愛と性の悦びと苦悩


 

2007年1月25日 (木曜日)

 

愛と性の悦びと苦悩

 


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後朝(きぬぎぬ)の文

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斎宮(いつきのみや)は親元から、
くれぐれも丁重に
おもてなしをしなさい、
と言われていたものだから、
在原業平(ありわらのなりひら)を
心を込めてもてなしました。

朝には狩の支度を手伝って
業平を送り出し、
夕方戻ってくると、
斎宮はひとつ屋根の下の
“離れ”に彼を迎え入れたのです。

業平は初めて彼女の姿を
目にした時から逢いたいと
思っていたので
二日目の夜、
斎宮に密かに言ったのです。
「お逢いしたい」と。。。
斎宮も逢いたくない
と言えば嘘になる。
でも、とにかく人目が多く
思うに任せない。

業平は正使なので、
“離れ”と言っても、
斎宮の寝所の近くに
床をとっていました。

神に仕える女の身の上を思えば
逢うことなど絶望的でした。
業平はあきらめかけていました。
でも、なかなか寝付かれない。

ふと外に目をやると、
真夜中の朧(おぼろ)な
月明かりのなか、
童女を先に立てて人が立っている。
皆が寝静まるのを待って
やってきた斎宮でした。
業平は信じられないと思いつつも、
丁重に自分の寝所に
女を導いたのです。

それは、長いようで短い、
短いようで長い密会でした。
でも、じっと二人の様子を
見ていた者が居たなら、
およそ2時間ほど二人は
一緒に居たかもしれません。

斎宮は後ろ髪を引かれる
思いがありましたが、
それ以上一緒に居ることは
出来ないと思い帰ってゆきました。
業平にしてみれば、
もっと女を引き止めておきたかった。
まだ満足に語り合ってもいない。
業平は切なさに
一睡もできませんでした。

翌朝、業平の女に対する思いは
募るばかりです。
でも業平の方から
後朝(きぬぎぬ)の文を送るのは
常識はずれというもの。
向こうから何か言ってこないかと
業平が待ち焦がれていると、
空も明るくなってから
歌が届けられました。

君やこし

我や行きけむ

おもほえず

夢か現(うつつ)か

寝てかさめてか

【現代語訳】

あなたが来たのか
私が行ったのか、
夢か現実か寝ていたのか
覚めてたのか
私には何も分からないのです。

業平は女の心の迷いを
感じながらも、
互いに衣を重ねて
共寝した密やかな睦事を
女が夢心地で
受け止めているのを感じて
涙が出るほど
ジーンときたのでした。

業平はさっそく
自分の思いを歌に詠んで
女の元に送り届けたのでした。

かきくらす

心の闇に

まどひにき

夢うつつとは

こよひ定めよ

【現代語訳】

心乱れて私も
よくわからなかった。
夢か現実かは
今夜ご確認なさっては
いかがでしょうか。

業平は、このように
「今夜も逢いたい」と詠み送って、
狩りに出たのでした。
野に出てからも
業平は上の空です。
「今夜こそは
早く皆をやすませて逢おう」
などと思っているのでした。

そこへ、狩の使(業平)が
来ていることを
聞きつけた伊勢守が、
饗応を申し出たのです。

翌朝になれば業平は
伊勢を発たねばなりません。
今夜は何が何でも
斎宮と逢いたい。
でも、伊勢守は
斎宮寮頭という役職も
兼ねているので断りきれない。
結局、業平は斎宮に逢えぬ
辛さを隠したまま、
伊勢守らと酒を酌み
交わすのでした。

夜もしらじら明けそめた頃、
斎宮方から業平のもとへ
盃が差し出されました。
見れば、上の句のみの歌が
書き添えてありました。

かち人の

渡れど濡れぬ

えにしあれば

【現代語訳】

渡っても濡れもしない
浅い江のようなご縁でしたわね。

男は、続き(下の句)を
松明の燃え残りの炭で
書き付けました。

また逢坂の

関は越えなん

【現代語訳】

でも、いつか必ずや
お逢いできましょう。

そのような思いを伝え、
その朝、業平は尾張国へ
旅立っていったのでした。


参考書: 『伊勢物語』(講談社文庫)

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デンマンさん。。。、今度は、在原業平(ありわらのなりひら)と斎宮(いつきのみや)が愛し合う様子を分かりやすく解説してくださったのですわね。


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そうですよ。二人がやり取りし合う歌が、説明無しでは何の事だか良く分からないでしょう?正直言って僕だって良く分からなかった。だから、僕自身がじっくりと味わいながら、こうして書いてみたんですよ。僕の説明でレンゲさんにも分かってもらえましたか?

