアルベール・カミュの『異邦人』についてデンマンさんは、かなりしつこく書きまくりましたわ。

うん、うん、うん。。。確かに書きまくりましたよ。訳すのに、ずいぶんと手間取りましたよ。翻訳に時間がかかりすぎて僕の言いたい事はほとんど書くことができませんでした。

だから、あたしはデンマンさんが『異邦人』のことで、もっと分かり易く説明するものとばっかり思っていたのですわ。

そのつもりですよ。

でも。。。でも。。。こうして菊ちゃんの話を持ち出してきましたわ。話題をすっかり変えてしまったではないですかぁ!

僕は別に話題を変えたわけではありませんよ。

でも、デンマンさんは菊ちゃんのお話をとりあげたのですわ。

『異邦人』と関係あるからですよ。

そんな風には見えませんわ。『異邦人』の事など何一つとして出てきませんでしたわ。一体どの部分が異邦人と関係しているとおっしゃるのですか?

じゃあね、おととい引用した次の部分を読んでみてくださいよ。

結婚しようがしまいが俺にとっちゃ
大きな違いはないんだと言ったんだ。
そうしたら彼女は
“結婚って重要なことよ”と言ったもんさ。
俺は“違うね”と答えた。
彼女はしばらく黙っていた。
それから何も言わずに俺をじっと見た。
。。。

しばらく黙っていたけれど、
彼女は独り言のようにぶつぶつと言ったものさ。
俺はかなりの変わり者だってね。
それが多分彼女が俺を愛している理由だろうって。
でも、ある日、俺が変わり者であるために、
気が変わって俺が彼女を嫌うかもしれないって。

『萌える異邦人』より

この部分と上の菊ちゃんのお話がどのように関係しているとおっしゃるのですか?

つまりね、僕はムルソーの恋愛観、結婚観、人生観について話そうとしているわけですよ。

でも。。。、でも。。。、菊ちゃんとどのように関連しているのか、あたしには良く分かりませんわ。

だから菊ちゃんの世界では、女にとってお嫁さんになることは絶対なんですよ。菊ちゃんは体だけは立派な大人の女性のモノだけれど、オツムは7才の女の子と変わりがないのですよ。好きな人にキスされたいと言う気持ちは持っているけれど、お母さんの家庭教育を受けていたから、好きな人とエッチすることは犯罪を犯すことぐらいに重大な事だと教え込ませれいる。だから、オッパイを触られたり、パンツを人前で脱ぐことは絶対にしてはならない事なんですよ。とにかく、お母さんからそういう教えを受けていたようですよ。

それがどうだとおっしゃるのですか?

だから、女性にとって、それが一般的な社会規範であり常識なんですよね。少なくとも母親が娘に言っておきたい事はそう言う事なんですよ。

それは菊ちゃんが知恵遅れだったからですわ。

でもね、母親であれば正常な娘に対してでも、そう言っておきたい気持ちはあると思いますよ。つまり、ちょっと好きになったぐらいで男とエッチしたり、オッパイを触らせたり、パンツをぬいで大切なところを見せたり。。。そういう事はして欲しくないですよ。

それって。。。また、あたしに対する当て付けのように聞こえますわ。

やだなあああぁ~。。。レンゲさん。。。。また被害妄想ですよゥ。

いいえ。。。デンマンさんは大宮のホテル・ロマネスクでの出来事をそれとなくあたしに思い出させようとしているのですわぁ~。

ん?。。。大宮のホテル・ロマネスクでの事。。。?

そうですわぁ~。。。デンマンさんだって覚えているでしょう?。。。そうやってしらばっくれてぇ~。。。

うん、うん、うん。。。そう言えば思い出しましたよ。

生まれたままの姿で。。。

デンマンさんは、あたしがお風呂上りにしばらく裸で居ることを良くご存知ですよね?

分かっていますよ。でもね、レンゲさんは僕とゆっくりと落ち着いて話し合うつもりだったのでしょう。

そうですわ。

だったら。。。ゆっくりと落ち着いて話すのであるならば、どうしてあのようなすっご~い部屋を選ぶのですか?

