ブチギレる時


  
 
2012年1月21日 (土曜日)
 
 
ブチギレる時
 
 


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『大地の子』の取材中、それは起こった。
日中友好プロジェクトである上海宝山製鉄所建設は、新日本製鉄の最新鋭技術を供与する形で進められたが、ある日、中国側から一片の電報によって、工事中止が通告されて来た。
製鉄所建設には、新日鉄のみならず、電機、機械、水処理など250社の企業が参画する。
さながら企業版・日本連合艦隊が大プロジェクトを支えているのである。


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高炉の火入れ式まであと1年2ヶ月、全工程の25パーセントまで漕ぎつけた段階で、一時中止、再開のメド不明という中国側の通告は、参画企業すべての生命にかかわる一大事で、宝山の現場は事情が摑めぬまま、大混乱に陥った。

突如とした建設工事中止の理由は、何だったのか。
当時、連合艦隊の最高指揮官である新日鉄会長の斎藤英四郎氏の元へ、取材を申し込んだ。


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 (中略)

指定された日時に新日鉄ではなく、指示通り、経団連会長室に伺ったのだった。
ところが斎藤氏は午後の便でアメリカ出張に発たれるとのことで、会長室に招じ入れられはしたものの、決済書類が山積みしているらしく、担当役員の説明を受けつつ、サインを続け、じっと待っているこちらに見向きもしない。

ようやく一区切りついたところで、斎藤氏の大きな楕円形の執務机の前の席に着き、単刀直入に、“一片の電報”について、最高指揮官としての衝撃、苦悩を伺った。
…不快な表情を露にすると、当方の質問には答えず、同席の技術担当副社長が差し出した分厚い『宝山製鉄所建設工程表』をパラパラとめくり、…棒読みに近い口調で話されるばかりである。 … 私はたまりかね、斎藤氏の棒読みを遮った。
「伺いたいのは、“一片の電報”についてです、中南海(中国共産党)で何が起こってのですか、斎藤会長はどういう形でその一片の電報を手にされたのですか」
何しろ4000億円の大プロジェクトである。
躙(にじ)りよらんばかりに膝を進めると、
「一片の電報? そんなものは小説家の空想ですよ、私の元には中国から刻々と情報が入っており、驚くわけがありませんよ」
とニベもない。

「女性のあなたにそんなことを話しても、どうせ解らないでしょう、一時中止の電報などありっこないですよ、この工程表を後で副社長に説明させます、空想で書かれては困りますからね」
そもそも自慢の長い足とはいえ、体を斜めに崩して組むとは初対面の来訪者に対して何たる態度!
新日鉄会長にして経団連会長のポストにあるものの思い上がった無礼千万な振舞いに、ついに、私は忍耐の緒が切れた。
「私を、そこらの作家と一緒にしないでください!」
思わず、斎藤英四郎氏に向って怒鳴りつけた。
「さっきから黙って伺っていれば、そこに書いてあることばかりではありませんか! そんな上っ面の事を聞くために、大阪から来たんじゃありません、トップとしての衝撃、責任の大きさを聞きに来たんです! もう結構です!」

私はハンカチを握りしめ、なおも大声で斎藤氏を難詰し、席を立った。
無念の涙が吹きこぼれたが、そのまま扉に向ってまっすぐ歩き、辞去しかけると、
「ちょ、ちょっと、誤解が—」
斎藤氏が慌てふためいて、追いかけてきたが、振り向きもせず、扉を開けると、なんとそこには大勢の男性が、棒立ちになっているではないか。
隣は秘書室だったらしい。
会長が畏怖されることはあっても、怒鳴られていることなど、前代未聞の出来事だったのかもしれない。

斎藤氏は扉を閉め、
「今日はゆっくり時間が取れないが、帰国したら、改めて話しますよ、仲直りに握手しましょう」
長身の身を屈めんばかりにして、手を差し出した。
私はその手をばしっと、どんなに払いのけたかったか!

