ゴヤと三島由紀夫


 

ゴヤと三島由紀夫

 


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デンマンさん。。。 “ゴヤ”というのは、あの有名なスペインの画家のことでござ~ますかァ~?


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そうです。。。

そのスペインの画家と日本の作家の三島由紀夫とどういう関係にあるのでござ~ますか?

あのねぇ~、夕べ バンクーバー市立図書館で借りた本を読んでいたら次の箇所に出くわしたのですよ。

三島由紀夫の講演


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いちばん思い浮かぶのがゴヤの例なんです。
ゴヤはご承知のように、はじめは非常に進歩派で、友だちのあいだにアナーキストもおりましたし、王制に反対の者もおりましたし、ゴヤはかなりシンパサイザーで、それらの連中とつき合ったり、いろんなものを描いておりました。

ゴヤのロス・カプリシアスなんかごらんになると、残酷な革命運動の弾圧の絵なんかございます。
そして、ゴヤはかなり激しい革命家的な絵をいっぱい描いております。


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ところが、あるとき、これに非常な弾圧が下りまして、ゴヤの友人たちは、あるいは死刑になり、あるいは長い牢獄生活を送らなければならなかった。
ところが、ゴヤは王さまに目をかけられて、おまえは思想さえ変えれば、これから宮中にいって、宮廷画家になったらどうだと。
ゴヤはそれにのって、ゴヤはそこで節を変えて、後半生は宮廷画家になったんですね。 (略)

そうすると、前のゴヤと、あとのゴヤはどこでつながるんだろうか。
そして、仮にも革命精神に共鳴した、あの激しい画家と、あとの宮廷の、女性たち、子供たちを描いた美しい絵と、どこがつながるんだろうか。
あそこに、おそらく芸術と政治、精神と政治とのわかれ目があるんじゃないか。


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そして、もしわたくしが精神といいますか、芸術だけに忠実であったらば……ちょっと、わたくしは芸術と精神をわけて考えます。
芸術だけに忠実であったら、ゴヤの道がいちばんいいんじゃないか。

自由自在に変節をする。
そのかわり、自分の芸術を大切にする。

そうすることによって、芸術を完成して、ひとりのゴヤよりも二倍のゴヤができた。
そして、人類の歴史にすばらしい美術を残したということになる。

 (中略)

政治というのはどこで、それにかかわってくるんだろうか。
政治は芸術にかかわる場合は、わたくしは政治といくら妥協しようと、なにしようとかまわない。

しかし、精神とかかわるときに骨があるんですね。
その骨と政治とかかわるときに、どういうことが起こるか。
わたしは容易ならんことが起こると思うんです。

そしてゴヤの場合は、はっきり悪口を言えば、精神がないと思うんです。

【昭和46(1971)年2月号】

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)


233-234ページ
『「文藝春秋」で読む戦後70年』
【第1巻】終戦から高度成長期まで
編集人: 石橋俊澄
平成27(2015)年7月21日 発行
発行所: 株式会社 文藝春秋

あらっ。。。 『「文藝春秋」で読む戦後70年』という御本をバンクーバー市立図書館で借りて読んだのでござ~ますか?

そうです。


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つまり、上の御本の中に 三島由紀夫の講演の記事が出てくるのでござ~ますか?

そういうことです。。。 卑弥子さんも知っている通り、三島由紀夫は割腹して自殺しましたからね。。。


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三島由紀夫はなぜ割腹して自殺しなければならなかったのか?

その答えが上の講演の中に書かれているとデンマンさんは思うのでござ~ますか?

そうですよ。。。 実は、上の講演は1970年の4月27日、ある研究会で三島由紀夫が語った内容を本人が加筆した記事なのです。。。 三島が割腹したのがその年の11月25日だから、上の講演は三島の自殺の半年前ということになるのですよ。。。 すでに、自分の死を予定したのではないかと僕には思える。

どのような所に、デンマンさんは三島の死を予感するのでござ~ますか?

