豚の脳ミソのソーセージ


 
2011年1月13日 (木曜日)
 
 
豚の脳ミソのソーセージ
 
 
どら焼とナン
  
 

Subj:小百合さん、おはよう!

山の家でのんびりしてますか?

きゃはははは。。。

From: denman@coolmail.jp
To: sayuri@hotmail.com
Cc: barclay1720@aol.com
Date:Sat, Jan 8, 2011 4:44 pm
Pacific Standard Time
日本時間:1月9日(日曜日)午前9時44分

 

昨日(1月7日金曜日)町子さんが来ましたよ。
「デンマンさん、暮れから今まで何度も電話したのやけれど、居やはりませんでしたな。また、日本へ行ったんかと思うてましてん。どないしやはったん?」
12月27まで調子が良かった僕のパソコンが28日からダウン。
バンクーバー図書館へ行って記事を書いたり下書きを書いたりしていた。

そう話したら、
「あらっ、そうやったん?。。。んで、また使えるようになって、ようおましたな」
そう言う訳で1月6日に町子さんと連絡がついた。
「これからお邪魔しますけれど。。。」
「この雨の中をですか?」
「去年の暮れから気にかかっておりましたさかいに、できるだけ早めにすっきりとしたいと思うてますねん」

例によって、カナダの税務署から手紙が届いて、納得の行かない事が書いてあるらしい。
「デンマンさん、ちょっと読んで説明して欲しいねん」
確かに、元旦をはさんで気になっていたろうから町子さんにすれば気がかりな事を早くすっきりさせたかったのでしょう。
でも、雨の中をノースバンクーバーから、はるばるとダウンタウンまでやって来るなんて、ちょっと考えただけでも、僕にはうんざりとすることですよ。
傘をさして歩いてバス停まで行き、それからノースバンクーバーのフェリー(Sea Bus)乗り場まで。

バラードインレットを横切ってバンクーバーの波止場から僕のマンションまで雨の中をトボトボと歩いてやって来る。
僕が町子さんなら、雨の日に、そこまでしてやって来ない。
僕にも都合があったので、明日にしましょう、と言うことで、翌日(1月7日)に会ったのです。

きれいに晴れ渡った素晴らしい日になりました。
「デンマンさん。。。娘が日本から戻って、お土産に“どら焼”を買(こ)うてきましてん。少ないけれど、おすそ分けしますわ」
そう言ってハンドバックから取り出した“どら焼”の小さかったこと!

町子さんが帰ってから物差しで包みの袋を計ったら、縦が8センチ。
横が7センチ。
袋には「北海小豆使用」と書いてある。
久しぶりに食べた日本の「どら焼」は、めちゃ旨かったけれど、マジで一口で胃袋の中に落ちていきましたよ。
きゃははははは。。。

そう言う訳で、グルメの軽井沢夫人に、この話がウケルと思って書いてみました。
どう? 面白い?

ん。。。? 下らない話をメールに書かないでね!
ハ~イ。。。次回からは、もっと格調高い、せめてパリで食べるブイヤベースの話でも書きますね。

。。。ん? その話しはすでに聞いたから、もういいの?
ハ~イ。。。とにかく、軽井沢タリアセン夫人になりきってルンルン気分で楽しく過ごしてね。

今度は伊豆の話でも聞かせてね。
じゃあね。

バンクーバー市立図書館より

デンマンさん。。。「どら焼」が小さすぎてビックリしたのですか?

そうですよう。。。一口で胃の中に落ちてしまったのですよう。。。うへへへへ。。。

大きな「どら焼」の方が普通かもしれませんけれど、一口「どら焼」も甘いのが苦手な人にとっては、むしろ好ましいと思えるのではないですか?

どうして。。。?

だってぇ、大きな「どら焼」だと甘いものが苦手な人は見ただけでも手を引いてしまいますわ。

つまり、小さな「どら焼」だと甘いものが苦手な人でも手を伸ばして食べてみる気になると小百合さんは言うのですか?

そうです。 それに女性には大きなどら焼を食べるよりも、一口どら焼を食べる方が、なんとなく上品に見えますわ。

そうかなあああァ~。。。僕は大きなどら焼を豪快にほおばって食べる方が「どら焼」を食べているという気がするのですよう。 一口で胃袋に落ちてしまっては、なんだか、その後で口の中が急に寂しくなって食べた気がしないのですよう。

「どら焼」は大きいのに限るとデンマンさんは信じているのですか?

