秋日和なのね
2010年9月12日 (日曜日)
秋日和なのね

Subj:小百合さん、おはよう!
初秋のバンクーバーは
めっきり秋らしくなりました!
きゃはははは。。。
Date: 29/08/2010 1:12:24 PM
Pacific Daylight Saving Time
日本時間:8月30日(月)午前5時12分
From: denman@coolmail.jp
To: sayuri@hotmail.com
CC: barclay1720@aol.com
午前11時で気温17度。
お日様がわずかに顔をのぞかせています。
明るい雲で雨が降る心配はなさそうです。
夕べは、久しぶりにパソコンが自動的にシャットダウンしましたよう。
んもお~~
明らかにウィルスが動き回ってシステムファイルを壊したのですよう。
昨日は夜の7時ごろから『不倫したいの?』を書き始めました。
(2010年8月30日)
調子よく、ルンルン気分で書いていたのですが
8時半頃、atapi.sys が壊れたという表示が出てプッツン、キューンと断末魔のため息を漏らしてパソコンがシャットダウンしてしまいましたよう。
んもお~~。
シャットダウンのあとで、自動的に再起動したけれど、
システムファイルが壊れたので Windows が動きません、というメッセージを出して、またシャットダウン。
再起動したら、システムファイルを CD-ROMドライブの バックアップCDから読み込んで修復してください。
そういうメッセージを出して止まりました。
ムカついてもしょうがないので、気持ちを落ち着けて修復したのですよう。
でもねぇ、なかなか再起動しないで、挙句の果てにシステムが自動的に電源を落として止まってしまいましたよう。
んも~~!
A ドライブは使用してない事になっているのだけれど、何度、再起動しようとして電源を入れても次のメッセージが出る。
A ドライブから起動しようとしているのですよう。
CD-ROMドライブから起動しない。
これまでの経験から、こういう場合は、しばらくパソコンを休ませないとダメなのですよう。
それで、僕は半藤一利さんの『昭和史(1926-1945)』を読み始めました。
半藤さんの本は分かり易く書いてあって、実に読み易くて面白い。
僕はパソコンがシャットダウンした事など忘れたかのように引き込まれて読んでゆきましたよう。
151ページから「立派であった夫人たち」という節が始まった。
2.26事件の時のことです。
斉藤実内大臣の夫人春子さんは、火を吐く機銃にすがって「殺すなら私を殺してからにして」と身を持って夫をかばい、無理やり引きはなされて内大臣は40数発の弾丸を受け、即死しました。
高橋是清蔵相は、撃たれたうえに左腕を切られて死んだのですが、夫人の“志な”さんは来訪した新聞記者に向かって「青年将校は卑怯に存じます」と言い放ちました。
また渡辺錠太郎夫人のすずさんも立派でした。
いきなり入ってきた青年将校たちに、「帝国軍人が土足で家に上がるのは無礼でしょう。それが日本の軍隊ですか」と銃剣の前に立ちはだかったという話もあります。
また鈴木貫太郎夫人のたかさんは、夫が四発撃たれて倒れたところへとどめを刺そうとする将校に、「武士の情けです。とどめだけは私に任せてください」と制した。
(その後、鈴木貫太郎は手当てを受けて助かる)
これを指揮していた安藤大尉は「閣下に対し敬礼」と号令をかけて捧げ銃(ささげつつ)をしてそのまま引き揚げていきました。
う~~ん。。。このシーンを僕は何度か映画で見た記憶があります。
でも、こうして改めて活字を読むと、その時のシーンが思い出されてくるようでした。
そう言う訳で、パソコンのダウンの事などすっかり忘れて読み進んでいったのです。
きゃははははは。。。
ふと我に戻ってパソコンをどうにかしなければと思ったのが午後10時半。
電源を入れて再起動したら、一発で立ち上がりましたよう。
きゃはははは。。。
「立派であった夫人たち」の気持ちが通じたのでしょうか?(微笑)
そう言う訳で、その後順調に動いて今朝も順調に起動してこうして小百合さんにメールを書いているのです。
今日も無事にパソコンが動いてくれることを期待しながら。。。、
軽井沢タリアセン夫人の小百合さんも「立派であった夫人たち」のように愛とロマンを持って前向きに生きるのを祈っています。
時間があったら次の記事でも読んで気分転換してね。
(2010年8月29日)
カテゴリー: イギリスの話・イギリスの文化と歴史, デンマンさんが登場, 中国古典, 中国史, 動物・ペット, 卑弥子さんが登場, 小百合さんが登場, 小百合さんのメール, 小百合物語, 日本人・日本文化・生活様式, 日本語・諺・格言, 秘話・裏話, 笑い話・ユーモア・コミック, 艶話・エロい話・エロチカ
ゴダイヴァ夫人の懐かしい話も出てきます。結構、面白いよ。
じゃあ、またねぇ。
デンマンさん。。。、相変わらず図書館から本を借りてきて読んでいるのですわね。
そうなのですよう。パソコンがシャットダウンした時などは気持ちを静めるための薬のようなものですよう。うししししし。。。
『昭和史』って、それほど面白いのですか?
