死んでも生きてる


 

2015年10月26日 (月曜日)

 

死んでも生きてる

 


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デンマンさん。。。 なんで急に抹香(まっこう)臭いタイトルを持ち出してきたのでござ~ますか?


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。。。ん? 抹香臭い?

そうでござ~ますわ。。。 なんだか お葬式のお線香の匂いがするではござ~ませんか?

あのねぇ~、実は、夕べ バンクーバー市立図書館で借りた本を読んでいたら次の箇所に出くわしたのですよ。

人は死んだとき、

まわりの声が聞こえている


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人間の死には、まずふたつの段階があります。
「個体の死」と「細胞の死」です。
「個体の死」というのは、全体の統合が取れなくなった状態です。

つまり、脳による全体のコントロールが止まるとか、あるいは血液の流れが止まり、脳に酸素が行かなくなって脳死になる、ということ。
人間は、どれかひとつの歯車がなくなると、全体のシステムが壊れてしまう機械のようなものですから、統合性を保つことができなくなると、意識を保って理解をする、ということが困難になります。

しかし、統合性が失われる「個体の死」が訪れても、細胞はしばらく生きています。
細胞というのは、自分の持っている酸素がつづくかぎり、細胞の中で酸素呼吸をしますから、そのあいだはミトコンドリアも発熱するし、しばらく体温も維持できる。
そして、各所にある酸素が全部使い果たされてしまうと、ミトコンドリアも死んで、細胞も死に、だんだん冷たくなっていきます。

それは、「酸素の供給が止まった」ということ。
その酸素を供給していたものが、心臓のポンピング作用と肺におけるガス交換ですから、それら循環器系の機能が停止すると、あらゆる機関の統合性がどんどん失われていきます。

そのため、心臓の動きが止まったときに「ご臨終です」と、人間は死を迎えたとされるわけです。
しかし、このあともまわりの声が聞こえている可能性があります。

細胞内に酸素があるかぎり、脳もおそらくしばらくは働いています。
個体の死、つまり統合性が失われていても、脳にまだ酸素があるうちは最後まで働こうとするのです。

心臓の動きが止まり、お医者さんが「ご臨終です」と告げたあとも、残された家族が悲しむ声が本人に聞こえている可能性は十分にあるのです。
ただ、それを統合的に理解するだけの酸素が脳に残っているかどうかはむずかしい問題です。

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)


168-170ページ 『脳がしびれる科学の時間』
著者: 長沼毅
2013年1月10日 初版第1刷発行
発行所: 株式会社 河出書房新社

つまり、デンマンさんは死をまじかに控えて 心の準備をしているのでござ~ますか?

何で僕が死をまじかに控えているのですか?

だってぇ~、デンマンさんは、まもなく飛行機でバンクーバーから成田に飛び立つのですわ。。。 すると、その飛行機はハイジャックされ デンマンさんが止せばいいのにスーパーマンになったつもりでハイジャッカーに立ち向かうので、ついに悪者たちが爆弾を破裂させて飛行機は北太平洋の上空で木っ端微塵(こっぱみじん)に破裂して、デンマンさんはあの世に逝くのでしょう?


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やだなあああァ~。。。 卑弥子さんは、どうして そのような人の嫌がる不吉な事を言うのですか?

なぜか、あたくしは夕べ そのような夢にうなされたのでござ~ますわァ。

あのねぇ~、そのような悪夢にうなされるような不吉な事は 当事者の前では言わないものですよ。。。 言霊(ことだま)というのを卑弥子さんも聞いたことがあるでしょう?

ありますわ。。。

人によったら、卑弥子さんの悪夢は悪霊のお告げだと思って予定をキャンセルして貨物船か何かで日本へ行くのですよ。

デンマンさんも、そうするのでござ~ますか?

いや。。。 僕は、人の言う事は どちらかというと疑ってかかる性格ですからね。。。 たとえ卑弥子さんが何と言おうと、もう予定は変えないのですよ。

。。。で、もし あたくしの悪夢が本当になったら。。。?