そうです。。。どうせ食べるなら大きなオムスビを食べるように豪快に食べたいのですよ。 うへへへへ。。。

私は一口「どら焼」の方が品があって好ましいと思いますわ。

確かに、軽井沢タリアセン夫人が大きなオムスビのような「どら焼」を貪るように食べている姿は、うへへへへ。。。 絵にならないかもね。

。。。で、どう言う訳でナンを持ち出してきたのですか?

あのねぇ、一口「どら焼」を食べた後で僕はジェームズヘリオットさんの本をと取り上げて、また読み始めたのですよう。

本の中にナンが出てきたのですか?

その通りですよう!。。。一口「どら焼」を食べたあと、すぐにインドカレーとナンですよう。

マジで。。。?

あのねぇ、「どら焼」と並べて書くために、わざとジェームズヘリオットさんの本を持ち出してきたわけではないのですよ。 なんだか、できすぎているようだけれど、マジで一口「どら焼」のあとでナンだったのです。。。偶然ではないような気がして、こうしてタイトルにナンと「どら焼」を並べたのです。

それは、単なる偶然ですわよ。 その程度のことならば、とりわけ不思議でも何でもありませんわ。

やだなあああァ~。。。小百合さんは単なる偶然にしてしまうのですか?

だってぇ、一口「どら焼」を食べた後で、たまたま読んだ本の中にインドカレーが出てきたからって奇跡が起きたように珍しがるほどのことではありませんわ。

あれっ。。。小百合さんは夢もロマンも愛も感じないのですか?

どうして私が夢とロマンと愛を感じなければならないのですか?

だってねぇ、一口「どら焼」を持って来てくれたのは小百合さんと仲の良い町子さんですよ。 それに、町子さんは栃木の「山の家」で僕も入った露天風呂にも入ったのですよ。

その事と「夢とロマンと愛」が関係あるのですか?

だってさァ、町子さんが日本からの「どら焼」と一緒に日本の愛の思い出を運んできてくれたようなものですよ。

その日本の愛の思い出ってぇ何ですの?

あれっ。。。小百合さんはもう忘れてしまったのですか?

何を。。。?

やっぱり忘れているのですね?

だから、私が何を忘れているとデンマンさんはおっしゃるのですか?

やだなあああァ~、 んもお~~ 小百合さんのために、ここに書き出すからじっくりと読んで思い出してくださいよ。

Subj:今度は小百合さんと

ぜひ「忠次郎蔵そば店」へ

行ってみたいね。

きゃはははは。。。

差出人: “denman@coolmail.jp”
受取人: “sayuri@hotmail.com”
日付: Mon, Oct 18, 2010 12:01 pm
(日本時間)

大長寺の大仏の前でアイリッシュコーヒー豆をドリップしたコーヒーが飲めるとは思いませんでした。
わざわざドリップコーヒーメーカー一式を栃木の田舎から持って来て白いテーブルの上でコーヒーを入れてくれた小百合さんにメチャ感謝感激してしまいましたよ。
きゃはははは。。。

おそらく、そのような面倒なことをほとんどの人は考えないないでしょうね。
考え付いても、そのような手間、暇かかる事は誰もしないでしょう。

それから小百合さんと埼玉(さきたま)古墳公園へドライブ。
駐車場のそばの「さかもと」で食べたゼリーフライは僕が子供の頃食べた「銭フライ」に味がそっくりでした。
懐かしい味!

それから訪ねた「行田市教育文化センター」
センターの中の図書館でパソコンを使わせてもらったのだけれど、小百合さんの栃木県の自動車免許を見せるだけで使わせてくれるとは思わなかった。
うん、うん、うん。。。小百合さんが言うように教育文化センターは実に立派な建物でした。
でもね、行田市は500億円の負債を抱えているのですよう。
だから、あの程度の立派なセンターができていても不思議ではない。

30分ほどネットで検索してから利根大堰(とねおおぜき)を渡って群馬県の千代田町までドライブ。
利根大堰を渡って車で5分ぐらいの所にあった。
小百合さんが見つけたインド人が経営するカレーの店でした。
小百合さんが一度入ってみたかったという店。