すっご~いお部屋って。。。?

第一、あのシャワーですよ。。。

シャワーが何か。。。?

何かって。。。あの。。。あの透明なガラス張りで。。。、中が。。。なかが、すっかり丸見えでしたよ。

そうですわ。

そうですわって。。。分かって。。。分かっていて。。。、あの。。。あのような部屋を選んだのですかぁ~?

他の部屋だってみな同じですわ。

僕は本当に目のやり場に困りましたよ。

困りましたよって。。。、デンマンさんは、初めから最後まで瞬(まばた)きもしないように、あたしがシャワーを浴びる様子をずっと見ていましたわぁ~。

ん?。。。瞬き?。。。瞬きを僕は何度かしましたよ。。。

だから、瞬きもしないように。。。と言ったのですわ。。。全くしなかったとは申し上げておりませんわ。とにかく、デンマンさんが困ったようには見えませんでしたわ。

。。。いや。困ったと言うか。。。なんですよ。。。僕は、もう。。。びっくりしたと言うか。。。唖然とさせられましたよ。。。でもね、そればかりじゃないんですよ。ベッドの上にブランコがぶる下がっていた。落ち着いて話をするのに、どうしてあのような遊戯場のような部屋を選んだのですか?ジャクジには滑り台までついている。全く。。。僕は、呆れてしまいましたよ。

でも、デンマンさんは、興味深そうに楽しんでいるように見えましたわ。

それはそうですよ。あんなところに行ったのは初めてでしたからね。貴重な体験だと思ったわけですよ。でもね、我に返ってみて僕は2度びっくりですよ。

どうしてですか?

だってね、ベッドの上にぶら下がっているブランコに、レンゲさんは生まれたままの姿で乗っかって、まるで8歳の女の子のようにこいでいたじゃありませんか!?

せっかく来たのだからと思って。。。

しかし、成田空港からふるさとに戻ってゆく途中でブランコはないでしょう?。。。どう考えても可笑しいでしょう? どうして。。。、どうして、シャワーを浴びた後でブランコに乗る必要があるのですか?しかも、生まれたままの姿で。。。?僕とじっくりと話し合うつもりだったのでしょう?

そうですわ。でも、せっかくデンマンさんと二人きりになったのですもの。楽しまないと。。。

楽しむためではなく、話をするためにラブホテルを選んだんでしょう?

そうですわ。でも、せっかく。。。二人きりになれたのだから、話だけするのはもったいないと思いませんか?

つまり、話だけするのでは退屈するので、シャワーを浴びて。。。、それで、その後、生まれたままの姿でブランコに乗ったわけですか?

いけませんか?

でもね、レンゲさんは僕と会う1週間ほど前までは、坂田さんと毎日のように愛し合っていたんですよ。このラブホテルだってレンゲさんが坂田さんと愛し合っていた愛の巣ですよね。違いますか?。。。坂田さんとの思い出だって、まだ生々しいものがあるでしょう?

でも、坂田さんは大阪に行きましたから。。。

しかし、レンゲさんにとって坂田さんは掛け替えのない特別な人でしょう?その人が1週間ほど前に大阪に行って居なかったとしても、僕とラブホテルでブランコと滑り台。。。それはないでしょう?

でも。。。

でも、なんですか?

坂田さんが居なくて。。。あたし。。。あたし。。。とっても寂しくて。。。

『愛さずにはいられない (2006年12月2日)』より

思い出しましたよ。。。僕ははっきりと思い出しましたよ。

わざとらしいですわぁ~。。。デンマンさんは、初めからそのつもりで菊ちゃんの話を持ち出したのですわぁ~。

ん。。。?僕が初めからそのつもりだった。。。?