そしてら、卑弥子さんを恨んであの世に逝きますよ。

そして、デンマンさんがあの世に逝ってから あたくしを呪い殺すのでござ~ますか?

たぶん、そうなるでしょうねぇ~。。。。 うへへへへへへ。。。

あのォ~。。。、あのォ~。。。 今の悪夢のお話はウソですわァ。。。 実は、デンマンさんは無事に成田について、それから新幹線で京都に向かい、あたくしとエッチよりも感じるハグをして再会を果たしたのでござ~ますわァ~。。。 そういう夢だったのでござ~ますう。。。 うふふふふふ。。。


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あのねぇ~、今更、そのような事を言っても遅いのですよ。

分かりましたわァ~。。。 いつまでも下らない事を言っていると ここまで読んできたネット市民の皆様が他のブログへ飛んでしまいますから、なぜ“死んでも生きてる”のか? その理由を説明してくださいなァ。

だから、すでに僕が読んだ本の重要な箇所を引用したでしょう!

つまり、ただその箇所を引用しただけで、終わりにするのですか?

いや。。。 もちろん、それだけじゃ卑弥子さんを呼んだ意味がないですからねぇ~。。。

だから、もったいぶらないで細木数子のようにズバリ!ズバリ!と核心を突いてくださいなァ~。

あのねぇ~、実は、先月(9月21日) 僕はバンクーバー市立図書館でDVDを借りて次の映画を見たのですよ。


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『実際のカタログページ』

あらっ。。。 日本映画ではござ~ませんかァ!

そうですよ。。。 この映画は、それ以前に僕は見たことがあった。

それなのに、どうしてまた同じ映画を DVD を借りてみたのでござ~ますか?

日本語のタイトルが目につかなかったのですよ。。。 だから初めて観る映画だと思ってDVDを借りたわけです。

そしたら、すでに観た事があると思ったのでござ~ますか?

そうですよ。。。 しかも、僕は、その映画のことで記事まで書いていたのですよ。。。 卑弥子さんは覚えてないでしょう?

どうして。。。、どうして。。。、あたくしが覚えていないといけないのでござ~ますか?

なぜなら、その映画のことで卑弥子さんと対談しているからですよ。

マジで。。。?

だから、僕は卑弥子さんを呼び出したのです。。。 その箇所を引用するから読んでみてください。

卑弥子さんはナウい映画よりも時代劇の方が趣味なのですか?

だってぇ、あたくしは源氏物語を研究している者ですわ。 京都の女子大学では「日本文化と源氏物語」を講義しているのでござ~♪~ますう。 当然、時代劇には関心がありますわ。

ローズティーには関心がないのですか?

もちろん、関心がありますわ。。。でも、今日はおとといの続きですわ。 11月19日には『ローズティーと生ツ八橋』というタイトルでお話して、『必死剣鳥刺し』がローズティーと生八ツ橋に関係あると、デンマンさんはおっしゃったのでござ~♪~ますわ。

よく覚えていますねぇ~?

まだ、おとといのことですもの。。。それで、上の映画のどういう所にデンマンさんは感銘を受けたのでござ~♪~ますか?

あのねぇ~、上の説明にも書いてあるけれど、映画の内容は現代にも通じるのですよう。 時代劇だけれど、人間普遍の物語として描かれている。

だから、具体的には、どういうことなのですか?

要約すれば次のようになるのですよ。

剣豪ゆえに陥る宿命に対し、

最後は己を爆発させる主人公の姿は

「人生のままならなさ」、

「人はいかに命を全うするか」という

永遠の問いを観る者の胸に刻みこむ。

そして文字通り激烈なクライマックスは、

邦画史における新たな神話となるであろう。

デンマンさん!。。。これは上の説明の中に書いてある事をそのまま書き出しただけではござ~♪~ませんか!

いけませんか?

ダメですよう! 引用でごまかさないでくださいなァ。 デンマンさんは実際に(成田からバクーバーまでの)飛行機の中で上の映画を見たのでしょう?