メニューのカレーが豊富。
味も甘口から超激辛まである。
ナンもタンドール窯で焼いた本格的なインド式のようだった。
名前が思い出せないのでネットで調べたけれど残念ながら千代田町のインドカレー店は一つも出ていない!
小さな庶民的なカレー店。

しばらくぶりにインドのカレーを食べた。
超激辛を食べようと思ったけれど、小百合さんが心配したので激辛にした。
でも、激辛と言うほど激辛ではなかった。
久しぶりにインドの本場のカレー味を楽しみました。

軽井沢タリアセン夫人らしい味を求めてのドライブでした。
小百合さん、思い出をありがとう。

小百合さんとドライブしたのは10月15日の金曜日。
翌日、偶然にも12チャンネルのテレビ東京で午後9時から10時まで行田市を取り上げていたのですよう。
当然、「行田のフライ」と「ゼリーフライ」も出てきた。
埴輪(はにわ)とゼリーフライと古銭を売っている「さかもと」も出てきた。

「かどや」の102歳の“看板娘”が出てきたのには驚いた!
きゃはははは。。。

足袋蔵を改造した「忠次郎蔵そば店」が出てきたよ。
僕はまだ行ったことがない。
風情のある店内の雰囲気は面白そう。

限定の十割そば。
それに、行田名物「ゼリーフライ」も食べられるんだって。
今度は小百合さんとぜひ行ってみたいね。
楽しみにしているよ。
じゃあね。


『千代田町のインドカレー』より
(2010年10月18日)

 

Subj:小百合さん、おはよう!

夕べ小百合さんの夢を見ましたよう!

きゃはははは…

From: denman@coolmail.jp
To: sayuri@hotmail.com
Cc: barclay1720@aol.com
Date: 28/11/2010 5:29:09 PM
Pacific Standard Time
日本時間:11月29日(月)午前10時29分

 
 

パリのセーヌ川の右岸を小百合さんと一緒に歩いているのです。
空は抜けるように青くて
どこからともなくイヴ・モンタンの歌う「枯れ葉」が聞こえてくるのですよう。
もう、僕は感激ですよう!

「シャンソン - 枯葉」

ロマンチックでもあり、またメランコリックでもあり、
何とも言えなく いいですよねぇ~。

僕は、当然、小百合さんの腰に手を回すのですよう。
うししししし。。。

「デンマンさん!くすぐったいから、お尻に手を当てないでねぇ~」
小百合さんは、半分白けたように僕を見つめて、そう言うのですよう。
でも、僕は何と言われようと、もう、うれしくて、うれしくて仕方がないのですよう。
パリのセーヌ川のプロムナードを小百合さんと一緒に散歩しているのですからねぇ。
これ以上のロマンはないのではないかと、僕はもうウキウキ、ドキドキ、ウハウハしているのです。
きゃはははは。。。

夢を見ているのに、僕自身はマジで現実のつもりなのですよう。
夢を見ているなんて、僕自身は少しも思っていない!
そのくせ、夢の中で、「これは夢じゃないの!?」
そう思っているのだから、今から思い出すと、しまりのない夢でしたよう。

「小百合さん、せっかくパリにやって来たのだから、この辺で Hよりも感じるハグをしませんか?」
僕が、そう言うと、小百合さんはニッコリするのだけれど、僕が抱きしめようとすると、するりと僕の腕から抜け出てしまうのですよう。
「小百合さん。。。そのように恥ずかしがらなくてもいいではありませんか? 僕も小百合さんもパリに居るのですから。。。さあ、記念に心を込めてハグしましょうね」
僕がそう言うと、小百合さんは、ちょっとムカついて言うのですよう。

「デンマンさん! 日本人の団体の観光客の人たちがジロジロ見てるわ。 ほら、あそこ。。。だから、おやめになってぇ~」
小百合さんの指差す方を見ると、旗を振っている添乗員の後を、山梨県の山奥の方からやって来た、団体のおじさん、おばさんたちが、僕と小百合さんを確かにジロジロ見てるのですよう。

やっぱり、パリも日本人の観光客の人たちで、ごった返しているのですよう。うもお~~。

「あらっ。。。デンマンさん。。。こんな所にインドカレーのお店がありますわ」
小百合さんが、そう言ったので指差す方を見ると、なんと、利根川を渡った所にある千代田町の本場のインドカレーの店があるではないですか!
小百合さんは、パリでも本場のインドカレーが食べられると、大喜びで店の中に入ってしまいました。

パリに来てまでインドカレーはねえだろう!?