そうですわ。菊ちゃんはデンマンさんがしつこく説得したにもかかわらず、女の大切なモノを見せようとはしなかった。でも、あたしは生まれたままの姿でデンマンさんの目の前で平気でいる。そういうあたしのことを“はしたない女”だ、“だらしない女”だと。。。デンマンさんは、そうおっしゃりたいのですわ。わざわざ菊ちゃんを持ち出してきて、あたしを駄目な女の見本にしようとしたのですわ。

やだなあああぁ~。。。それはレンゲさんの考えすぎですよ。僕は決してレンゲさんが駄目な女だとは思っていませんよ。むしろレンゲさんの天真爛漫なところが素晴しいと思っているほどですよ。うへへへ。。。

なんですのォ~。。。そのイヤらしい笑いわぁ~

だからね。僕は堪能しましたよ。菊ちゃんは見せてくれなかったけれど、レンゲさんは天女のように生まれたままの姿でブランコをこぐ。しかも、レンゲさんのアソコはきれいに剃ってある。何とも言えないうまそうな水密桃がユ~ラユ~ラ揺れて見え隠れする。。。僕は、すっかり見とれてしまいましたよ。

そう言いつつ心の中ではあたしを笑いモノにしているのですわ。

違いますよ。僕はレンゲさんは実にユニークな女性だと思っているのですよ。レンゲさんのように、おおらかで心の広い女性が居てもいいと思っているのですよ。菊ちゃんとは比べようもないけれど、僕は唖然としながらも天衣無縫なレンゲさんの素晴しい肉体に魅せられましたよ。

そう言いながらも、デンマンさんは心のどこかであたしをコケにしているのですわ。

いや。。。決して、そんなことはありませんよ。

それで。。。それで。。。菊ちゃんのお話を持ち出してきて、一体何がおっしゃりたいのですか?

つまり、菊ちゃんの世界というのは、ある意味では社会規範、常識、女の守るべき道、。。。そういうものを映し出している世界ですよ。お嫁さんになりたい、純潔を守らなければいけない、裸を見せてはいけない。。。言ってみれば、封建的な古い女の世界ですよ。

要するに、あたしは菊ちゃんの世界の住人ではない。。。つまり、あたしは菊ちゃんの世界では異邦人。。。やっと分かりましたわぁ。。。デンマンさんはこの事を言いたいために、『異邦人』を。。。そして、菊ちゃんの話を持ち出したのですわ?

うへへへへ。。。先を越されて言われてしまいましたね。

デンマンさんは菊ちゃんの世界の方が素晴しいと思っているのですか?

いや。。。決してそんな事はありませんよ。菊ちゃんのような世界もあるだろうし、レンゲさんのようなユニークな女性が居ても、世の中が乱れているからだとは思いませんよ。

それって。。。その言い方って。。。あたし。。。あたし。。。、なんとなく引っかかるものがありますわ。歯に衣を着せずにズバリとおっしゃってくださいな。

僕はレンゲさんの生き方にムルソーを見るのですよ。

あたしがムルソーと同じ考え方をしているとおっしゃるのですか?

そうですよ。tanomuさんは、ここ10年ばかり夏になると必ず『異邦人』を読むと言う。レンゲさんも毎年1度は読むと言う。多い時には4度も5度も読むと言いましたよ。それを聞いてねぇ、僕は改めて『異邦人』を読み直したんですよ。何度も読むうちに、レンゲさんの生き方とムルソーの生き方。。。つまり、考え方が良く似ていると思ったのですよ。

例えば。。。?

だから、恋愛観、結婚観、人生観ですよ。

それ程似ていますか?

おととい引用した書評の中で、イギリスのある評論家がムルソーの生き方を次のように言っていますよ。

ムルソーは、感情もなければ、楽しみも無く、反省することもできないロボットではありません。
それどころか、感情もあり、楽しむことも知っており、反省もします。
ただし、感情や表情をあからさまに表さないで自分の価値観に従って既存の社会的価値観に反対するのです。

ムルソーの価値観のうち第一のものが人生を楽しむと言うものです。
彼が仕事をしている時であれ、ビーチに居るときであれ、
マリーとの関係や、友人との付き合いであれ、
また刑務所の中でさえ、
ムルソーの関心事は身近にある感覚的な楽しみです。

