なぜ戦争するの?
2012年9月15日 (土曜日)
なぜ戦争するの?
ケイトー。。。なんだか物騒なタイトルを持ち出してきたじゃない? このようなことを話題にするとCIAに睨(にらま)まれるわよ。
まさかァ~?
ケイトーは気づかなかったのォ~?
何を。。。?
United States Department of Defense (ペンタゴン) にマジで睨まれているのよ。
どうして。。。?
だってぇ~、ケイトーはペンタゴンを含め、CIAやブッシュ元大統領の戦略や権力闘争・利権闘争を次の記事で批判してきたからよ。
あのねぇ~、僕はしがないネット市民の一人ですよ。 僕がペンタゴンのやり方やCIAを批判したからって狙われるわけがないでしょう!?
だったら次のリストを見たらいいわよ。
(hg20502.gif)
今年(2012年)の3月29日から5月2日までの35日間の国別アクセス数の記録があるのよ。 33番を見てよ。 .mil からアクセスがあったのよ。
.milは、ジェネリックトップレベルドメイン(gTLD)の一つで、アメリカ国防総省(ペンタゴン)とその下部組織が使用するドメインである。
1985年1月、最初に作られたトップレベルドメインの一つである。
milは、militaryの略である。
アメリカ合衆国は、その軍がトップレベルドメインを持つ唯一の国である。
その他の国では、軍用ドメインとしてセカンドレベルドメインを使用しているところもある。
例えば、イギリス国防省は.mod.ukを使用している。
ただ、アメリカ軍独自のトップレベルドメインを持っているのにもかかわらず、いくらかの新兵募集サイトは.comドメインを使用している(例:goarmy.com)。
これについてインターネット純粋主義者は、新兵募集サイトは商売を目的としたサイトではないので、.comドメインの使用は不適当だと考えている。
また、軍関係の教育機関では.eduを使用している。
例えば、アメリカ陸軍士官学校、アメリカ海軍兵学校、アメリカ空軍士官学校のサイトは、.eduドメインでも.milドメインでもたどり着ける。
また3つの士官学校の公式運動プログラムのサイトは、.comドメインを使用している。
アメリカ国防総省は、今では.milドメインの下でバニティドメインも使用している。
(例:americasupportsyou.mil)
出典: 「.mil」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
記録を見ればわかるでしょう? 。。。 ケイトーがペンタゴンや「軍産複合体」を批判しているので狙われて調べられているのよ。
それはシルヴィーの考えすぎですよ。
いいえ。。。違うわ。 でも、例えそうだとしても、またこの記事でペンタゴンの世界戦略を批判したらテロリストの一味だと思われて、ますますペンタゴンに睨まれるのよ。
シルヴィーは僕を脅(おど)かすのォ~? いつからペンタゴンのエイジェントになったのォ~?
馬鹿な事を言わないでよ! どうして私がペンタゴンのエイジェンとにならないといけないのよ?
だってぇ、ペンタゴンとアメリカ政府をかばっているような口ぶりじゃないかァ。
とにかく、私はケイトーがペンタゴンやCIAのエージェントに暗殺されるのではないかと心配しているのよ。
まさかァ~。。。あのねぇ~。。。僕はしがない無力なネット市民の一人に過ぎないのですよ。
でも、ペンタゴンやCIAはそうは思わないわよ。 上の記事が「デンマン・シンジケート」を通して世界のネット市民の皆様に読まれていることをちゃんと掴(つか)んでいるのよ。
(denmansyn.gif)
(hg20831q.gif)
海外からのアクセス
(wp20913map.gif)
(wp20913.gif)
だからペンタゴンは「デンマン・シンジケート」の影響力が心配になってケイトーを調べ始めたのよ。
あのねぇ~、それはシルヴィーの考えすぎ! もし、そうだとしたら.mil のアクセス数は 1度だけじゃないはずでしょう!?
それはケイトーを欺(あざむ)くために、たった1度だけにしているのよ。 そうすればケイトーが油断すると思って。。。 それで、その隙にケイトーを調べつくして、もしアメリカ政府の脅威だと断定したらケイトーを暗殺すか? あるいは拉致してキューバのガンタナモベイにある刑務所に監禁して、拷問しながら取り調べるのよ。。。んで、多分、ケイトは厳しい拷問に耐えられなくなってあの世に逝ってしまうのよ。 (苦笑)
シルヴィー!。。。脅すのもいい加減にして欲しいよ! 僕は何度も言うように nobody なのですよ。 しがないネット市民の一人なのですよ。 テロリストとは全く関係がない! 僕一人をこの地球上から抹殺したとて、時間と手間の無駄ですよ。
でも、そうやって殺されていった人たちがガンタナモベイにある刑務所にはウジャウジャ居たのよ。
あれっ。。。シルヴィーは、なかなか詳しいんだねぇ~。
そんな事よりも、「なぜ戦争するの?」というタイトルを掲げて何が言いたいのよ?