もちろんですよう。

だったら、ご自分の言葉で説明してくださいなァ。

分かりました。 卑弥子さんがそれ程までに言うのならば僕の言葉で説明します。。。まず次のニュース記事を読んでみてください。

ロッキード事件


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元運輸省事務次官の若狭得治が(全日空の)天下り副社長に就任した。

1972年に社長に就任する。

その後若狭の指導のもとにマクドネルダグラスDC-10の発注は取り消され、代わりにロッキード L-1011 トライスターの発注が決定された。

ロッキード L-1011 トライスターの導入が進んでいた1976年2月4日に行われたアメリカ上院外交委員会の多国籍企業小委員会公聴会において、ロッキード副会長のアーチボルド・カール・コーチャンと元東京駐在事務所代表のジョン・ウイリアム・クラッターが、全日空がマクドネルダグラスDC-10の発注を取り消し、L-1011 トライスターを導入するように働きかけるために、日本においてロッキード社の裏の代理人的役割をしていた児玉誉士夫に対し、1972年10月に「(全日空へL-1011 トライスターを売り込むための)コンサルタント料」として21億円あまりを渡したこと、次いで児玉から、政商の小佐野賢治やロッキード社の日本における販売代理店の丸紅などを通じ、当時の首相である田中角栄に対して5億円が密かに渡されたことを証言した。

この証言は日本国内で大きな波紋を呼び、その後捜査が進められ、マクドネルダグラスDC-10型機の導入を進めた大庭社長を「M資金」に絡むスキャンダルをでっち上げて追い落した若狭社長と複数の全日空幹部が、全日空から政界への贈賄工作を行ったとして逮捕された。

さらに、政界工作の謝礼として、ロッキードから児玉や小佐野を通じて流れ込んだ5億円を受け取った容疑で田中元首相他多数の政財界人が逮捕され、さらに数人の不審死者や自殺者を出すなど、「ロッキード事件」と呼ばれる大疑獄事件となった。


出典: 「ロッキード事件」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 

ロッキード事件と『必死剣鳥刺し』が関係あるのでござ~♪~ますか?

上の説明の中で数人の不審死者や自殺者を出したと書いてあるでしょう。 この不審死者や自殺者は明らかにされてない。

どうしてでござ~♪~ますか?

明らかにすると、その上司の首が飛ぶからですよう。 つまり、疑獄事件では、たいてい“スケープゴート”と呼ばれる人間が自殺などをして事件がうやむやになって、黒幕が罪から逃れる。

『必死剣鳥刺し』にもスケープゴートが登場するのでござ~♪~ますか?

そのスケープゴートこそが主人公の近習頭取・兼見三佐ェ門ですよう。。。そのような意味で、『必死剣鳥刺し』は現代に通じる人間普遍の物語なのですよう。

三佐ェ門さんは自殺なさるのでござ~♪~ますか?

いや。。。殺されてしまうのですよう。。。でも、ただ殺されるのではない。 利用されつくした挙句、不条理に殺されてしまう。

どういうことですか?

あのねぇ~、三佐ェ門さんは幸せで平凡な人生を歩んでいたのです。


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左が三佐ェ門さん、真ん中が最愛の妻の睦江(むつえ)さん。 右が妻の姪で、里尾(りお)さんですよ。 しかし、幸せな生活は長くは続かなかった。

なぜですの?

妻の睦江(むつえ)さんは病弱だった。 それで子供もないまま若くして亡くなってしまうのです。。。ちょうどその頃、東北の海坂藩(架空の藩)には大問題があった。

どのような。。。?

藩主・右京太夫の愛妾・連子(れんこ)さんが、藩主のお気に入りなのをよいことに勝手気ままな事をして、浪費はするわ、気に喰わない人は切腹させるわで、もう、ニッチもサッチもゆかなくなっていた。 何とかしなければならないと誰もが思っていた。 しかし、連子さんは藩主のお気に入りだから、誰もどうすることもできない。

。。。んで、三佐ェ門さんが連子さんに立ち向かうのでござ~♪~ますか?