次の箇所ですよ。

政治は芸術にかかわる場合は、わたくしは政治といくら妥協しようと、なにしようとかまわない。

しかし、精神とかかわるときに骨があるんですね。

その骨と政治とかかわるときに、どういうことが起こるか。

わたしは容易ならんことが起こると思うんです。


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そしてゴヤの場合は、はっきり悪口を言えば、精神がないと思うんです。

つまり、ゴヤには精神がない。。。思想がない!。。。と言っているのですよ。。。 それに対して三島は次のように宣言しているのですよ。


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“自分には精神がある。。。、

思想がある。。。、

だから、世の中がどのように変わろうが

俺は自分の思想のために

死ぬ覚悟ができている。

ゴヤのように芸術のために、

俺の思想を変えて。。。節を変えて

「世間にこびるような

御用作家」にはならない!”

つまり、三島は自分の思想のために死んだとデンマンさんは、文字通りに理解しているのでござ~ますか?

いや。。。 僕は文字通りに理解しているわけではありません。

それは、どういうわけですか?

三島は自分で自作自演の“憂国”という映画を作っているのですよ。


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この映画の中でも三島は主演を演じて割腹自殺しているのです。


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あらっ。。。 上の写真は映画で三島が割腹自殺をするシーンなのでござ~ますか?

そうなのですよ。。。

つまり、三島は割腹自殺することにこだわっていたのですわねぇ~。。。

そういうことです。。。

つまり、割腹自殺するための機会をうかがっていたと。。。。

あのねぇ~、ここで同じく自殺した作家・太宰治の手紙を読んでみてください。

井伏様御一家様へ、手記。


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このたび石原氏と婚約することに当たり、一礼申し上げます。
私は、私自身を、家庭的な男と思っています。
よい意味でも、悪い意味でも、私は放浪に耐えられません。

 (中略)

結婚は、家庭は、努力であると思います。
厳粛な、努力であると信じます。
浮いた気持ちはございません。
貧しくとも、一生大事に努めます。

ふたたび私が、破婚を繰り返したときには、私を完全な狂人として、棄てて下さい。
以上は、平凡な言葉ではございますが、私が、こののち、どんな人の前でも、はっきりと云えることでございますし、また神様のまえでも、少しの含羞もなしに誓言できます。
何卒、御信頼下さい。

昭和13年10月24日

津島修治 (太宰治の本名)

【昭和23(1948)年8月号】

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)


73ページ
『「文藝春秋」で読む戦後70年』
【第1巻】終戦から高度成長期まで
編集人: 石橋俊澄
平成27(2015)年7月21日 発行
発行所: 株式会社 文藝春秋

この手紙は交友20年に及んだ先輩作家の井伏鱒二に書いたものなのですよ。。。 意外にも、太宰は自分を“家庭的な男”だと思っていると書いている。

でも。。。、でも。。。、確か、太宰治は何度も自殺未遂をくりかえした挙句、昭和23(1948)年に愛人の山崎富栄と共に玉川上水で入水自殺したのですわよねぇ~。。。

そうです。。。 三島由紀夫も妻もあり、子もある“家庭人”ですよ。。。 おそらく、太宰治と同じように“結婚は、家庭は、努力である”と思い込んでいたでしょう! ホモである。。。、いや。。。 バイセクシャルである三島にとってはマジで“結婚は、家庭は、努力である”はずですよ。。。

。。。で、そういう努力家の三島がどうして割腹自殺したのですか?

だから、三島も太宰治のように死にこだわっていた。。。 三島が割腹自殺の映画を自作自演していたことからも それは実によく解る。。。

それで、三島が割腹自殺した理由とは いったい何でござ~ますか?

つまり、太宰の次の言葉が当てはまると思うのですよ。

破婚を繰り返したときには、

私を完全な狂人として、

棄てて下さい。

三島の場合は次のようになると思うのですよ。

マジで割腹自殺して

果てた時には、

狂気の沙汰だとご推察下さい。


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ですってぇ~。。。
確かに、戦後も20年以上が経っているというのに
昭和45年の平和ボケしている世の中で
割腹自殺を図るということは
常識では考えられないことですわよねぇ~?