忍び難きを忍んで、私はハンカチを握り締めていた手の小指だけで、斎藤氏の大きな手と握手した。

赤字はデンマンが強調。)


241-246ページ
『作家の使命 私の戦後』
著者: 山崎豊子
2009年10月30日 初版第1刷発行
発行所: 株式会社 新潮社

デンマンさん。。。あんさんは『大地の子』を読みはったん?

いや、まだ読んでえ~へん。 めれちゃんは読んだのか?

わたしはNHKの放送70周年記念番組として放送されドラマを観ましてん。

いつ頃のことやねん?

1995年11月11日から12月23日まで土曜ドラマとして7回放送されましてん。


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どないな内容なのや?

次のようなあらすじですがなァ。

信濃郷満州開拓団の長男・松本勝男は、日本の敗戦後、ソ連軍の攻撃などにより祖父と母を失い、妹とも生き別れになってしまう。
父親は徴兵されており、勝男のいる満州にはいなかった。

過酷な体験のあまり、自分の身分や言葉など全ての記憶を失った勝男は、放浪中に人買いに捕まり、中国人農家に売られて酷使される日々を送ることになる。
度重なる虐待に耐えかねて逃げ出したものの、再び人買いの手にかかり売られそうになった勝男を助けたのは、小学校教師の陸徳志(りくとくし)であった。
子供のない陸徳志夫妻は勝男に一心という名を与え、貧しいながらも実の子のように愛情をこめて育てる。

優秀な青年に育った一心は大連にある大学に進学。
恋人である趙丹青に日本人であるがゆえに別れを切り出される差別を受けながらも、中国の発展のため尽くそうと決心する。
しかし、彼の背後には文化大革命の嵐が押し寄せつつあった。
やがて一心は、日本人であるという理由で槍玉に挙げられ、囚人として労働改造所に送られるが、そこで日本語を話す男と知り合い、母国語である日本語を習得する。
5年後、徳志の命がけの嘆願と、共産党幹部となった親友の奔走の甲斐あり釈放された一心は、労働改造所時代の命の恩人である看護師・江月梅と結婚、日中共同の一大プロジェクトである製鉄所建設チームの一員として働くことになる。

一方、中国に協力を要請された日本の東洋製鉄では、一心(勝男)の実父である松本耕次を上海事務所長に派遣する。
松本はかつて自分の徴兵中に満州で消息を絶った妻子の行方を今も求め続けていた。
苦労の末、ようやく一心の妹であるあつ子(中国名:張玉花)を見つけ出した松本だが、寒村の農家に嫁がされた彼女は過労の果てに病(脊椎カリエス)を得て、すでに死の床にあった。
同じ頃、一心もまた唯一の肉親である妹を探し、村にたどりついていた。
あつ子の死を契機に、間近にいながら親子とは気づかなかった一心と松本は、ここで初めて互いの関係を知り、確執を越えて数十年ぶりの再会を喜び合う。

その後、プロジェクトの一環で日本に出張した一心は、松本の家を訪れる。
しかし、この訪問が原因で、一心はほどなくして以前から彼を快く思っていなかった同僚(趙丹青の夫)の策略により産業スパイとして告発され、プロジェクトから外された上に内蒙古の製鉄所へ左遷させられてしまう。
初めは失意に暮れていた一心だったが、やがて製品の改良などを通じて内蒙古の仲間達と深い絆で結ばれる。

時を経て、丹青は一心を陥れた夫の策謀を知り、共産党幹部に告発。
冤罪が解けた一心は再びプロジェクトに復帰、7年がかりで完成した製鉄所の高炉に火が入り、日中の参画者の心は一つになる。

プロジェクト終了後、一心は徳志の勧めで松本と父子水入らずの長江下りの旅行に出かける。
雄大な長江を下る船の上で、松本は一心に日本へ来て一緒に暮らさないかと持ちかけた。
日本の父と、中国の父。
二人の父への愛情に一心の心は揺れ動くが、彼は苦悩の末、涙ながらに「私はこの大地の子です」と答え、中国に残ることを決意するのであった。