僕は、カレーを食べ飽きているので心の中で、そう叫びましたよう。
でも、小百合さんが店の中に入ってしまったので、僕が一人で外に居るのもバカバカしいので、仕方なく入りましたよう。
そしたら、なんと千代田町のあの店に居たナナさんが居るではありませんか!
ナナさんは、インド生まれインド育ちなのに、日本語がうまいのですよう。
小百合さんと楽しそうに再会を喜び合っているではありませんか!

「ナナさん、いつパリに支店を出したの?」
「あらっ。。。デンマンさんもパリにやって来たのですか? パリのこのお店が本店で、日本の千代田町にあるお店の方が支店なのですわよう」
相変わらず愛嬌があって、ニコニコと笑顔を振りまいている様子は、インドの「愛の女神」かと思うほど、彼女の愛の精神が伝わってきますよう。

「デンマンさん。。。あの時は“激辛”を食べたのに、あまり辛くはないと言ってましたよね。 だから、今日は“超激辛”を食べてみてくださいな」
もう、こうなったら、“超激辛”でも、“めちゃ超激辛”でも、ナナさんの薦める物を何でも食べようと思いました。

その時、近くのテーブルで食べている女性二人が楽しそうに笑いながら僕を見ているのに気づいたのですよう。
なんと、ブルックリンのマリアさんと、カナダのマルサの女・ナンシーさんですよう。
いくらなんでも、これはできすぎているよ!

パリに千代田町のインドカレーの店があり、
しかも、ナナさんが居るのは偶然としても、
こともあろうに、ブルックリンのマリアさんが居るのは偶然にしてはできすぎている。
さらに、小百合さんがパリにやって来たのをかぎつけて、カナダのマルサの女・ナンシーさんまでがパリにやって来たなんて、絶対に信じられない。

「小百合さん。。。これは絶対に夢だよう! 夢か現実か?見極めるために、ちょっと僕のほっぺたをつねってみてよ」
僕は小百合さんに向かって、そう言ったのです。
「分かりましたわ」 小百合さんは、そう言うと思いっきり僕のほっぺたをつねったのですよう。んもお~~。。。
その痛さで目が覚めたと言う訳です。
うしししし。。。

考えてみたら、小百合さんにメールを書いてまで話すような夢ではなかったですよね。(爆笑)

でも、夢の中で小百合さんに会えてうれしかったですよう。
小百合さんも、軽井沢タリアセン夫人になりきって、たまには僕の夢でも見てね。
きゃはははは。。。

じゃあねぇ。
 


『パリの空の下で』より
(2010年12月1日)

長々と引用した上のメールの中に「夢とロマンと愛」があるのですか?

そうですよう。。。上のメールを読んで小百合さんも懐かしくなったでしょう?

千代田町のカレーは確かにデンマンさんとご一緒に食べましたわ。 でも、パリのインドカレーはデンマンさんの妄想ですわ。

いや。。。妄想ではないのですよう。。。。夢です。

妄想と同じですわ。。。で、デンマンさんもインドカレーにハマッてしまったのですか?

いや。。。僕はインドカレーにハマッたわけではないのですよう。 小百合さんと一緒にインドカレーを食べたということが重要なのですよ。 うしししし。。。

デンマンさん!。。。ヨダレをたらしながら下卑(げび)た笑いを浮かべることだけはお止めくださいな。

ついつい懐かしくなってヨダレが出てきてしまいました。。。でもねぇ、インドカレーを思い出したからヨダレが出てきたのではないのですよ。

分かりましたわ。。。もう、それ以上ヨダレのことは言わないでくださいな。。。ますます下卑た方向にお話がそれてゆきそうですから。。。うふふふふ。。。

小百合さんの笑いも、どことなくおシモっぽいですね。

デンマンさん!。。。いい加減にしてくださいな。 いったい、何が「夢とロマンと愛」なのですか?