ええ。。。なんだか、しんみりとした話の内容の中にも、斎宮の秘められた熱い情熱が感じられて、あたしもなんだかジーンと来ましたわぁ。

ほう。。。ジーンと来ましたか?

ええ。。。伊勢物語って、このようにじっくりと味わうような恋物語もあったのですわね?

そうですよ。。。と、言っても僕だって実はこうしてじっくりと味わいながら、この恋物語を読むのは初めてなんですよ。

デンマンさんも初めてなのですか?

もちろん、伊勢物語を学校で勉強しましたよ。でもね、高校の古文の時間に勉強した時には、僕は隠れて“早弁”していましたからね。

早弁ですか?

そうですよ。レンゲさんは高校時代に早弁しませんでしたか?

早弁ってなんですの?

早弁を知りませんか?お昼の時間前に弁当を食べる事ですよ。

授業中にですか?

もちろんですよ。教科書を立てて、弁当を隠しながら、先生が黒板に向かって書いている時にコソコソと弁当を食らい込むんですよ。これがまたぁ~、実にうまいんですよねぇ~。うひひひひ。。。

でも。。。でも。。。先生に見つからないんですの?

先生だって分かっていますよ。なんつったって、匂いは隠せませんからね。でもね、先生だって、高校生が腹をすかせているのが良く分かっている。それに、先生自身も高校生の頃に早弁した経験があるに違いない。だから、知っていても知らないそぶり、見ても見ないそぶり。。。そういう先生でしたよ。あまり、大胆には食べる事は出来ないまでも、お互いに生徒の立場、先生の立場を理解しあいながら、たぬきと狐の化かし合いみたいなところがありましたよ。今から思い出すと懐かしいです。古文の先生の優しい笑顔が思い出されますよ。

あたしが高校生の頃は、とてもそのような事など出来ませんでしたわ。

どうしてですか?

どうしてって。。。厳しい学校でしたから。。。

そう言えば、レンゲさんは坂田さんと恋愛問題を起こして退校させられたのでしたよね?

あらっ。。。そう言う事は、デンマンさんは良~く覚えているのですわねぇ?

忘れる事が出来ませんよ。だってねぇ~、レンゲさんの恋愛事件はあまりにも劇的ですよ。

そうでしょうか?

そうですよ。だってねぇ~、学校にゆくと言って家をでて、授業をすっぽかして坂田さんの家で愛し合っている。そんな事をしていれば、すぐに分かってしまいますよ。

だから、若気(わかげ)の至りでした。

でもねぇ~、いくら16才の乙女でも、そんな事をしていれば、不良娘のレッテルを貼られて退学になる事ぐらい分かっていたでしょう?

デンマンさんには分からないと思いますけれど。。。あたしは教育という名の虐待を受けて、無理やり勉強させられていたのですわ。自由が保障されている世界に居て、あたしにはその自由がなかった。息詰まるような毎日でしたわ。しかも、母からは愛情を感じる事も無く、父は居ても不在のような家庭でした。そのような中であたしは坂田さんに抱かれて初めて愛を知ったのですわ。

だから劇的だというのですよ。ロマンチックを通り過ぎて。。。ドラマチックも通り過ぎて。。。なんというか、常識破りの恋愛事件ですよ。

禁断の園でレンゲさんが

坂田さんと秘め事をして知った悦び


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レンゲさんにも16才の頃は、こうして可憐な乙女だったんですよね。

まだ高校1年生の女学生だった頃、レンゲさんは、初めて秘め事を経験した。

愛のない家庭で育ったレンゲさんは、心のよりどころがなくて、当時近所に住んでいた坂田さん夫婦の家に時々遊びに行っていた。

坂田さんも、レンゲさんの家庭の事情を良く知っていて、何かとレンゲさんのことを思いやり可愛がっていた。レンゲさんは、いつしか坂田さんに淡い恋を感じるようになっていた。

坂田さんは良い人だけれど、競馬競輪にハマッていて、そのことで妻の幸子さんと別居するようになった。レンゲさんは、そんなある晩、幼な妻のように坂田さんのために夕ご飯を作ってあげた。坂田さんにも何か感じるものがあったのかも知れませんよね。その晩、レンゲさんは坂田さんの腕に抱かれてハラハラ。。。、ワクワク。。。ドキドキしながら桜の花びらを散らした。。。


『性と愛の渇き』より

あたしが坂田さんに抱かれた事が常識破りだとおっしゃるのですか?