ドラマ版では、その後自ら左遷時代の仲間達が待つ内蒙古の製鉄所への転属を志願する後日談が付け加えられており、家族ぐるみの移住に先立ち駅で一足先に内蒙古に向かった一心が製鉄所でかつての仲間達と再会するシーンで物語は幕を閉じる。


出典: 「大地の子」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

苦悩の末、陸一心が涙ながらに「私はこの大地の子です」と答え、中国に残ることを決意するところはメチャ感動しましたわ。

なるほどねぇ~。。。、なんとのう、わてにも分かる気がするでぇ~。。。わてもカナダで骨を埋めようと思っているさかいになァ。

マジで。。。?

こないな時に冗談が言えるかいなァ!

。。。で、どうして山崎さんがブチギレた時のエピソードなどを持ち出してきやはったん?

山崎さんの『作家の使命 私の戦後』を読んで、上の箇所に差し掛かった時に、わては急に書かねばならない事を思い出したのやがなァ。

あんさんもブチギレしやはったん?

そうなのやァ。 去年の9月に行田市に帰省した時に、山崎さんほど劇的なものやないんやけど、わてもかな~りムカついたことがあって、この事は「ブログに書くつもりやけど、そのつもりで話してくださいね」と、相手に念を押したのやがなァ。

それで、相手は何と言うたのォ~?

「ええ、どうぞ」と言うたのやがなァ。

それで、相手は誰やのォ~?

足利銀行・行田支店の支店長代理という人物やァ。


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名刺には次のように書いてあるねん。

足利銀行

Retail & Relationship
~地域のためにできること~


支店長代理

尾花 隆

行田支店
埼玉県行田市行田21-20 〒361-8603
TEL. 048-556-2101 (代表)
FAX. 048-553-2827
http://www.ashikagabaqnk.co.jp

支店長代理とムキになってやり合いはったん?

そうなのやがなァ。

。。。で、どないな事が問題になりはったん?

実は、今回の帰省では足利銀行に預けてある貯金から30万円ほど引き出すつもりでバンクーバーを発ったのやがなァ。 もちろん、万が一のためにクレジットカードを持って行ったけど、できるだけ現金で支払おうと思っておったのや。

それで。。。?

ところが、お袋に預けておいた通帳と印鑑が探しても見当たらない。 10年以上前に預けてから一度も使ってへん。 お袋もどこに置いたのか忘れてしもうてる。 部屋の模様替えをしたりで箪笥を新しいのに替えたりして、その時に保管場所を変えたらしいねん。 10年前とは様変わりしていたのやァ。 お袋も年だし、最近、物忘れが激しくなってる。 いろいろと探してもらったけれど、どうしても見つからへん。

それで、通帳を再発行してもらい、新しい印鑑を再登録しやはったん?

そうなのやァ。 ところが土曜、日曜をはさんで10日かかると言うねん。

それで。。。?

「10日も待てへん。 カナダやったら、そもそも、このような不便な事は起こらへん! ペーパーレスで通帳などないし! 印鑑も使わへん。 サインするだけやねん!」 。。。と、わては言うたのやがなァ。

カナダの銀行はペーパーレスやのォ~?

そうやァ。 通帳もないし、もちろん印鑑など初めからあらへん! 身分証明書を見せて金額を言えば、すぐに金を出してくれる。 たいていは街角の ATM(Automated Teller Machine)の端末で、デビットカード(Debit Card)を使って貯金を引き出すことができよる。

あんさんは初めから支店長代理に話しやはったん?

初めは、女子行員に話したのやけど、埒(らち)が開(あ)かへんと思うたので「支店長を呼んで来て欲しいねん」と言うたのや。 そしたら、支店長は出張中やとかで居(お)らへん。 そいで支店長代理が出てきたというわけやがなァ。 どうせ身元をはっきりさせねばならないと思うたから、自動車免許書とパスポートを持って行った。

それで、あんさんは、どのように言いはったん?