他の歴史の本とちょっと変わった書き方をしているのですよう。
どのように。。。?
教室で先生が生徒に話しているような書き方ですよう。。。歴史の本というのは、なんとなく堅苦しくて読みづらいのだけれど、半藤一利さんの本は読み易いですよう。
デンマンさんは歴史の本だけを借りてくるのですか?
いや。。。そんなことはありませんよ。
これは夏、借りてきた本だけれど歴史以外の本も結構あるでしょう。。。
『おそめ』さんの本は、このとき借りてきたのですか?
そうです。
小津安二郎監督について書かれた本もありますわね。
そうです。。。『絢爛たる影絵』は実に興味深い本ですよ。
そう言えば、デンマンさんは『秋日和』のことを書いていましたよね。
秋日和
『秋日和』は、小津安二郎監督による1960(昭和35)年製作の日本映画。
日本では同年11月13日に松竹の配給で公開された。
英語題名は『Late Autumn』。
1960年度キネマ旬報日本映画ベストテン第五位。
戦後、鎌倉に暮らし里見弴と親しくしていた小津が、里見の原作をもとに共同でシナリオ化した作品で、この趣向は『彼岸花』(1958年)に続いて2本目。
長年、多くの小津作品で娘役をつとめてきた原節子が初めて母親役を演じ、端役で登場した岩下志麻は本作で小津に見出されて『秋刀魚の味』のヒロインに抜擢される。
ローポジションでカメラを固定して切り返す独特の画面や、風景カットの挿入など全編小津スタイルで撮られているが、小津が生涯扱った「父と娘」というテーマではなく、「母と娘」の話になっているところが、他作品との違いになっている。
いわば『晩春』の父娘を、母娘に置き換えた設定である。
あらすじ
原節子(左)と司葉子
亡友三輪の七回忌に集まった間宮(佐分利信)、田口(中村伸郎)、平山(北竜二)の三人は、未亡人の秋子(原節子)とその娘アヤ子(司葉子)と談笑するうち、年頃のアヤ子の結婚に話が至る。
三人はなんとかアヤ子を結婚させようと動き始めるが、アヤ子は母親が一人になることが気がかりでなかなか結婚に踏み切れない。
間宮の紹介で知り合った後藤(佐田啓二)とアヤ子がお似合いだと考えた三人は、アヤ子が嫁ぐ気になるためにはまず母親の秋子が再婚することが先と思うが思い通りにいかず、自分が秋子の再婚相手として話が進んでいると勘違いした平山は一人有頂天になる。
そのうち、母親が再婚すると勘違いしたアヤ子は、同僚の佐々木百合子(岡田茉莉子)に相談し、憤慨した百合子は間宮、田口、平山を一堂に会させて散々にやりこめる。
間宮らの説明を聞いてようやく百合子の誤解も解け、母娘の結婚話が進むことになる。
しかし母秋子は娘と二人で出かけた旅先で、自分は一人で生きていく決意を伝え、娘の背中を押す。
娘の結婚式を終え、アパートに戻った秋子は、微笑を浮かべ、一人になった部屋で静かに床に就く。
出典:
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
小百合さんは、よく覚えていますねぇ~?