違いますよ。。。違いますよゥ。。。レンゲさんの家庭の事情を良く知っている僕は、レンゲさんが坂田さんに感じた恋心を充分理解しているつもりですよ。そのような状況の中で、坂田さんから可愛がられたわけだから、幼な妻のように坂田さんに対して真心で晩御飯を作ってあげたくなる気持ちも良く分かりますよ。上の伊勢物語に出てくる斎宮(いつきのみや)も、この時まだ10代ですよ。業平は30代の後半ですよ。だから、ちょうどレンゲさんと坂田さんの年恰好に似ているわけですよね。

それで、上のお話を持ち出してきたのですか?

そうですよ。レンゲさんが自分の経験と照らし合わせて、このエピソードの意味するところが良く分かると思ったからね。。。

でも、あたしが常識破りだとデンマンさんはおっしゃいましたわ。一体、あたしのどこが常識破りなのですか?

斎宮(いつきのみや)は神に仕える女ですよ。それが彼女の仕事ですよね。レンゲさんにも分かるでしょう?

分かりますわ。でも、あたしと比較する事などできませんわ。

もちろん、比較するつもりではありませんよ。しかしね、比較する事が出来ないわけじゃない。確かに時代が違っている。でもね、時代を越えた真実は今も昔も変わりがありませんよ。

その時代を越えた真実って。。。?

だから、男と女の愛情ですよ。

それで、デンマンさんはどのように比較しようとなさるのですか?

レンゲさんは働いていたわけじゃない。女学生でしたから。。。でもねぇ~、学校に行く事がレンゲさんの、云わばお勤めだったわけですよねぇ。

それで。。。?

業平が斎宮と密通した事は、当時の貴族社会でも非常に重大な衝撃を与えたらしい。

どうしてですの?

どうしてって。。。レンゲさんだって分かっているでしょう?当時、伊勢の斎宮と性関係を結ぶことはご法度(はっと)だった。見つかったら、その職を解かれてしまう。このエピソードでは、そこまでの事は書かれていません。でも、後の世になって、この話が実際に持ち出されている。

禁忌の愛


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このふたり(在原業平と斎宮であった恬子【やすこ】内親王)の間に禁忌を犯した契りがあり、それによって男の子が生まれたという伝承があった。

それが事実であったのかどうか確証はないが、
この伝承は秘されて生まれた子・高階師尚(たかしなのもろなお)を祖先に持つと言われている高階家に語り継がれていた。

そしてこの時代よりもずっと後、藤原道長の時代に公けの場で語られるのである。
一条天皇が三条天皇に譲位する際に、
その皇太子を一条の皇子の誰にするかという問題が起こった時のことである。

故皇后・定子腹の第1皇子・敦康親王(あつやすしんのう)を退け、
中宮(ちゅうぐう)・彰子(時の権力者・藤原道長の娘)の皇子・敦成親王(あつひらしんのう)を推す理由を、藤原行成(ふじわらのゆきなり)が帝に奏した言葉の中に現れているのである。

立太子の儀は人間の意志ではなく伊勢の皇大神の意によって決められるのであるが、敦康親王の母・定子は藤原道長の実兄・道隆と高階貴子の間の娘である。
高階家はかつて斎宮のことがあり、伊勢の皇大神の不興を買っており、故に皇太子にはふさわしくない。

このように藤原行成は奏上した。


『年上の女の情念』より

この事を見ても、この物語が当時の貴族社会に与えた衝撃がよく分かりますよね。レンゲさんにも分かるでしょう?

それが。。。それが。。。あたしと、一体どのように関係しているとおっしゃるのですか?

だからぁ~、レンゲさんの場合には、上のエピソードを借りるならば、斎宮というお勤めをほっぽりだして伊勢から脱け出してしまった。在原業平の後を追って尾張国へ行き、そこで業平と一緒に暮らし始めたようなものですよ。伊勢で業平と抱き合っただけでも重大な罪を犯したことになるのに、まるで駆け落ちするかのように、お勤めをほっぽりだして業平の後を追って尾張の国まで行き同棲を始める。これは、もう重大事件ですよ。

あたしが。。。あたしが。。。坂田さんと同じような事をしでかした、とデンマンさんはおっしゃるのですか?

そうですよ。女学生として学校に行くのが16才のレンゲさんのお勤めでした。そうでしょう?それなのに、学校へ行くと言って家を出て、坂田さんの家へ行き愛し合っている。これでは問題にならない方が可笑しいでしょう?

デンマンさんは、また世界のネット市民の皆様の前で、あたしをコケにしようとなさるのですか?