だから、町子さんが日本の「どら焼」を持って来た。 その町子さんと小百合さんと僕は栃木の「山の家」の露天風呂で癒されたという「夢とロマンと愛」の思い出を共通に持っている。 しかも、その日本の「どら焼」を食べた後でジェームズヘリオットさんの本を読むとインドカレーとナンが出てきた。 僕はもうヨダレをたらしながら小百合さんと一緒にインドカレーを食べた楽しい思い出に浸ったのですよ。 これは単なる偶然などではない! そう思えてきたのです。 うへへへへ。。。

デンマンさん!。。。そのようなお話は、この記事を読んでいる人には面白くも何ともないのですわ。

どうして。。。?

なぜならば、デンマンさんのおっしゃった事は“こじつけ”だからですわ。 「どら焼」もインドカレーも単なる偶然ですわ。 そのような事よりもジェームズヘリオットさんのお話ってぇ、どのようなものでしたの?

あのねぇ、ジェームズ・へリオットさんのファンならば誰もが知っている、あのグランヴィル・べネットさんが登場するのですよう。 犬と猫専門の獣医さんで、誰もが好きになってしまうような陽気で、おおらかで楽しい人物なのです。 ジェームズさんの妻のヘレンさんが初めてベネットさんと奥さんのゾエさんに会うというエピソードなのです。

。。。で、本場のインドカレーを食べに行くのですか?

ちょっと偶然過ぎるけれど、まさにその通りなのですよう。

“Now don’t mess about, Jim. You know, there’s a wonderful Indian restaurant in Newcastle. Zoe and I would love to take you both out there. It’s about time we met your wife, isn’t it?”

“Yes…of course it is… Indian restaurant, eh?”

“Yes, laddie. Superb curries—mild, medium or blast your bloody head off. Onion bhajis, bhuna lamb, gorgeous nan bread.”

(注: 写真はデンマンが貼り付けました。)


pp.222-223 “All Things Wise and Wonderful”
Michael Joseph Ltd. London, England
First published in this edition January 1996

。。。で、素晴らしい本場のインドカレーのレストランだったのですか?

それがねぇ、4人で出かけるのだけれど、霧が深くて、前がほとんど見えないのに、ベネットさんが無理して出かけようとするものだから、道をそれたり、バックして塀にぶつけたりで、奥さんのゾエさんが身の危険を感じて、止めましょうよ、と言って、結局止めにしてしまったのですよう。

インドカレーは食べなかったのですか。

そうなのですよ。 その代りベネットさんが最近、庭の片隅に建てたいうホームバーで二人をもてなすのですよ。

どのように。。。?

欧米流のもてなしですよう。 要するにカクテルパーティーのようなものです。 シェリー、ウィスキーを飲みながら、腹ごしらえにホットドッグを食べた。

。。。で、何か面白い事件が起きたのですか?

事件と言うほど大げさなことじゃないけれど、ジェームズさんの食べたくないものが出た。 その箇所をここに書き出します。

“I’m sure we’re all starving. Let’s have some hot dogs!”

“Hot dogs?” I cried. “Splendid idea!” It was a long call from all the spices of the orient but I was ready for anything.

“Zoe, sweet,” he said. “We can use the big can of saveloy sausages if you would just heat it up.”

“His wife left for the kitchen and Helen touched my arm.”

“Jim,” she said. “Saveloys…?”

I knew what she meant. I have a pretty good digestion but there are certain things I can’t eat. A single saveloy was enough to bring my entire metabolism to a halt, but at that moment it seemed a pettifogging detail.

“Oh don’t worry, Helen,” I whispered, putting my arm round her. “They won’t hurt me.”

(注: 写真はデンマンが貼り付けました。)


p.229 “All Things Wise and Wonderful”
Michael Joseph Ltd. London, England
First published in this edition January 1996

“saveloy”はジェームズさんにとってダメなのですか?

そうなのですよ。 “saveloy”を一つ口にしただけでも胃の調子が可笑しくなって、もう気分が悪くなり、ゲッソリしてしまうのです。

ところで、うふふふふ。。。“saveloy”ってぇ何ですの?

グルメの小百合さんも知りませんでしたか?。。。実は、僕も知らなかったのですよう。 うしししし。。。

でも、デンマンさんはその本を何度も読んだのでしょう?