だってぇ、まだ 4日前のことですわ。
『秋日和』が小百合さんには思い出深い映画なのですか?
いえ。。。私はまだ見たことがないのですわ。
それなのに、どうしてまた『秋日和』がそれほど印象深く小百合さんのオツムに残ったのですか?
「あらすじ」を読んだら、ふいに思い出した事があるのですわ。
ほおォ~。。。その思い出した事って何ですか?
デンマンさんが記事の中で書いたオシモの話ですわよう。。。うふふふふふ。。。
ん。。。? オシモの話。。。?
そうですわ。
『秋日和』のことでオシモの話。。。? そのような話を僕が書いたのですか?
書きましたわよう。
思い出せないなあァ~。。。
次の記事ですわ。
これは、どのように読むのでござ~♪~ますか?
「はまぐりは しょて、あかがいは よなかなり」と読むのですよう。
ジューンさんのお話から、「ハマグリ」と「赤貝」が女性のアソコを象徴する代表的なものであるならば、上の川柳はエロいお話に間違いないのでござ~♪~ますわ。
そのように言ってしまったら身も蓋(ふた)もないのですよう。
でも、このままお話を続けたら、あたくしは、ますますエロい下品な女にされてしまいますわ。
あのねぇ~、京都の女子大学で「日本文化と源氏物語」を講義している橘卑弥子・准教授をエロい下品な女だとは絶対に思わせません。
マジで。。。?
大真面目です。だから、僕の話を最後まで聞いてくれませんか?
分かりましたわ。
あのねぇ~、確かに上の川柳はエロいのですよう。うししししし。。。
でしょう。。。?
でもねぇ~、ただエロいだけじゃない!
つまり、ミーちゃん、ハーちゃん、八っつァん、熊さんの知らない奥深い意味があるのでござ~♪~ますか?
その通りですよう。。。まずねぇ、貝は女性器に似ているから、女の子の祭りである「ひな祭り」にハマグリの吸い物がでます。当然のことだけれど、結婚式の祝いにも蛤のお吸い物が出る。
上の川柳は結婚式の時のものでござ~♪~ますか?
そうなのです。
。。。んで、「蛤は 初手」とは、どういう意味でござ~♪~ますか?
婚礼の時、新郎は初めに蛤の吸い物をいただくという意味ですよう。吸い物として蛤は婚礼の一番はじめにでてくるのです。
。。。んで、「赤貝は 夜中なり」とは?
婚礼の食事も終わり、何もかも済んで、新郎は初夜の床で最後に赤貝をいただくという意味なのですよう。うしししし。。。
つまり、「赤貝」というのは花嫁さんのアソコでござ~♪~ますか?
そうなのですよう。「ハマグリ」も「赤貝」も花嫁さんを象徴している。だから、「ハマグリ」のお吸い物は汁は飲むけれど、絶対にハマグリの実を食べない。
マジで。。。?
だから次のような川柳もある。
“蛤は吸うばかりだと母教え”
「蛤の吸い物はねぇ、実は食べないでぇ、汁だけを吸うのよォ。。。いいわねぇ~?」と、経験豊富な母親が花婿に教えるのですよう。うししししし。。。
ホントにマジですか?
僕はウソと花嫁の尻は突きません。(微笑)
でも、どうして「ハマグリ」と「赤貝」が2つ出てくるのでござ~♪~ますか?どちらか一つでいいではありませんか!
うん、うん、うん。。。なかなか良い質問ですよう。。。あのねぇ~、同じ貝でも、蜆(シジミ)は小さな女の子のアソコ。ハマグリは初夜を迎える前の花嫁のソレですよう。
。。。んで、赤貝は?