おそらく平和ボケしている世間の皆様方に対する警告のつもりだったのでしょうか?

とにかく、ショッキングな出来事だったことには変わりありませんわ。

三島由紀夫はジムに通って男らしい体を鍛えることにこだわっていたようでござ~ます。

実は、あたくしも毎日ジムに通って“ヴィーナスのえくぼ”をゲットしたのですわよう。
うふふふふふ。。。

あなたは信じられないでしょう?

じゃあ、ここでお見せしますわねぇ~。。。


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どうでござ~ますかァ?

ええっ。。。 あたくしのお尻だとは思えないのでござ~ますかァ~?

どうしてよう?

ええっ。。。 スタイルがよすぎると、おっしゃるのござ~ますかァ~?

あたくしが十二単を一枚、一枚脱いでゆくと、
最後には上のようなおヌードになるのですわよう。

信じてくださいましなァ~。。。

“ヒトラーと姪”のお話も、大変興味深いですけれど、

第2次世界大戦のずっと前、日本の古代にも いろいろな面白いお話がござ~ますわァ。

だから、あなたのために平安史、古代史の記事を用意しましたわァ。

ぜひ お読みくださいまし。
では。。。

天武天皇と天智天皇は

同腹の兄弟ではなかった。 

天智天皇は暗殺された 

定慧出生の秘密 

藤原鎌足と長男・定慧 

渡来人とアイヌ人の連合王国

なぜ、蝦夷という名前なの?

平和を愛したアイヌ人

藤原鎌足と六韜

古事記より古い書物が

どうして残っていないの?

今、日本に住んでいる人は

日本人でないの?

マキアベリもビックリ、

藤原氏のバイブルとは?

とにかく、次回も興味深い記事が続きます。
だから、あなたも、また読みに戻ってきてくださいね。
じゃあ、またねぇ~。。。


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ジューンさんの熟女下着 June Adams 下着美人
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ところで、平成の紫式部こと、卑弥子さんは見かけによらず、京都の女子大学で腐女子に「日本文化と源氏物語」を講義している橘卑弥子・准教授という肩書きを持っています。

卑弥子さんの面白い話をもっと読みたい人は
下のリンクをクリックして読んでみてくださいね。



(annasalleh.jpg)

『オルフェと聖徳太子』

『寅さんの本棚』

『平成の紫式部』

『心にしみるウンチ』

『念願のトップページへ』

『愛とロマンの昔話』

『愛とロマンのアクセス解析』

『兄妹の恋のつづき』

『源氏物語エロいの?』

『酒が行って着物目変境』

『日本は外人に乗っ取られたの?』

『ん?ヒトラーはベジタリアン?』

『ふるさとの選挙と黒い霧』


(hama10.jpg)

『ハマグリにハマる』

『ハマグリの誘惑』

『ハマグリの足跡を追って』

『芭蕉と遊女』

『光源氏もビックリ』

『エロエロ源氏物語』

『悲痛の紫式部』

『卑弥子のえっち』

『白妙の和歌を探して』

『キーワード診断』

『紅のボート難民』

『ん?ネトウヨ』


(miya08.jpg)

『下衆のかんぐり』

『桓武天皇のママがネットで』

『ござが天皇とGOOGLE』

『エロ 建礼門院』

『一敗が三人に!』

『行田の黒い霧をはらう』

『ペルシャ人が飛鳥に』

『小柴垣草子』

『後白河上皇ダントツ』

『ブスと美人』

『エロい話が好き?』

『死んでも生きてる』

『失意の太田将宏』

『源氏物語とおばさんパンツ』

『霊仙はなぜ毒殺されたの?』

『紫式部が地獄へ』

『破戒僧円載』

『アショーカ王の愛と苦悩』

『どら平太の世界』

『三四郎とデンマンさん』

『ヒトラーの姪』

軽井沢タリアセン夫人の小百合さんが扮するゴディバ夫人 Sayuri
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