そうなのですよう。。。もう、特攻隊員になった気持ちで、能の観劇会の後で廊下で連子さんに追いすがり脇差で胸を一突きにして殺してしまう。

つまり、最愛の妻の睦江(むつえ)さんを病気で亡くし、跡継ぎも居ないので三佐ェ門さんは、藩の皆様のためにと思いながら、死に場所を求めた訳なのですわね。

そうなのですよう。 死を覚悟の悪女天誅(てんちゅう)なのですよう。。。本来ならば、藩主の愛妾を殺してしまったのだから、誰が考えたって即刻の切腹ですよ。

でも、切腹にならなかったのでござ~♪~ますか?

死刑にはならなかった。

どうして。。。?

悪賢い中老・津田民部が三佐ェ門さんをスケープゴートにするために、激怒していた藩主を説得して死刑にしないことにしたのです。

何のためのスケープゴートなのでござ~♪~ますか?

それを説明する前に言っておかなければならない事がある。 三佐ェ門さんは平凡な男なのだけれど、唯一つ非凡な特技を持っていた。

それは何でござ~♪~ますか?

「鳥刺し」という必勝の技です。 三佐ェ門さんは剣の達人なのですよう。 それを見込んで中老・津田民部は彼を生かしておいたのですよ。

悪い奴ですわ。。。つまり、三佐ェ門さんを利用して中老の津田民部様は、誰かを殺そうとしたのでござ~♪~ますか?

そうなのですよう。 東北の海坂藩では、お家騒動が持ち上がりそうになっていた。 できの悪い藩主に成り代わって別家の帯屋隼人正が藩主になろうという意欲を持っていた。 しかし、この帯屋隼人正は直心流の剣の達人だった。

要するに、中老の津田民部様は三佐ェ門さんを利用して別家の帯屋隼人正様を殺そうと企(くわだ)てたのでござ~♪~ますわね?

その通りです。 しかし、別家の当主と言えども藩主の実弟。 実弟が殺されれば、もしかすると、お家騒動ということで江戸幕府は海坂藩を取り潰しにしてしまうかもしれない。 そうなったら、元も子も無くなる。 海坂藩の全員が浪人になってしまいますからね。

。。。んで、悪賢い中老・津田民部様は、どのようにしたのでござ~♪~ますか?

三佐ェ門さんは剣の達人だけれど、もともと平凡な男なのですよう。 悪女の連子さんを殺してしまったことでも分かるように直情径行なのですよ。 あまり物事を深く考えるような性格ではない。 だから、悪賢い中老・津田民部の思いのままになってしまった。

結局、三佐ェ門さんは別家の帯屋隼人正様に立ち向かっていったのですか?

そうですよ。 中老・津田民部の命令を受けて藩主の実弟と一対一で対決してしまった。

。。。んで、どうなったのでござ~♪~ますか?

もちろん、負傷はしたけれど三佐ェ門さんが勝った。 別家の帯屋隼人正は、血の海の中に倒れて息を引き取った。

だったら、藩主の実弟が殺されたのを理由にして江戸幕府は海坂藩を取り潰しにしてしまうのではありませんか?

だから、そこが中老・津田民部のあくどい所ですよう。 初めから三佐ェ門さんをスケープゴートにするつもりで生かしておいたのですからね。。。

。。。んで、三佐ェ門さんの結末は。。。?

そこがこの映画の一番の見せ場ですよう。 中老・津田民部は三佐ェ門さんに向かって言った。

「三佐ェ門、良くぞ成し遂げた。殊勝であるぞ」

中老・津田民部様は三佐ェ門様を褒めたのでござ~♪~ますか?

その通りです。 満面に笑顔を浮かべて褒めたのですよう。

三佐ェ門さんは、お家騒動に発展しなくて済むと思って、マジで喜んだのでござ~♪~ますか?