あのねぇ~、僕はバンクーバー図書館からDVDを借りて先日次のドキュメンタリーを観たのですよ。
(lib20913.gif)
あらっ。。。9月13日にケイトーはコメントを書いてるじゃない。
うん。。。この記事を書くつもりでいたので書いたのですよ。
どうして日本語で書かないのよ?
英語のドキュメンタリーなのですよ。 それに英語で書いた方が世界のたくさんの人に読まれるでしょう!?
。。。で、どのような内容なの?
あのねぇ~、ネットで調べてみたらYouTube で同じドキュメンタリーが公開されていましたよ。 シルヴィーのためにここに貼り出すから観たらいいよ。
“Why We Fight”
2005年制作のドキュメンタリー
(1時間39分)
(eisen02.jpg)
1時間39分もかかるドキュメンタリーを今、全部観るわけにもいかないわ。 いったい、どのような内容なのよ?
要するに戦争するのは一部の政治家と、これら政治家と結びついている少数の富裕権力層、つまり、大企業、特に軍事産業のお偉方のためだというのですよ。
その根拠でもあるの?
だから上のドキュメントを観るとその根拠がよ~く解るのですよ。
でも、英語でしょう? 多くの日本人にとっては英語だから観てもさっぱり解らないのじゃないの?
英語の苦手な人には次の小文を読んでもらいたいのですよ。
イラクは世界第2の石油埋蔵量を誇るからです。
遅かれ早かれ、米国が、この膨大な宝を、他の国々の特権的アクセスを否定して米国の統制化に引き戻そうとする可能性はありました。
けれども、それはこの間、ペンディングになっていたのです。
2001年9月11日のニューヨークとワシントンに対する攻撃により、「対テロ戦争」の口実の元で、その目的を追求する新たなチャンスがやってきました。
この口実は薄っぺらなものですが、プロパガンダ目的としては十分だったでしょう。
計画されているこの戦争はまた、眼前の国内的な必要にも奉仕するものです。
ブッシュ政権は、通常の基準すら逸脱する忠誠心で、少数の富裕権力層に仕え、普通の人々と将来の世代に対する攻撃を続けています。
こうした状況下では、保険や社会保障、赤字、環境破壊、文字通り生存を脅かす新たな兵器システムの開発、その他、好ましくない話題の長いリストから、人々の注意をそらすことが望ましいのです。
伝統的かつ妥当な方法は、「オオカミが来る」といって人びとを脅迫することです。
偉大な米国の風刺家H・L・メンケルは、かつて、次のように述べています。
「現実政治の全目的は、無数の実在しないお化けを使って、人びとを恐怖状態に置き、それを通じて安全をうるさく要求するよう人びとに仕向けることである」
(略)
今にも世界を、そしておそらくは宇宙を滅ぼしかねない、究極の悪の力というイメージを、サダム・フセインに付与するために、大きな技術はいりません。
そして、私たちの勇ましい部隊が奇跡のように恐ろしい敵をやっつけている間、人びとは恐怖に身を縮ませています。
そのような状況では、おそらく、人びとは、自分たちに対して何がなされているかについてあまり注意を払わないでしょうし、そして「我々の指導者」への賞賛を口にする著名知識人のコーラスに、多くの人が参加することさえ出てきます。
(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
イラストはデンマン・ライブラリーより)
138-140ページ
『チョムスキー21世紀の帝国アメリカを語る』
著者:ノーム・チョムスキー
訳者: 寺島隆吉
2004年4月30日 初版第1刷発行
発行所: 株式会社 明石書店
なるほど、あのイラク戦争はブッシュ大統領にとっては、保険や社会保障、赤字、環境破壊、文字通り生存を脅かす新たな兵器システムの開発、その他、好ましくない話題の長いリストから、人々の注意をそらすために、好都合だったのね。
その通りですよ。 しかもペンタゴンと結びついている軍需産業のお偉方は新たな兵器の需要に開発費やらで政府の助成金が貰えて、兵器はどんどん売れるし懐(ふところ)が潤(うるお)うわけですよ。
そのためにイラク戦争をしたというの?