支店長代理とわての対話をここに書き出すよってに、読んで欲しいねん。

カナダならば通帳なし印鑑なしだから、そもそも、このような不都合なことは起こらないのですよ。

それは分かっておりますが、デンマン様は現在日本におりますので日本の銀行の規則に従ってもらいませんと。。。

もちろん、それは分かっていますよ。 でもねぇ~、通帳を再発行するのに10日もかかるなんて、このコンピューター化の時代に余りにも遅すぎるとは思いませんか!? 僕は、日本の銀行も国際化の波に乗ってペーパーレスになっているのではないかと思っていたのですよ。

残念ながら、日本では通帳が無い「ペーパーレス預金・引き出し」に対してはお客様が拒否反応を示すほどです。 通帳のない銀行業務など信用できないと思っているお客様が大半です。

それは、あなたの個人的な意見ではありませんか? 通帳も必要なく、印鑑も必要がなければ、今回のような問題は初めから起こらなかったのですよ。 ものすごく便利ですよ。

それは私にも理解できます。 しかし、カナダと日本では考え方の違いもありますし、銀行業務もすぐに欧米並みに移行することは困難なのです。

あのねぇ~、足利銀行を今すぐに欧米並みにペーパーレスにしなさいと僕は言っているのではないのですよ。 僕の家族は僕が子供の頃からあなたの支店を使っている。 僕は小学校に通う時には毎日、あなたの支店の前を歩いて中央小学校に通ったものですよ。 僕の祖母の時代から考えれば、加藤家はあなたの銀行と100年近いお付き合いがあるのですよ。

分かっております。 台帳を見ればデンマン様のご家族が私どもの銀行を長い間お使いになっていることがすぐに見て取れます。

だから、僕の普通貯金が合わせて500万近くある。 そのお金を担保にすぐに30万円ほど貸していただけませんか? とても10日も待てないのですよ。 今回は仕事で人に会わなければならないので3日以内に30万円を都合つけたいのですよ。

しかし、そのような事をいたすわけには参らないのです。

どうして。。。?

なにぶん、通帳も印鑑も無いとなりますと銀行の規則で通帳と印鑑がそろわない限り、500万円の普通貯金を担保に30万円をお貸しする事はできない規則になっております。

あのねぇ~、よ~く考えてくださいよ。 あなたの銀行にはリスクは何も無いのですよ。 あなたは僕の身元を確認した。 僕が30万円を持って逃げたとしても、470万円は僕の銀行講座に残っている。 どのようなリスクがあなたの銀行に降りかかると言うのですか?

デンマン様のおっしゃる事は私にも理解できますけれど、なにぶん銀行には規則というものがありまして、規則を無視して30万円をお貸し申上げるわけにはゆかないのです。

僕は利子を払わないと言ってるわけじゃない。 ちゃんと利子も払いますよ。

利子を払っていただいたとしても規則を曲げるわけにはゆかないのです。

あなたは規則の事ばかり言うけれど、お客さんのためを考えてあげる事をしないの?

もちろん考えるようにしています。

だったら、今、客である僕のために便宜を図ってくださいよう。 あなたの名刺にも「地域のためにできること」と書いてあるでしょう! 地域のためにできることを考える前に、まずお客さんのためにできることを考えてくださいよ。 加藤家はあなたの銀行と100年にわたるお付き合いがあるのですよ。 そこを考えて30万円を貸してください。

何度も申し上げるようですが銀行には規則がありまして。。。

それはあなたの銀行の勝手な規則なんですよ。 お客さんのためではなく、銀行の身勝手な規則なのですよ。 さっきも言ったようにあなたの銀行が僕に30万円貸したとして、僕が返さずにバンクーバーへ持っていってしまっても、その30万円と利息は僕の銀行口座から差し押さえる事ができるのですよ。 つまり、あなたの銀行には全くリスクが無い。 僕も助かるし、あなたの銀行はお客さんのために便宜を図るという、素晴らしいサービスを提供した事になるのですよ。