そうです。。。でも、喜びはそこまでだった。。。中老・津田民部は、三佐ェ門さんの加勢にと思って待機させておいた武士に向かって次のように言い放ったのですよう。

「皆の者、良く聞け! 近習頭取・兼見三佐ェ門は、只今、気が触れて(頭がおかしくなって)別家の帯屋隼人正様を殺害した。 このような事は断じて許されることではない! よって、これより兼見三佐ェ門を成敗せよ! 皆の者!かかれ!」

あらっ。。。中老・津田民部様は、今度は加勢の武士たちに向かって三佐ェ門さんを殺すように命令なさったのでござ~♪~ますか?

そうですよう。 近習頭取が発狂して別家の帯屋隼人正を殺害したと江戸幕府に届け出て、海坂藩が取り潰しにならないようにという計略だったのですよう。

それで、三佐ェ門さんは、まんまと殺されてしまったのですか?

確かに殺されてしまうのだけれど、その殺されぶりが凄(すさ)まじいのですよう。

どのように。。。?


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この場面のすぐ後で、子供たちが“鳥モチ”で鳥を取ろうとするシーンが現れる。

“鳥モチ”でござ~♪~ますか?

そうです。 竹竿の先に“鳥モチ”というネバネバした物を巻きつけて、それで空を飛ぶ昆虫や鳥をとるのですよう。 僕が小学生の頃には“鳥モチ”を使ってセミを取るのがはやっていた。 僕も“鳥モチ”で何十匹もセミを取りましたよう。 でもねぇ、“鳥モチ”で鳥を取れるとは思えなかったから、僕は一度も鳥を取ろうとしたことは無かった。

実際、取れるものなんですか?

映画の中では、子供たちは失敗するのですよ。 そこで三佐ェ門さんが子供から“鳥モチ”の付いた竹竿を受け取って、鳥をとって見せるのです。 つまり、三佐ェ門さんは“鳥モチ”で鳥を取ることから「鳥刺し」という必勝の技を編み出した、という事を“伏線”としてこの場面で見せている。 この技は捨て身の技なのですよう。

。。。んで、三佐ェ門さんは、その技を最後に使うのですか?

使います。 


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最後の15分の剣戟(けんげき)は見ものですよ。

15分もチャンバラが繰り広げられるのでござ~♪~ますか?

ただのチャンバラじゃないのですよう。 もう手に汗握るチャンバラです。 卑弥子さんがまだ一度も見たことが無いような、すっごいチャンバラですよう。

。。。んで、三佐ェ門さんは、どうなるのですか?

4度か5度も死んでしまうような刀傷を受けるのだけれど、それでも必死で生きながら相手をバタバタ切るのですよう。。。でも、さすがの剣の達人も、何十人とかかってきたら、どうにもならない。 中老・津田民部に一太刀浴びせようと座敷に上がって必死で詰め寄るのだけれど、三佐ェ門さんは事切れてしまう。

死んでしまうのですか?

「死んでいるのかどうか確かめてみよ」 中老・津田民部が、そう言うと、座ったままで事切れている三佐ェ門さんの首筋に、家来の一人が手を当てて動脈が動いているかどうか確かめてみた。 家来は言うのです、「脈がございません」と。。。

つまり、死んでしまったのですか?

誰もがそう思った。 中老・津田民部も三佐ェ門さんが死んだものと思って、座ったまま事切れている死体に近づいてゆく。 首筋の動脈は動いてなかったけれど、心臓が完全に停止していたわけじゃない。 「三佐ェ門よ、連子様を殺害したときに、お主(ぬし)の命は、すでに無きものに等しかった。。。」 しかし、中老・津田民部が言い終わらぬ内に、閃光のごとくに三佐ェ門さんの右手が刀を抜き、津田民部の心臓を一突きして、刀の切っ先が背中に抜けているのですよう。 それは、誰もが息を呑むような衝撃的なシーンでした。

。。。んで。。。んで。。。その事とローズティーが関係あるのでござ~♪~ますか?