ちがいますよゥ。誤解しないで下さいよゥ。僕は“ロマンチックを通り過ぎて。。。ドラマチックも通り過ぎて。。。なんというか、常識破りの恋愛事件ですよ”と言った。でも、レンゲさんは、そうじゃないと言う。だから、僕はこうして説明しているわけですよ。何も、レンゲさんを馬鹿にしているわけじゃありませんよ。

でも。。。でも。。。あたしは、またエロい女にされようとしていますわ。

違いますよゥ。それはレンゲさんの考えすぎですよ。僕はレンゲさんの恋愛事件が型破りだったと言う事を分かって欲しいだけですよ。

でも、その説明の過程で、デンマンさんはあたしがエロい女だと言う事を印象付けていますわ。学校に行くと言って家を出たあたしが学校をサボって坂田さんの家に行き何度も何度も愛し合った。デンマンさんはそうおっしゃいましたわ。

僕は、何度も何度も。。。とは言ってませんよ。。。なんですかぁ~。。。レンゲさんは、やっぱり。。。坂田さんの家に行くと、1日中ベッドの中で愛し合ったのですか?

ほらぁ~。。。デンマンさんは、また、そのようなヤ~らしい質問をして、あたしをエロい女に仕立て上げようとしているのですわあああ~~

分かりました。その質問は撤回しますよ。。。じゃあねぇ~、その代わりに、レンゲさん自身が書いた手記をここに書き出しますよ。これならば文句ないでしょう?レンゲさん自身が書いたんだから。。。

仲直りしたい。でも、。。。

不良娘は、それが

なかなかできないんです。

2004-09-08 13:03


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ほんとうにありがとうございます。
わたしが、グレていた間も
ビーバーランド XOOPS
行きたかったんです。
でも、わかっていただけたらうれしいのですが、
不良娘は、それができないんです。

できないから、
どんどん距離が大きくなる。
わたしの家庭はそんな所でした。
「話し合い」なんて、タブーでしたから。

トラブルが起きるたびに、
家族の溝は深まっていきました。

わたしは、その家庭崩壊を、
追体験したような、
そんな気持ちがします。

でも、デンマンさんは、
玄関の鍵をあけてくださるんですね。
感謝します。

できそこないの身に、
痛いほどしみてきます。
ありがとうございます。

 

by レンゲ


『次元の違いとは端的に言うと』より

デンマン注釈:

この手記に出てくる『ビーバーランド XOOPS』は初代です。
これまでに2度削除され、現在、稼動しているのは3代目です。

『ビーバーランド XOOPS 3世』

レンゲさんが追体験した家庭の溝とは、まさにこの恋愛事件を含めたゴタゴタだったわけですよね。そうでしょう?

デンマンさんは。。。デンマンさんは。。。また、あたしの古傷に塩を擦(なす)り込もうとするのですか?

違いますよォ。。。やだなあああ。。。誤解しないで下さいよ。僕は坂田さん以上にレンゲさんを愛しているつもりなんですよ。その僕がレンゲさんに悲しい思いをさせようとするわけが無いじゃないですか。

デンマンさんは、口先だけではいつも、あたしを愛しているとおっしゃいますが、実際には、こうして古傷を持ち出してきて、あたしを悲しませているのですわ。

違いますよ。僕はレンゲさんに幸せになってもらいたいから、こうして、いろいろと回りくどい事を言いながらも、レンゲさんに愛の真実を冷静になって考えて欲しいと思っているのですよ。

その愛の真実とは。。。?

だから、業平と斎宮の禁忌の愛は、当時の貴族社会に衝撃を走らせたのですよ。

あたしと坂田さんの愛も禁忌だった、とおっしゃるのですか?

違います。僕はレンゲさんの家庭環境やレンゲさんの恋愛観を理解しているつもりだから、それが禁忌の愛とは思っていません。

だったら、別に問題ないでしょう?

僕にとってレンゲさんと坂田さんの愛はまさに業平と斎宮のエピソードのように文学的に昇華されていますよ。僕にとって、それは一つのロマンです。美しくもはかない恋物語ですよ。でもね、現実には、そうではなかった。

どういうことですか?