デンマン様のおっしゃる事は私にもよ~く分かります。 でも、銀行の規則を曲げるわけにはゆかないのです。

あのねぇ~、あなたは規則、規則と言うだけで、お客さんのためを一切考えようとしない。 お客さんの便宜を図ろうという誠意が全く見られない。 僕があなたの立場にあるならば、個人の責任において100年近いお客様に対して便宜を図りますよ。 それが20代の女子行員と40代の支店長代理の違いでしょう!? 「支店長を呼んで来て欲しい」と言ったのはそのためですよ。 あなたには個人的な責任においてお客さんの便宜を図るだけの権利と義務と責任を持っている。 違いますか? あなたの話は20代の女子行員と全く変わらないではありませんか!

おっしゃる事はごもっともですが、なにぶん日本ではそのようなわけにはゆきません。

あのねぇ~、日本、日本と言うけれど、すでに国際化社会になっているのですよ。 30年前と比べたら、比較にならないほど自由化が進み金融市場にも海外の資本がずいぶんと入ってきているでしょう!

存じ上げております。

あのねぇ~、オシム・ジャパンのオシム監督が次のようなことを言っていたのですよ。

当時のグラーツ (オーストリア・サッカーリーグの中堅クラブであるシュトルム・グラーツ) は4-4-2のフォーメーションでロングボールを蹴って、ひたすら身体を張る、そんなチームだった。
それでも勝つことがあるが、オシムはそういうサッカーを観客をスタジアムから遠ざけると考えていた。


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「システムは関係ない。
そもそもシステムというのは弱いチームが強いチームに勝つために作られる。
引いてガチガチに守って、ほとんどハーフウェイラインを越えない。
で、たまに偶然1点入って勝ったら、これは素晴らしいシステムだと。
そんなサッカーは面白くない。

例えば国家のシステム、ルール、制度にしても同じだ。
これしちゃダメだ。 あれしちゃダメだと人をがんじがらめに縛るだけだろう。
システムはもっとできる選手から自由を奪う。

システムが選手を作るんじゃなくて、選手がシステムを作っていくべきだと考えている。
チームでこのシステムをしたいと考えて当てはめる。
でもできる選手がいない。
じゃあ、外から買ってくるというのは本末転倒だ。
チームが一番効率よく発揮できるシステムを選手が探していくべきだ」


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オシムはまるで因習のようにこびり付いたクラブ内の縛りを取り払い、グラーツの改革に乗り出した。
システムは人の上に君臨するものではない。

赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。)


121ページ 『オシムの言葉』
著者: 木村元彦
2006年4月8日 第6刷発行
発行所: 株式会社 集英社インターナショナル

あなたの言う規則がシステム、ルールですよ。 オシム監督は言っているでしょう! システムは人の上に君臨するものではないと。。。

でも、それはサッカーの場合ではありませんか?

あなたが、そう言うのならば金融業界の話をしますよ。 野村證券のスキャンダルはあなたも知っているでしょう?

存じ上げております。

あのスキャンダルの仕掛け人は大蔵省の証券局長だった。 野村證券は証券局を脅かすほどに巨大化し、当局を不安に駆り立てるような新しい分野のビジネスにも取り組んでいた。 野村証券は規模においても影響力においても巨大化しすぎてしまった。 当時、野村證券の資産総額はアメリカの主要な証券会社3社を合わせたよりも多くなっていた。 その後、あのバブルがはじけた。 その時、野村證券は大口の顧客の損失を埋めてやった。 あなたも知っているでしょう?

ええ。。。存じ上げております。

僕やあなたのような一般のお客さんの損失を野村證券はカバーしてくれたか? どうですか?