いや。。。直接関係があるわけじゃない。 僕はただ、感銘を語っただけですよう。 現実と違い、映画の中では三佐ェ門さんには、スケープゴートにされた恨みを中老・津田民部を最後に殺す事で晴らす機会が与えられた。

現実には、そのような事は無いのでござ~♪~ますか?

ロッキード事件を見てください。 現実には、スケープゴートにされた人は次の一行で片付けれれている。

田中元首相他多数の政財界人が逮捕され、

さらに数人の不審死者や自殺者を出した。

この名も無い自殺者は本当に無念だったと思いますよう。

分かりましたわ。 いつものようにデンマンさんは関係ない事を長々とお話してきたようでござ~♪~ますけれど、ローズティーと直接関係ある事をお話しくださいなァ。

あのねぇ~、悲惨な運命に翻弄された三佐ェ門さんにも心温まる交流があったのですよう。

その心温まる交流とは、どのようなものでござ~♪~ますか?


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三佐ェ門さんは最愛の妻の睦江(むつえ)さんを若くして病気で亡くしてしまうのだけれども、亡妻の姪である里尾(りお)さんが同じ屋根の下に住んで面倒を見てあげたのですよう。 悪女の連子を殺害して死刑は免(まぬが)れたといえども三佐ェ門さんは蟄居謹慎(ちっきょきんしん)を命じられた。

里尾(りお)さんは嫁入り前の娘さんですか?

いや。。。一度結婚したのだけれど、訳があって離縁され、実家に戻れず、叔母の睦江(むつえ)さん夫婦と一緒に暮らすようになったのですよう。 そのような訳で睦江(むつえ)さんが亡くなると里尾(りお)さんが三佐ェ門さんの世話をしてあげたのです。

蟄居謹慎中も里尾(りお)さんが三佐ェ門さんの面倒を見てあげたのでござ~♪~ますか?

そうなのです。 里尾(りお)さんのおかげで、一度は死を覚悟した三佐ェ門さんも、再び生きる力を取り戻したのですよ。

なんだか出来過ぎたお話ですわァ。。。そのような事だと、当然、男と女の関係になる事も予測できますよね。うふふふふふ。。。

やだなあああァ~。。。卑弥子さんは、すぐにそちらの方向に妄想をたくましくしてしまうのですね。

だってぇ~、デンマンさんのお話を聞いていれば、誰だってぇそのように考え付くものですわ。うふふふふふ。。。

実は、そのようにになってゆくのですよ。。。あのねぇ~、里尾(りお)さんを演じている池脇千鶴さんのラブシーンに僕はドキドキさせられましたよ。。。恋慕いながらも、それを表に出さない。。。でも、その秘めたものが表に出るときの妖艶な魅力は、一見の価値がありますよう。

デンマンさん!。。。このような時に涎(よだれ)を流さないでくださいなァ。んもお~。。。んで、そのきっかけは、どのようなものでござ~♪~ましたの?


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やっぱり、食べ物でしょうね。

思い出を食べる軽井沢タリアセン夫人を持ち出そうとするおつもりですか?

あのねぇ~、里尾(りお)さんは三佐ェ門さんに心から尽くしている。 その思いは映画を見る人の心にもヒシヒシと伝わってくるのですよう。 味噌汁や、お澄ましや、うどんやそばの味が亡妻の睦江(むつえ)さんの味に似てくる。 三佐ェ門さんも、知ってか知らずか?その味を味わいながらいただいている。 お互いに複雑な気持ちを味わいながらも二人の思いは暖かく溶け合うものがある。

分かりましたわ。。。もう余計な事はよろしいですから、ローズティーとの関係を脱線しないでお話してくださいな。

話しますよ。。。でも、初めて読む人も居るだろうから、まず、次のメールを読んでみてくださいね。


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Subj:小百合さん、おはよう!

山の家の秋も深まってるでしょうね!?