そのような楽しみが無ければ、無いでムルソーは平気です。
もしあれば、十分に楽しみます。
この小説の初めから明らかなことですが、
空、太陽、海、日光、温もり、。。。そういう自然の恵みや風物がムルソーにとっての楽しみの重要な源(みなもと)です。

マリーとの人間関係でも、一緒に海で泳ぐ時であれ、
浜辺を歩いている時であれ、
あるいは枕に残っているマリーの潮の匂いを嗅ぐ時でも、ムルソーの楽しみは本質的に自然の恵みや風物と無関係ではない。

むしろマリーはムルソーにとって感覚的に楽しむことができる自然の恵みや風物の化身と言えるのです。
ムルソーは(文化的な)“愛”の概念など、どうでも良いと思っています。
しかし、欲望の力、価値、意義については充分に理解しているのです。

『萌える異邦人』より

 
僕も『異邦人』を何度も読んでから、この箇所を読んでねぇ、納得できましたよ。

あたしはムルソーのように生きているとデンマンさんは考えているのですか?

そうですよ。レンゲさんは少なくともムルソーの生き方に共感している。

そうでしょうか?

レンゲさんもtanomuさんのように、ここ10年ほど毎年のように『異邦人』を読んでいる。しかも、多い時には4度も5度も読んでいる。そう言う人が共感無しに『異邦人』を読んでいるとは考えられませんよ。

つまり、あたしは感覚的に生きていると。。。?

もちろん、レンゲさんだって“愛”を考えたり、血なまぐさい事件に関心を持つこともありますよ。でもね、次の詩を読んだ時、僕は上の評論家の書いた事が分かったような気がしました。

お願い、もう一度

抱きしめて

2006/07/14

あなたとわたしは大きな広いベッドで
一日中愛しあった
甘い蓮華の花が咲く
広くて果てしないお花畑
それがあなたとわたしが
愛しあったベッド

ぬけるように青い空が
あなたとわたしが愛しあうのを
微笑を浮かべて見つめていた
祝福するように
うらやましそうに
楽しそうに

蓮華の花びらが敷き詰められた
肌ざわりのいいシーツと
柔らかなダウンが
いっぱい詰まっている
大きなまくら

朝から晩まで
あたなとわたしはベッドの中にいて
いっぱいキスして過ごした

ふたりはずっとわらっている
わたしはしあわせすぎて
時々泣いたりした

あなたはわたしの涙を
優しい唇で拭ってくれた
ああ、あなた…
いとしい人…

今のわたしの涙は嬉し涙
しあわせなメロディーが
この胸の中にとまらなくて
あなたの胸へと伝わってゆく

そしてわたしは
あなたのくちびるが
わたしのくちびるに
かさなる瞬間まで
じっと見つめていた
まぶたをとじて
じっくりと味わう

わたしの愛を
あなたのくちびるに差しだす
あなたは舌でからめとる
わたしの愛が
甘く透きとおって
あなたの舌のうえで
ゆっくりととけてゆく

あなたの愛は
甘露のようにわたしの心に
広がってゆく
あなたのくちびると
同じ味がする

わたしは全ての感覚で
あなたを愛しているから
わたしの全てが
あなたを恋しく思う
ああ、あなた…
いとしい人…

わたしはあなたの腕の中で
生まれかわった
あなたはわたしの殻を破ってくれた
わたしはあなたの女になった…

あなたの愛がこの身体に
沁み透るように伝わってくる
その愛を全身に感じながら
わたしはもがき続けた

あなただけの女に生まれるために
わたしは苦悩する
そして強くなる
わたしは生まれかわった
あなたのために
ああ、あなた…
いとしい人…

あなたの全てがいとおしい
あなたのまぶたをくちびるで愛撫する
くちびるから全身にしびれるような
熱い波がひろがってゆく
狂おしいまでに
わたしはあなたの腕に抱きしめられて
身悶えた