一般のお客さんの損失については何もしなかったと聞いております。

そうですよ。 規則なんていい加減なものなんですよ。 大口のお客さんには損失を埋めてやるのに、一般のお客さんの損失は無視する。 証券スキャンダル当時、証券会社が暴力団の稲川会の会長に約360億円を融資したと言ってメディアが騒いだ。 つまり、一般のお客さんを犠牲にして大企業のお客さんとか暴力団の会長を保護する。 そして、あなたは、そのような下らない規則を振り回して、規則があるのでできませんと言う。 誰のための規則なのか? 僕はあなたに、その事を考えて欲しいと言っているのですよ。

しかし、規則がありますものですから。。。

だから、あなたの支店長代理としての権利と義務と責任において100年近いお客である僕のために、あなたの銀行には全くリスクのない30万円を貸してくださいと僕は頼んでいるのですよ。 僕があなたの立場なら僕は30万円を出しますよ。

デンマン様のおっしゃることはよく理解できますが、規則を破ったことで私がクビになりますと家族を路頭に迷わせることになりますので、残念ながら私個人としてはできかねます。

それで、あんさんは最後には支店長代理にピストルを突きつけて脅迫しやはったん?

そないな愚かな事をするかいなア!。。。支店長が堅物だと、規則を破ったことがバレて支店長代理がクビにされる可能性も無いとは言えへんから「家族を路頭に迷わせる覚悟で30万円を出せ!」とは言えへんかった。

つまり、あんさんは諦めはったん?

しゃあないやないかいなァ。 わては仕方なく、近くの「埼玉りそな銀行」の行田市店の口座から当座の費用に当てる5万円を引き出して間に合わせたのやァ。


(risona02.jpg>)

それで10日後に取りに行きはったん?

そうやァ。 その時の対話も、めれちゃんに読んで欲しいねん。

あなたは口先だけで誠意の無い人ですね。

デンマン様は、どう言う訳でそのような事をおっしゃるのですか?

あのねぇ~、あなたは僕の話を聞いてよく理解することができたと言ったではありませんか!

その通りです。 そう申し上げました。 実際、デンマン様のお話はもっともだと納得できました。 しかし、日本の銀行にはルールや規則がございまして。。。

カナダの銀行にもありますよ。 しかし、あなたのように融通(ゆうずう)の利(き)かない支店長代理は少ないですよ。 支店長でも、もう少し誠心誠意を込めて客に対応するものですよ。

。。。と申しますと。。。?

あのねぇ~、次のような事があったのですよ。

本当に法の下で

平等になっているか?

日本国憲法の下では、日本人は法人も含め、法の下に平等です。
例え国を訴えても、日本国憲法の下では公人も私人も平等です。
法律的にはそうなっています。

しかし、現実には“縦社会”の日本は、なかなかそのようにはゆかない。
なぜなら、江戸時代の“負の遺産”である身分制度の名残があって、上で僕が説明したように“縦社会”に生まれ育ったスマットさんは無意識のうちに“縦社会”的思考にすっかりはまっています。

じゃあ、“横社会”では

どうなっているのか?

僕のエピソードをここでお話します。
カナダには全国に支店網を持っている大きなカナダの銀行が7つあります。
その一つがノバ・スコシア銀行です。

バンクーバーのロブソン・ストリートの支店に僕はアカウントを持っているのですが、ここで働いている女子行員と借入金の限度額について交渉していた時の話です。
担当の女性は“オフィサー”という肩書きを持っていましたから、日本流に言えば個室を持っている課長級の人でしょう。

ところが、電話したのに折り返しの返事はよこさない。
僕がその事を追求したら、対応の仕方がふざけている。
僕と電話で話している最中に、同僚と冗談言って笑ったりしている。
僕が常識を持ち出して相手の非を説明したのに全く取り合おうとしない。

僕はかなり頭にきたので、本社の人事・教育担当の副社長にタラタラと苦情の手紙を書きました。
要するに訓練・教育の不行き届きですよ!と書いたわけです。
“お上”にお伺いを立てたのではありません。
僕と法の下で平等同等な副社長の責任を追求したのです。

もちろん僕はその副社長と面識はありません。
彼は僕の事も知りません。
でも、2ページに亘(わた)る丁重な手紙をもらいました。
翌日、支店長から謝罪の電話をもらいました。

つまり法の下での平等ですよ。対等ですよ。
どこの馬の骨だか分からないような僕が手紙を書いたからって、無視しません。


(hitler2.gif)

ところが“縦社会”では、このようには行きません。
ナイトメア・ネッツ(仮名)というブログサービスを運営している会社があります。
中国地方の小さな会社ですよ。
この社長がナイトメア・ブログの管理人をしています。

もちろん、“お上” の “縦社会思考” にどっぷりとつかっている“田舎侍”は“武士気取り” で “問答無用!”と言って、僕のブログを丸ごと“切り捨て”てしまいました。

問答無用!のあとの削除です!