坂田さんとレンゲさんの恋愛事件は、レンゲさんが通っていた高等学校の職員室の中に衝撃を走らせたのですよ。ちょうど業平と斎宮の禁忌の愛が貴族社会に波紋を投げかけ、天皇の後継者争いにまで発展したように。。。レンゲさんの場合には、職員室の先生方に前代未聞の“女学生幼な妻事件”として取り上げられ、蜂の巣をつつくような騒ぎになってしまった。レンゲさんのお母さんにとって一生に一度の大事件だった。娘の不始末として職員室に詫びを入れる。でも、結局、学校は問題を抱えたまま、それがマスコミに漏れるのを恐れた。教育委員会に知れたら大変なことになる。“臭いものには蓋”で、レンゲさんを退学処分にして問題を処理してしまった。レンゲさんは、上の手記の中で“トラブルが起きるたびに、家族の溝は深まっていきました”と書いているけれど、この事件が最初の大きなトラブルだった。。。ですよね?

デンマンさんは、そうやってあたしと坂田さんの愛を非難しているのですわ。

違います。レンゲさんのオツムの中では純粋な愛であっても、職員室の先生方も、レンゲさんのお母さんも、そうは受け止めなかった、と言う事を僕は言っているのですよ。そして、その問題は、高校の職員室では片付いたことになっているけれど、レンゲさんとお母さんの間では、未だに持ち越されている。それ以外のトラブルも含めて、レンゲさんとお母さんの関係はこじれにこじれて、もう8年近くも会ってもいないし、電話で話したことも無い。。。ですよね?

そうやって。。。そうやって。。。また、デンマンさんは、あたしの古傷に塩を擦り込むのですわぁ~。

違いますよ。すでに坂田さんとの恋愛は、これ程の深い傷跡をレンゲさんとお母さんの心に残している。その坂田さんとレンゲさんは再会して、また新たな問題を起こした。

あたしは、問題だったとは思っていませんわ。

業平と斎宮の禁忌の愛は、一つの恋物語として完結している。上のエピソードを読んでも、文学的に薫り高い恋物語ですよ。

あたしの場合は完結していないとおっしゃるのですか?

そうですよ。完結すべきだったのに、坂田さんの関係をまた再開してしまった。しかも、悪い事に、坂田さんとの関係が、まだ片付いてもいないのに、レンゲさんは清水君との関係をまた再開してしまった。分かりますか、レンゲさん。。。? 『レンゲ物語』は、ますます複雑になってゆく。今のところ終わりが見えませんよ。

デンマンさんは、あたしが坂田さんと愛し合うのもイケナイ。洋ちゃんと愛し合うのもイケナイ、と。。。そうおっしゃるのですか?

違いますよ。一つの問題が片付いていないのに、また新たな問題を蒸し返してゆく。。。僕にはそのように見えるんですよ。坂田さんと会えないから寂しい。。。それで清水君に接近して行く。。。そうやって清水君との同棲生活が再開しましたよね。でも、坂田さんが戻ってきたらどうなるんですか?

それは。。。

どうするのですか?

坂田さんは戻ってこないと思いますわ。

でも。。。、でも。。。レンゲさんは心のどこかで、戻ってきて欲しいと願っているでしょう?

それは。。。それは。。。


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【ここだけの話しですけれどね、レンゲさんは寂しくなると、死にたくなる人なんですよ。

実際に死のうとする事は無いのだけれど、寂しさが死ぬほどつらくなる人なんですよ。

だから、寂しさを紛らわせるために、つい以前の関係を蒸し返すようなところがあります。

それがレンゲさんの心の弱さだと僕は思っています。

寂しさに耐える心の強さを持って欲しいと思うのですが、誰だって欠点を持っていますからね。。。

僕も、あまり強い事は言えません。。。

とにかく、レンゲさんの話の続きは、ますます複雑になってゆくようです。

もっとレンゲさんのことが知りたいのなら、下にリンクを貼っておきましたからぜひ読んでくださいね。】

       

レンゲさんの愉快で面白い、そして悩み多いバンクーバーの日々は

次のリンクをクリックして読んでください。

■ 『レンゲさんのこれまでの話を読みたい人のために。。。』

■ 『レンゲさんの愛と心のエデン』


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レンゲさんをもっと知りたい人は。。。。

■ 『女探偵ふじこが試みたレンゲさんの素行調査』

■ 『“愛の正体” と “レンゲのテーマ”』

■ 『不倫の悦びと苦悩』

■ 『レンゲさんのように苦境から立ち上がった女 ー グロリア・スタイナム』

レンゲさんと高井田さんと一緒に愛について考えてみようと思う人は次のポ-タルサイトの『レンゲのフォーラム』を訪ねてくださいね。

■ 『あなたが思う存分楽しめるデンマンのポータルサイト 【ビーバーランド XOOPS 3世】』

レンゲさんの写真を見たい人は。。。

■ 『レンゲさん、あなたは実はメチャ美人なんですよ!』


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