当然、初夜を迎えて色づく花嫁のソレです。でも、一般的には充分に成熟した女性のアソコのことですよう。だから、次のような小話(笑話)があるのです。


亡夫の七回忌を終えたばかりの未亡人の結婚話が持ち上がった。
でも、婚期を迎えたその娘の結婚話は、すでに進行していた。
亡夫の級友三人が七回忌の法要を終えて寿司屋で思い出話をしている。
太郎 「はまぐり!」
一郎 「蛤は初手か」
それを聞いていた五郎が呟く。 「初夜を迎える花嫁ねぇ~」
太郎 「蛤は吸うばかりだと母教え」
一郎 「う~ん。。。、経験豊富な母親だからこそ言える言葉だなァ」
五郎 「未亡人のままにしておくのは惜しい女だねぇ~」
太郎 「赤貝かァ~」
一郎 「俺も。。。」
五郎 「俺も赤貝!」
デンマンさん。。。落ちるところまで落ちましたわね。
これからが重要なところです。
どのように。。。?
あのねぇ~、婚礼の吸い物には必ず蛤を用いる。
どうしてでござ~♪~ますか?
この習慣は、8代将軍・徳川吉宗が制定したそうです。『松屋筆記』(発刊未詳。国書刊行会本)巻53に、そう書いてある。
そして、その理由は?
ハマグリの2枚の殻を外しても、他の殻とは絶対に合わない。
マジで。。。?
大真面目ですよう。ハマグリの貝は他の貝と違い、他の貝殻とは合うことがない。だから、「貝合わせ」と言うゲームには蛤の殻が使われている。
あらっ。。。つまり、ハマグリの吸い物には「私は、この人だけにしか合わない。いつまでも、この人とだけ。。。」という願いが込められているのでござ~♪~ますわねぇ?
そうなのですよう。ハマグリが花嫁の象徴ならば、まさに「貞女、両夫にまみえず」という意味が込められているのですよう。
上の記事の中の小咄は『秋日和』のお話をデンマンさんが脚色したのでしょう?
うしししし。。。分かりますか?
でも、ずいぶんシモいお話にデッチあげたのですわね。
あのねぇ~。。。小百合さんは、そう言うけれど同じようなシーンが映画の中にもあったのですよう。
信じられませんわ。
だったら、小百合さんも DVD を借りてきて観てください。。。
そのうち 「ファミリーブック」 でも行ったら探してみますわ。
でも、上の記事の中でハマグリの吸い物の話はいいでしょう?
どこが。。。?
もちろん、「私は、この人だけにしか合わない。いつまでも、この人とだけ。。。」と言うところですよう。うしししし。。。
ですってぇ~。。。
いやですわあああァ~。。。デンマンさんは、あたくしが言った事を持ち出してきて、最後のオチにしているのでござ~♪~ますわ。
いけすかない!
とにかく、次回も、面白いお話が続きます。
だから、あなたもどうか、また明後日、読みに戻ってきてくださいましねぇ。
では、またぁ~。。。
メチャ面白い、
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こんにちは。ジューンです。
江戸時代の有名な川柳に
次のようなものがありますよね。
蛤の 出るまで捲(まく)る
潮干狩り
英語にも「潮干狩り」という言葉があります。
clamming と言うのです。
もちろん、これは clam (貝) の ~ing 形です。
でも、普通、英語圏で clam を
動詞として使う場合には
「黙り込む」だとか
「口を閉じる」という意味に使います。
潮干狩りに行くを英語で言うと、
go clamming になりますが
多分、アメリカ人もカナダ人も
「潮干狩りに行く」と理解できる人は
少ないと思います。
なぜなら、海岸で貝を採る習慣がないからです。
牡蠣(カキ)を別にすれば
貝を食べる人は、まず居ません。
ところで、英語の面白い話をまとめました。
興味があったら、
次のリンクをクリックして
読んでくださいね。
とにかく、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょう。
じゃあね。
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