『縦社会と横社会 (再考)』より
(2006年2月25日)

つまりねぇ、客の言うことがよく理解できたのならば、それなりの行動で誠意を示してくださいよ。 あなたは口先だけで全く誠意がありませんよ!

そうでしょうか?

確かに、あなたはこうして僕に粗品のサランラップとテッシュ・ペーパーをくれたけれど、こんなのは「貯金加入キャンペーン」の時にお客さんに配った時の余り物でしょう!? 何も貰わないよりはいいかもしれないけれど、僕としては、こんな物よりも30万円を一日でも早く引き出すことが重要なのですよ。 ところが、あなたは僕の要望を知っていながら本社に電話して「できるだけ処理を早めるように。。。」と言ってない。 どうですか?

。。。

黙っているところを見ると言ってないのでしょう!? だから、あなたには誠意が無いと言ったのですよ! 僕が諦めて出て行ったので、それ以上の事をあなたはしなかった! ところがノバ・スコシア銀行の本店の副社長は僕の返信に丁寧に手紙を書き、支店長は僕に電話をかけて寄越して誠意を示した。 それに比べると、あなたは口先だけですよ。 本店に電話して1日でも2日でも僕のために処理を早めてもらう。 そうすべきだったのですよ! 2時間半近く僕の話を聞いて「理解した」と言いながら、あなたは何もしなかった。 きっかり10日後に通帳が届いた。 それも僕が支店まで取りに行ったのですよ。 規則はねぇ~、人の上に君臨するものではないのですよ!

あんさんは支店長代理に向かって、こないな事まで言わはったん?

あのなァ~、相手が支店長代理やろうが、支店長やろうが、副社長やろうが、会長やろうが。。。言うべきことは言わんと、ヒトラーみたいな愚か者が世にのさばってくるねん。

【レンゲの独り言】

ですってぇ~。。。
怖いですわア~!
このような事まで書かれては尾花 隆様は迷惑すると思うのです。

でも、「ブログに書きますから」と言うデンマンさんに「どうぞ。。。、構いません」とおっしゃったのですから覚悟があったのでしょうね。
あなたは、どう思われますか?
ぜひ、コメントに書いてくださいね。

ええっ。。。IPアドレスを書かれて反論されるので、とても書く気にならないのですか?
あなたも、意気地の無い人なのですわね?

ええっ。。。「デンマンは非常識だから付き合いきれない」と、おっしゃるのですか?
うふふふふふ。。。
確かにデンマンさんは平均的な日本人ではありませんわよね。

とにかく、次回も興味深い話題が続くと思います。
また読みに戻ってきてくださいね。
じゃあ、また。。。

ィ~ハァ~♪~!

メチャ面白い、

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こんにちはジューンです。

日本の金融業界は1980年代に

驚くべき発展を遂げました。

バブル景気を迎えると、

日本のビジネス界の権力構造も変わってきました。

証券業界や建設業界、

それに不動産業界が台頭する一方で

経団連や銀行の地位が下がってきたのです。

ビジネス界の力関係が急速に変化すれば

既存の体制までが変わってしまうと、

財界のドンと大蔵省の上層部は

不安を掻き立てられました。

それで大蔵省の証券局が

野村證券スキャンダルの仕掛け人になったわけです。

ところで、卑弥子さんが面白いサイトを

やっています。

興味があったら、ぜひ次のリンクをクリックして

覗いてみてください。

『あなたのための笑って幸せになれるサイト』

とにかく、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょう。

じゃあね。バーィ

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