きゃはははは…


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From: denman@coolmail.jp
To: sayuri@hotmail.com
Cc: barclay1720@aol.com
Date:Mon, 15/11/2010 3:06:24 PM
Pacific Standard Time
日本時間:11月16日(火)午前8時6分

 


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なぜかローズティーが懐かしく思いだされてきましたよ。
10月25日、月曜日、インターネット・コミックカフェ「自遊空間」で待ち合わせてから「印度市場」で本場のインドカレーを食べました。
小百合さんは甘口カレー。僕は激辛カレー。
食べてから「さきたま古墳公園」へ。

広い駐車場に着くと通りを挟んだ向かいに「田舎っぺうどん」の看板があった。
“思い出を食べる”軽井沢タリアセン夫人。

10月16日、テレビ東京(12チャンネル)の「埼玉・行田」グルメ特集で「田舎っぺうどん」を見たという小百合さん。
「あれがそうだわ!!」と叫びました。
小百合さんが思い出を食べる女であることを改めて感じた瞬間でした。

休息パビリオンで食後のデザート。
小百合さんが Irish cream-flavored coffee beans をわざわざ栃木の田舎から持ってきてコーヒーを入れてくれました。
その時に、「ローズティー」と「生八ツ橋」も持って来てくれたよね。


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「生八ツ橋」は菊ちゃんのエピソードを小百合さんが覚えていて、ふと思い付いて持って来てくれたのだろうね。
でも、どうして「ローズティー」?
なぜだろう?

うん、うん、うん。。。思い出しましたよ!
10月15日の金曜日、大長寺の大仏を見ながら、その前の白いテーブルでアイリッシュコーヒーを小百合さんと一緒に飲んだのでした。
その朝、空は曇っていたけれど散歩に出て忍川の堤(つつみ)をそぞろ歩いて戻ってくると前庭にピンクのバラがきれいに咲いているのが目に付いた。
バラの木が3メートルも伸びていて、その先に6つほどピンクの花を咲かせていたのです。

そうだ!小学生の頃、足袋の資産家の大邸宅の庭に見た白いテーブルの上には一輪挿しのバラが飾ってあったに違いない!
なぜかそう思えた。
玄関に埃をかぶって空になっていた花瓶を洗って、孔雀のように葉を広げていた棕櫚の葉を切って挿した。
その真ん中に一輪のバラを差し込んでみたのです。


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この花瓶を大長寺の白いテーブルの上に置いて小百合さんと一緒にコーヒーを飲もう!
うしししし。。。

小百合さんが思い出を食べるなら、僕は思い出を飲もうというわけですよ。
きゃはははは。。。

小百合さんが「ローズティー」を持ってきたのは白いテーブルの上のピンクのバラが小百合さんのオツムに印象強く残っていたのではないか!?
そんな風に思えたのでした。

小学生の頃に見た白いテーブルの上に果たしてピンクのバラが飾ってあっただろうか?
はっきりと、あったとは言えないけれど大長寺の白いテーブルの上には一輪のピンクのバラがきれいに咲いていたのでした。

そのバラの花を見ながら小百合さんとコーヒーを飲みつつ、バラの香りとアイリッシュコーヒーの香りをしみじみと味わいながらロマンの香りに浸ったのでした。
きゃはははは。。。

では、小百合さんも山の家でアイリッシュコーヒーを飲みながらロマンの香りを楽しんでね。
じゃあ、バ~♪~イ。


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上のメールを改めて読んだ卑弥子さんならば、僕が何を言おうとしているかが良く分かるでしょう?

分かりませんわ。

マジで分からないのですか?

だから、お話してくださいなと、マジでお願いしているではござ~♪~ませんかァ! んもお~~。。。

あのねぇ~、里尾(りお)さんは三佐ェ門さんに心から尽くしている。 その思いは味噌汁や、お澄ましや、うどんやそばの味となって三佐ェ門さんの心に伝わってゆく。そうやって二人の思いは暖かく溶け合うのですよう。

だから。。。?

だから、僕がバラの一輪挿しを白いテーブルの上に置いて小百合さんと一緒にアイリッシュコーヒーを飲むのですよう。


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。。。すると、どうなるのでござ~♪~ますか?