確かに最低でも5度は読んだでしょうね。

それなのに“saveloy”が分からなかったのですか?

あのねぇ、多分僕は初めてこの単語に出くわした時に辞書で調べたと思うのですよ。 でもねぇ、食べたことがないから辞書を読んでもヒラメキガない。イメージがまったく湧かない。 結局、記憶に残らなかったのですよ。

。。。で、一体どんなものなのですか?

Saveloy sausages と書いてあるようにソーセージなのですよ。 でもねぇ、三省堂「最新コンサイス英和辞典」で調べても“乾製ソーセージ”としか書いてない。

乾燥させたソーセージですか?

たぶんねぇ。。。でも、もう少し詳しく知りたいから、20年以上使っている“The Random House College Dictionary”で調べてみました。 次のように書いてありました。

saveloy

noun. chiefly British; a highly seasoned, dried sausage.

Milanese sausage, originally containing pig’s brains.

World English Dictionary には次のように書いてありました。

saveloy

noun. a smoked sausage made from salted pork, well seasoned and coloured red with saltpetre.

probably via French from Italian cervellato, from cervello brain, from Latin cerebellum, diminutive of cerebrum brain.

あらっ。。。豚の脳ミソが入っているのですか?

そうなのですよ。 saveloyの語源をたどるとラテン語の“脳”から派生した言葉のようですよう。 イタリアのミラノで初めて作られた当時は豚の脳ミソが入っていたのでしょうね。

つまり、この事が言いたくってジェームズヘリオットさんの本を持ち出してきたのですか?

そうですよ。 今度、軽井沢へ一緒に行ったら、ぜひsaveloyのホットドッグを食べましょう。

私はいやですわよう。

どうして。。。?

豚の脳ミソが入っているなんてぇ。。。聞いただけでも胃袋が動転してしまいますわ。

あのねぇ、日本にあるsaveloyは豚の脳ミソを使ってないはずですよう。

どうして。。。?

豚の脳ミソを使ってないたら、まず間違いなく売れないでしょうからね。。。うしししし。。。

【卑弥子の独り言】

ですってぇ~。。。
そう言えばドイツで豚の血でできたソーセージを食べたことがありますわよう。
もちろん、食べ終わってから内容物について聞かされたのですわよう。
もう、オエーでござ~♪~ましたわ。

やっぱり、豚の脳ミソだとか、豚の血でできたソーセージは日本人にはオエ~でござ~♪~ますわよね。
あなただって、そうでしょう?

ええっ。。。?あなたはゲテモノ趣味なの?
あらっ。。。そ~なのォ~?

とにかく、次回はもっと興味深い話題になるはずですわ。
だから、あなたもどうか読みに戻ってきてくださいませぇ。
じゃあねぇ~。。。

 
メチャ面白い、

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こんにちは。ジューンです。

豚の血で作ったソーセージなんてちょっといやですけれど、

でも、歴史は古いのですよ。

紀元前8世紀から紀元前6世紀に編まれた

『オデュッセイア』の第18歌には、

山羊の胃に血と脂身を詰めて焼いた料理が

登場しています。

これは文献上でソーセージが確認できる

最古の例ですって。

ローマ時代の食卓でもブラッドソーセージは

一般的な食品でした。

紀元1世紀から3世紀に書かれたアピキウスの料理書にも、

豚の血とゆで卵の黄身、刻んだリーキ、松の実などを

豚の小腸に詰めたブラッドソーセージのレシピが載っています。

その後もヨーロッパ各地でブラッドソーセージは作られました。

ブルート・ヴルスト(血のソーセージ)

中世ヨーロッパでは、屠殺をした日の祝祭の御馳走として

作られることが多かったそうです。

フランスのオーヴェルニュでは、屠殺があった日には

村で共有の大鍋で血を煮詰め、

ブラッドソーセージを作る習慣があったそうです。

ドイツでは、シュラハトプラッテ(Schlachtplatte)や

ヴェストファーレンのパンハース(Panhas)のように、

ブラッドソーセージを使った屠殺日の祝祭料理が生まれ、

現在でも伝統料理として受け継がれています。

ところで、英語の面白いお話を集めました。

時間があったら、ぜひ覗いてくださいね。

『あなたのための楽しい英語』

とにかく、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょうね。

じゃあね。

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