だってそうでしょう! 大量破壊兵器はイラクになかったし、世界に脅威を与える化学兵器も見つからなかった。 つまり、ペンタゴンのトップ・ラムズフェルド長官やブッシュ大統領、チェイニー副大統領が盛んに人びとを恐怖状態に置き、それを通じて安全をうるさく要求するよう人びとに仕向けた。 だから、アメリカの国防費はダントツなのですよ。
イラク戦争も、そうやってアメリカ国民に恐怖を植え付けて戦争に駆り立てたわけですよ。
要するに、メディアをうまく利用したわけね。
その通りですよ。
(penta02.jpg)
ベトナム戦争の場合、解放戦線の側は決して一般民衆を攻撃の対象にしませんでした。
民衆の側も石油をかぶって火を放ち自殺する僧侶などの抵抗運動はありましたが、一般民衆を巻き添えにする自爆攻撃という方法はとりませんでした。
むしろ一般民衆を「戦略村」に閉じ込めたり、ソンミ事件のように村ごと焼き払ったりしたのは米軍のほうでした
このような抵抗の仕方がメディアを通じて米国民に流れ、そのことが米国内の反戦運動を高める力になたといわれています。
だからこそ、ベトナム戦争以後、米国は徹底的なメディア戦略を展開し、米軍が許可しない映像は決して流れないことになりました。
これはイラク戦争の場合も同じでした。
パレスチナでも同じです。
イスラエル軍が町を丸ごと破壊してもその凄惨な映像はほとんど報道されることはありませんが、抵抗する側が自爆テロで反撃すれば必ず犠牲者の血だらけの姿が茶の間に届き、それが次の国家テロの口実にされます。
これが現在の「非対称戦争」の現実です。
(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
イラストはデンマン・ライブラリーより)
211ページ
『チョムスキー21世紀の帝国アメリカを語る』
著者:ノーム・チョムスキー
訳者: 寺島隆吉
2004年4月30日 初版第1刷発行
発行所: 株式会社 明石書店
これってぇ、アメリカ国民を。。。アメリカ国民ばかりじゃなく世界のネット市民も騙しているわけじゃない!
その通りですよ!
じゃあ、ケイトーは世界のネット市民はどうすればいいと思うのォ~?
だから、アメリカ政府の報道に騙されないように、世界のネット市民がお互いにネットの上で連携するのですよ。 例えば、ツイッターとかフェイスブックを使って、あるいはブログに記事を書いて。。。Grassroots Net Politics(草の根運動)を広げてゆくのですよ。
でも、ネットをしない人はどうするのォ~?
だからネットをしている人たちがコミュニティー・グループや図書館、地区組織や、協同組合、それに公民館とか、ボランティア市民組織などを通して一般市民に正確な情報を伝えてゆくのですよ。 そうすれば、アメリカの政府のプロパガンダに騙されないようになる。
その程度のことで戦争を無くす事ができるかしら?
あのねぇ~。。。まず、ネット市民の意識改革ですよ。 戦争は誰だって嫌だと思っている。 一人一人と話してみれば誰だって戦争は悲惨で残酷で無益なものだと知っている。 それなのに、どうして戦争が起こるのか?
どうして。。。?
一部の政治家と軍需産業のお偉方に引きづられてしまうからですよ。 だから、ネット市民が団結して世界に、あたりまえの常識を広めて意識改革をするのが先決ですよ。
でも、そんな簡単に戦争がなくなるかしら?
あのねぇ~、7つの海も一滴の雨粒からできあがったのですよ。
じゃあ、戦争が無くなるのもずいぶん長くかかるわねぇ~。。。
そうです。。。でも、やがて無くなるはずです。
どうして。。。?
僕は人間が馬鹿じゃないと信じたいからですよ。 世界終末大戦争を起こして自分で自分の首を絞めるような馬鹿な人間にはなりたくない。
ですってぇ~。。。
そうですよね。
戦争して得をするのは一部の政治家と軍需産業のお偉いさんだけですわ。
戦争に借り出された人間と戦争で殺される一般市民こそ迷惑ですわ。
良い戦争や正義の戦争というのはありません。
戦争はすべて悪いものなのです。
だから、あなたも私も好戦的なプロパガンダに騙されずに、どんな戦争に対しても反対してゆきましょうね。
アメリカの国防費の10パーセントでも地球環境保全のためや、世界で餓死しようとしている人たちや、エイズで苦しんでいる子供たちのために使ったら、世界はもっと幸せになるのですわ。
あなたも、そう思いませんか?
ところで、シルヴィーさんの事をもっと知りたかったら次の記事を読んでくださいね。
■『ジャンボのエンジンが全部停止!』
(2012年5月15日)
■『日本の良心は停止したの?』
(2012年5月17日)
■『愚かな詭弁を弄する東電』
(2012年8月16日)
■『僕のお父さんは東電社員』
(2012年8月20日)
■『小学生でも知っている国のウソ』
(2012年8月25日)
■『ん?オバマ大統領暗殺?』
(2012年9月3日)
とにかく、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょう。
じゃあね。バーィ。
ィ~ハァ~♪~!
メチャ面白い、
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