すると、次回に白いテーブルで顔を合わせると、小百合さんはローズティーを入れてくれるのですよう。


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つまり、里尾(りお)さんと三佐ェ門さんのように、何も言わなくても心が通じ合っている。 僕がバラの一輪挿しを白いテーブルの上に置くと、その次には小百合さんがローズティーを入れてくれる。

要するに、ローズティーと『必死剣鳥刺し』の関係を無理して、そのようにこじつけたのでござ~♪~ますわね?

こじつけたように聞こえますか?

聞こえますわ。。。最後に、そのような話を聞かせられると、マジで白けますわよう。 んもお~。。。

そうかなあああァ~。。。僕は素直な気持ちで話しているのだけれどォ。。。

そのようなお話は内緒にしておくものでござ~♪~ますわ。


『ローズティーと必死剣鳥刺し』より
(2010年11月21日)

つまり。。。、つまり。。。、“死んでも生きてる”というタイトルを持ち出してきて 里尾(りお)さんと三佐ェ門さんのエピソードを持ち出しながら、結局は、デンマンさんと軽井沢タリアセン夫人の“ローズティーの思い出”を話したかったのでござ~ますわねぇ~。。。

いけませんか?

白けてしまいましたわァ~。。。


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ですってぇ~。。。
あなただって白けたでしょう!?

ところで、時代劇も結構でございますけれど
あたくしは格調高い色っぽいお話が好きなのですわァ。
それで『源氏物語』にハマッてしまったのでござ~ますう。

古代にも いろいろな不思議なお話がございますわァ。
お時間があったら、古代の人の不思議なお話も 探求してくださいませぇ。

平安史、古代史の記事を用意しましたわァ。
ぜひ お読みくださいまし。
では。。。

天武天皇と天智天皇は

同腹の兄弟ではなかった。 

天智天皇は暗殺された 

定慧出生の秘密 

藤原鎌足と長男・定慧 

渡来人とアイヌ人の連合王国

なぜ、蝦夷という名前なの?

平和を愛したアイヌ人

藤原鎌足と六韜

古事記より古い書物が

どうして残っていないの?

今、日本に住んでいる人は

日本人でないの?

マキアベリもビックリ、

藤原氏のバイブルとは?

とにかく、次回も興味深い記事が続きます。
だから、あなたも、また読みに戻ってきてくださいね。
じゃあ、またねぇ~。。。


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ジューンさんの熟女下着 June Adams 下着美人
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ところで、平成の紫式部こと、卑弥子さんは見かけによらず、京都の女子大学で腐女子に「日本文化と源氏物語」を講義している橘卑弥子・准教授という肩書きを持っています。

卑弥子さんの面白い話をもっと読みたい人は
下のリンクをクリックして読んでみてくださいね。



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『オルフェと聖徳太子』

『寅さんの本棚』

『平成の紫式部』

『心にしみるウンチ』

『念願のトップページへ』

『愛とロマンの昔話』

『愛とロマンのアクセス解析』

『兄妹の恋のつづき』

『源氏物語エロいの?』

『酒が行って着物目変境』

『日本は外人に乗っ取られたの?』

『ん?ヒトラーはベジタリアン?』

『ふるさとの選挙と黒い霧』


(hama10.jpg)

『ハマグリにハマる』

『ハマグリの誘惑』

『ハマグリの足跡を追って』

『芭蕉と遊女』

『光源氏もビックリ』

『エロエロ源氏物語』

『悲痛の紫式部』

『卑弥子のえっち』

『白妙の和歌を探して』

『キーワード診断』

『紅のボート難民』

『ん?ネトウヨ』


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『下衆のかんぐり』

『桓武天皇のママがネットで』

『ござが天皇とGOOGLE』

『エロ 建礼門院』

『一敗が三人に!』

『行田の黒い霧をはらう』

『ペルシャ人が飛鳥に』

『小柴垣草子』

『後白河上皇ダントツ』

『ブスと美人』

『エロい話が好き?』

軽井沢タリアセン夫人の小百合さんが扮するゴディバ夫人 Sayuri
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