わたしの思考を
空白にする甘美な衝撃
身を焼くようなあの歓喜
全身を打ち震わせるあの悦楽
女の芯をしびれさせる官能の疼き

あの悦びの瞬間を
わたしはあなたの愛の中で
あなたと溶けて一つになって
全身で感じていた

激しい歓喜の波が
押し寄せては引いてゆく
わたしはその悦びの波に
翻弄されながら
あなたの愛に耳を澄ませ
全身であなたの愛を感受して
あなたの腕に抱かれて
長い長い悦楽に酔いしれた

あなたがわたしをつつむやすらぎの光
おだやかな時がいつまでも流れてゆく
あなたにやっと出会い
そして愛し合う

あんなに強く抱きしめた腕
ふたりは確かに結ばれて
身も心もとけあった
ああ、あなた ・ ・ ・
いとしい人 ・ ・ ・

あなただけが与えてくれた
あの至福
あなただけが教えてくれた
あの悦び
あなただけが癒してくれた
あの寂しさ
あなただけが満たしてくれた
あの虚しさ
ああ、あなた ・ ・ ・
いとしい人 ・ ・ ・

初めての出会いから
分かっていた
あの夜のしじまの中で
あなたと交わした愛が
とこしえに続くことを

愛している
あの朝、すべてが澄み切って
誰にもじゃまはできなかった

あなたとわたしは確かに結ばれて
身も心もとけあった
ああ、あなた ・ ・ ・
いとしい人 ・ ・ ・
お願い、もう一度抱きしめて

by レンゲ

『お願い、もう一度抱きしめて』より

このレンゲさんの書いた詩を読めば、あなたが愛とか結婚とか幸福とか。。。そういう言葉の持つ魅力、あるいは魔力に惑わされるよりも、まず、感覚的に人生を楽しむ女であることが実に良く分かりますよ。

つまり、デンマンさんは、あたしが感覚的に人生を楽しむだけの女だとおっしゃるのですか?

一人の人間は、そんな言葉だけでは表現しきれない複雑な生き物だということを僕も理解しているつもりですよ。でもねぇ、レンゲさんはどういう女なの?。。。そう聞かれたら、僕は上のように答えますよ。要するに、お嫁に行くことなどどうでもいいのですよ。それよりも今を生きる。感覚的に楽しむ。

デンマンさんは、あたしのことを良く理解しているようで分かっていませんわ。

レンゲさんは、自分では、そんな女ではないと思っているのですか?

そうですわ。デンマンさんが考えているような女ではありませんわ。

分かりました。また、あさってレンゲさんの反論をゆっくりと聞きますよ。

【ここだけの話ですけれどね、レンゲさんがどのような反論を試みるのか楽しみですよ。これまで読んできたら、誰だって、レンゲさんが感覚的に生きているのが分かると思うのですよ。つまり、『異邦人』の主人公と極めて似ている生き方をしている。あなたも、そう思いませんか?。。。とにかく、この続きはますます興味深いものになって行きますよ。そう言う訳ですので、また、あさって読んでくださいね。】

■ 『レンゲさんのこれまでの話を読みたい人のために。。。』

       
レンゲさんの愉快で面白い、そして悩み多いバンクーバーの日々は
次のリンクをクリックして読んでください。

■ 『楽しくも悩み多かったバンクーバーの日々』

■ 『レンゲさんの愛と心のエデン』

レンゲさんをもっと知りたい人は。。。。

■ 『女探偵ふじこが試みたレンゲさんの素行調査』

■ 『“愛の正体” と “レンゲのテーマ”』

■ 『不倫の悦びと苦悩』

■ 『レンゲさんのように苦境から立ち上がった女 ー グロリア・スタイナム』

レンゲさんと一緒に愛について考えてみようと思う人は次のポ-タルサイトの『レンゲのフォーラム』を訪ねてくださいね。

■ 『あなたが思う存分楽しめるデンマンのポータルサイト 【ビーバーランド XOOPS 3世】』

レンゲさんの写真を見たい人は。。。

■ 『レンゲさん、あなたは実はメチャ美人なんですよ!』

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